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異世界を楽しむ
022話 調理専門学校?
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僕達が学校に入って半年が過ぎたよ。
今、僕達は課外授業として森に来ている。比較的、弱い魔獣や獣しか居ない森ではあるけれども、何でこんな所に来ているかと言うと、食材を自分たちで採取する為…… らしいんだ。
校長先生の朝の挨拶は、
「いいですか、皆さん。調理師たるもの時には自分で食材を調達する必要があるかも知れません。勿論、この王都で調理師として働くならば恐らくその必要はないでしょう。けれども先の事は分かりません。ひょっとしたら何かの依頼で辺境や他の国に行って調理をする事が100%無いとは言えない筈です。そして、その場所ではひょっとしたら食材の調達まで自分でする必要があるかも知れません。その時に、調達なんか出来ないと断るのではなく優秀な調理師ならばでは、私が調達してこようと言えるのです。今回の課外授業では、その触りの部分を学んでいただきます。安全には十分に配慮しておりますので、引率の先生の指示を良く聞いて食材の調達を学んで下さい!!」
でした……。皆の顔が引きつっていたのは言うまでもないよね。だって、誕生日がきてる子でもまだ9歳だよ。普通は12歳からだよね? 僕の認識が間違ってるのかな?
けれども、そんな僕の思いは誰にも言えずにこの森まで来てしまったんだ。もう、腹を括るしかないよね。20人のクラスメイトを5人ずつ、4つの班に分けられたよ。
僕の班には、フェルちゃん、ライくん、クレアちゃん、そして、あの小太りくんが居るけど、カルイくんの顔色が悪い。
どうしたんだろうと思ってたら、違う班になりたかったのに自分よりも上の爵位の子息(ライくんを除く)ばかりの班に先生に無理やり入れられて、自分ばかりが仕事をさせられるんじゃないかって心配してたみたいだよ。コレはライくんがカルイくんから直接聞きだしたから、間違いない情報だよ。
そんな事はしないよと、僕、フェルちゃん、クレアちゃんが言うと、ちょっとだけ安心したみたいだ。
僕たちの班の引率をしてくれる先生は、街中でレストランを営んでいて今は息子さんにシェフを譲って悠々自適ですごしている、クレマイン先生だ。
「ホッホー! こりゃワシの班は楽チンそうじゃな。お貴族様が4人もおるし、ライは既に親父さんと一緒にシカ、ウサギ、それにツノウサギは狩った事があるじゃろ? ここには、今言った他におるのはカモとキジ、あー、コレを忘れとったが、一番危険なのがレッドバードじゃな。なーに、飛ばしてくる火さえ避ければ大丈夫じゃ。それにレッドバードは旨いぞう! もしも、レッドバードを狩れたならワシが料理してやろう!!」
ウソーッ! 本当に? 僕たちのやる気が俄然あがった瞬間だったよ。だって、クレマイン先生のレッドバードの料理は伝説級だって有名だからね。この言葉には僕たち5人全員がヨダレを垂らしてしまったくらいだ。
今回の課外授業では、事前に普段自分が使用している武器を持ってきていいと言われていたから、僕は刀を、フェルちゃんは小太刀を持ってきている。班ミーティングで他の子の武器を教えてもらった。
ライくんは弓矢で矢の数は20本だ。クレアちゃんは短剣を2振りで二刀流らしい。カルイくんは鈍器にもなるスタッフだったよ。話を聞いてみたら、どうやら家では魔法の訓練を主体にしているようで、水【水魔法】、青【風魔法】、白【氷魔法】がレベル4なんだって。そこで、主に青のレベル2魔法【風斬り】を使用して貰う事を決めた。
最前衛が僕でフェルちゃんとクレアちゃんがその次。その後ろにカルイくんと、ライくんに並んで来て貰う。
コレで森の中を進んで獲物を探す事になったんだ。そして、合図も決めて僕たちは森の中を進んだ。クレマイン先生は僕たちから15メートル離れた後ろを、エッチラオッチラと付いてきてる。けど、そのエッチラオッチラに僕以外は騙されているみたいだ。
他の4人は後ろを振り向けば先生が歩いて付いてきてるのを見て、あの歩き方じゃ獲物が気がついて逃げるんじゃないかって心配してるようだけど僕の気配察知では、4人の気配の方がずっと騒がしい気配を放っているんだ。むしろ先生の気配はよっぽど注意しないと察知出来ないレベルだよ。さすがは引率を任される先生だと僕は感心したよ。
進むこと30分。ウサギが2羽、辺りを時々警戒しながらエサを食べている。僕は後ろに停止、静かに僕の場所までの合図を出した。ウサギまでの距離は約15メートル。僕はカルイくんを指差して、それからウサギを示す。カルイくんは頷いて、音を出さずに口中で詠唱して、サッと立ち上がると魔法を放った。
カルイくんの魔法は見事に2羽のウサギの首を落としたよ。
僕はカルイくんを見てサムズアップしてから、仕留めたウサギに近づいて血抜きを始めた。
もう1羽はライくんが担当してくれている。他の3人は辺りの警戒をしてくれている。
そこにクレマイン先生が近づいてきた。
「凄いのう、見事な連携じゃったわい。コレならレッドバードも大丈夫じゃな。レッドバードが羽休めをする場所を教えるから、そこを目指してみるかの? どうじゃ?」
僕たちは手を止めずに先生の言葉に頷いたんだ。
よし、コレでレッドバードの最高級の料理を食べれそうだよ。
血抜きをおえたウサギを学校から支給された魔術袋に入れて、地面に掘った穴に貯めた血の上に頭を置いて、僕が赤【火魔法】のレベル5魔法、【高熱】で焼いた後、土を被せて埋めた。
それから、僕たちは先生が教えてくれた場所に向かう。途中では、シカとキジがいてライくんの弓矢で仕留めたよ。
そして遂に僕たちは辿り着く事が出来たんだ。レッドバードの羽休め場所に。ちょうど1羽しかおらず、どうするかを皆で話し合う事にしたんだけど、僕はここで少しワガママを言わせてもらった。
「僕一人!」
言葉の意味は僕が一人で狩ってみたいなんだけど、クレアちゃん以外は分かってくれたみたいだ。クレアちゃんにはフェルちゃんが説明してくれたよ。そして4人はうんと頷いてくれたから僕は頭を下げて感謝したよ。
さあ、僕の隠密行動(5)はレッドバードに通用するかな? したらいいなあ……
今、僕達は課外授業として森に来ている。比較的、弱い魔獣や獣しか居ない森ではあるけれども、何でこんな所に来ているかと言うと、食材を自分たちで採取する為…… らしいんだ。
校長先生の朝の挨拶は、
「いいですか、皆さん。調理師たるもの時には自分で食材を調達する必要があるかも知れません。勿論、この王都で調理師として働くならば恐らくその必要はないでしょう。けれども先の事は分かりません。ひょっとしたら何かの依頼で辺境や他の国に行って調理をする事が100%無いとは言えない筈です。そして、その場所ではひょっとしたら食材の調達まで自分でする必要があるかも知れません。その時に、調達なんか出来ないと断るのではなく優秀な調理師ならばでは、私が調達してこようと言えるのです。今回の課外授業では、その触りの部分を学んでいただきます。安全には十分に配慮しておりますので、引率の先生の指示を良く聞いて食材の調達を学んで下さい!!」
でした……。皆の顔が引きつっていたのは言うまでもないよね。だって、誕生日がきてる子でもまだ9歳だよ。普通は12歳からだよね? 僕の認識が間違ってるのかな?
けれども、そんな僕の思いは誰にも言えずにこの森まで来てしまったんだ。もう、腹を括るしかないよね。20人のクラスメイトを5人ずつ、4つの班に分けられたよ。
僕の班には、フェルちゃん、ライくん、クレアちゃん、そして、あの小太りくんが居るけど、カルイくんの顔色が悪い。
どうしたんだろうと思ってたら、違う班になりたかったのに自分よりも上の爵位の子息(ライくんを除く)ばかりの班に先生に無理やり入れられて、自分ばかりが仕事をさせられるんじゃないかって心配してたみたいだよ。コレはライくんがカルイくんから直接聞きだしたから、間違いない情報だよ。
そんな事はしないよと、僕、フェルちゃん、クレアちゃんが言うと、ちょっとだけ安心したみたいだ。
僕たちの班の引率をしてくれる先生は、街中でレストランを営んでいて今は息子さんにシェフを譲って悠々自適ですごしている、クレマイン先生だ。
「ホッホー! こりゃワシの班は楽チンそうじゃな。お貴族様が4人もおるし、ライは既に親父さんと一緒にシカ、ウサギ、それにツノウサギは狩った事があるじゃろ? ここには、今言った他におるのはカモとキジ、あー、コレを忘れとったが、一番危険なのがレッドバードじゃな。なーに、飛ばしてくる火さえ避ければ大丈夫じゃ。それにレッドバードは旨いぞう! もしも、レッドバードを狩れたならワシが料理してやろう!!」
ウソーッ! 本当に? 僕たちのやる気が俄然あがった瞬間だったよ。だって、クレマイン先生のレッドバードの料理は伝説級だって有名だからね。この言葉には僕たち5人全員がヨダレを垂らしてしまったくらいだ。
今回の課外授業では、事前に普段自分が使用している武器を持ってきていいと言われていたから、僕は刀を、フェルちゃんは小太刀を持ってきている。班ミーティングで他の子の武器を教えてもらった。
ライくんは弓矢で矢の数は20本だ。クレアちゃんは短剣を2振りで二刀流らしい。カルイくんは鈍器にもなるスタッフだったよ。話を聞いてみたら、どうやら家では魔法の訓練を主体にしているようで、水【水魔法】、青【風魔法】、白【氷魔法】がレベル4なんだって。そこで、主に青のレベル2魔法【風斬り】を使用して貰う事を決めた。
最前衛が僕でフェルちゃんとクレアちゃんがその次。その後ろにカルイくんと、ライくんに並んで来て貰う。
コレで森の中を進んで獲物を探す事になったんだ。そして、合図も決めて僕たちは森の中を進んだ。クレマイン先生は僕たちから15メートル離れた後ろを、エッチラオッチラと付いてきてる。けど、そのエッチラオッチラに僕以外は騙されているみたいだ。
他の4人は後ろを振り向けば先生が歩いて付いてきてるのを見て、あの歩き方じゃ獲物が気がついて逃げるんじゃないかって心配してるようだけど僕の気配察知では、4人の気配の方がずっと騒がしい気配を放っているんだ。むしろ先生の気配はよっぽど注意しないと察知出来ないレベルだよ。さすがは引率を任される先生だと僕は感心したよ。
進むこと30分。ウサギが2羽、辺りを時々警戒しながらエサを食べている。僕は後ろに停止、静かに僕の場所までの合図を出した。ウサギまでの距離は約15メートル。僕はカルイくんを指差して、それからウサギを示す。カルイくんは頷いて、音を出さずに口中で詠唱して、サッと立ち上がると魔法を放った。
カルイくんの魔法は見事に2羽のウサギの首を落としたよ。
僕はカルイくんを見てサムズアップしてから、仕留めたウサギに近づいて血抜きを始めた。
もう1羽はライくんが担当してくれている。他の3人は辺りの警戒をしてくれている。
そこにクレマイン先生が近づいてきた。
「凄いのう、見事な連携じゃったわい。コレならレッドバードも大丈夫じゃな。レッドバードが羽休めをする場所を教えるから、そこを目指してみるかの? どうじゃ?」
僕たちは手を止めずに先生の言葉に頷いたんだ。
よし、コレでレッドバードの最高級の料理を食べれそうだよ。
血抜きをおえたウサギを学校から支給された魔術袋に入れて、地面に掘った穴に貯めた血の上に頭を置いて、僕が赤【火魔法】のレベル5魔法、【高熱】で焼いた後、土を被せて埋めた。
それから、僕たちは先生が教えてくれた場所に向かう。途中では、シカとキジがいてライくんの弓矢で仕留めたよ。
そして遂に僕たちは辿り着く事が出来たんだ。レッドバードの羽休め場所に。ちょうど1羽しかおらず、どうするかを皆で話し合う事にしたんだけど、僕はここで少しワガママを言わせてもらった。
「僕一人!」
言葉の意味は僕が一人で狩ってみたいなんだけど、クレアちゃん以外は分かってくれたみたいだ。クレアちゃんにはフェルちゃんが説明してくれたよ。そして4人はうんと頷いてくれたから僕は頭を下げて感謝したよ。
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