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第9稿

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 自分の中で、何か不思議と吹っ切れた感がある。俺はどちらかというと運命論者で、物事には流れがあると単純に思ってしまうからかも。バンドを組んだ。それが終わりを迎えた。バラバラになったピースは、もはや修復不能。プロを目指してた俺らに、もう止めろと大いなる誰かに引導を渡されてる気すらある。違う道を探しなさいと天から諭されてるような。そんなことも考えてしまう。これってやはり運命論者。そう思いこんだ方が楽だ。だって自分の思い通りにならない時、自分でいいように解釈して、ストーリー立てて、自分で納得する着地点を作らないと自分を苦しめるだけだから。そうでもしなきゃ成功する人としない人で簡単に分けられてしまう世界。それってこれ以上残酷なことはない。そろそろボヘミアンも卒業だ。で、最初にやるべきこと。金輪際、ギターには触れない。っていうか、今は、見たくもない。
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