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オマケの件
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【僕のスキルが歩だった件】
僕の名前はユウジ・カミシロと言います。ご先祖様はこの世界全てを救った英雄で、カミシロ・トウジと言います。僕はトウジの妻の一人、サヤの系列に連なる者です。
そして、もう一人の妻マコトの系列に連なる家系がカミクロ家です。
僕は2年前に自分のスキルを無の男神様の神殿で教えて貰いました。僕のスキルは歩というらしいです。
一体どんなスキルなのかはまだ分からないのですが、ご先祖様がこの世界にもたらしたゲームの将棋の駒に最弱の歩という駒がある為になんの役にも立たないクズスキルだろうと父上に言われました…… それから僕は本邸から出されて離れに住む事になっしまったのですが、僕には希望がありました。
それは将棋でいつも父上をコテンパンにやっつけていた母上の言葉で、
「ユウジ、歩が無いと王将は直ぐに囲まれて詰んでしまうの。だから、貴方のスキルもきっと素晴らしいスキルの筈よ」
と1年前に病で亡くなるまでそう言ってくれてたんです。
その希望を胸に今日まで精一杯努力をして生きてきました。そして12歳になり成人となった僕は父上から追放を宣言されて家を追い出されました。
でも、僕はくじけません。僕の心の中には今でも母上の言葉があります。そして、ご先祖様はあの偉大なカミシロ・トウジです。
僕は冒険者ギルドの前で、コレからの自分を見ていて下さいと天国の母上やご先祖様にお願いしました。必ず、自分の手の届く範囲の人たちを守れるような大人になりますと、誓いながら僕は冒険者ギルドの扉をくぐりました。今、僕の冒険が始まります!!
※作者より
転載に際して、カクヨム版にはない【その後の件】という話を書き下ろしてます。(このオマケの件の前話です)最後までお読み頂き有難うございました。
僕の名前はユウジ・カミシロと言います。ご先祖様はこの世界全てを救った英雄で、カミシロ・トウジと言います。僕はトウジの妻の一人、サヤの系列に連なる者です。
そして、もう一人の妻マコトの系列に連なる家系がカミクロ家です。
僕は2年前に自分のスキルを無の男神様の神殿で教えて貰いました。僕のスキルは歩というらしいです。
一体どんなスキルなのかはまだ分からないのですが、ご先祖様がこの世界にもたらしたゲームの将棋の駒に最弱の歩という駒がある為になんの役にも立たないクズスキルだろうと父上に言われました…… それから僕は本邸から出されて離れに住む事になっしまったのですが、僕には希望がありました。
それは将棋でいつも父上をコテンパンにやっつけていた母上の言葉で、
「ユウジ、歩が無いと王将は直ぐに囲まれて詰んでしまうの。だから、貴方のスキルもきっと素晴らしいスキルの筈よ」
と1年前に病で亡くなるまでそう言ってくれてたんです。
その希望を胸に今日まで精一杯努力をして生きてきました。そして12歳になり成人となった僕は父上から追放を宣言されて家を追い出されました。
でも、僕はくじけません。僕の心の中には今でも母上の言葉があります。そして、ご先祖様はあの偉大なカミシロ・トウジです。
僕は冒険者ギルドの前で、コレからの自分を見ていて下さいと天国の母上やご先祖様にお願いしました。必ず、自分の手の届く範囲の人たちを守れるような大人になりますと、誓いながら僕は冒険者ギルドの扉をくぐりました。今、僕の冒険が始まります!!
※作者より
転載に際して、カクヨム版にはない【その後の件】という話を書き下ろしてます。(このオマケの件の前話です)最後までお読み頂き有難うございました。
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