種々雑多(しゅじゅざった)

純喫茶

　先日、バレンタインコーナーで見掛けたご夫婦が、真剣にチョコを選んでいて、
それぞれが会計を済ませて大事そうに紙袋を下げて、エレベーターに入ってきて、
〝いつも、ありがとう。〟って送りあっていたんです。
　素敵なバレンタインだなぁって思いました。

　本日も、どうぞよしなに。


　今回は〝純喫茶〟にしたんですが…ノスタルジックになりそうです。
昭和を生き抜いた方々にしか、浸れない内容かも知れません。…悪しからず。
　
　子供の時の純喫茶じゅんきっさのイメージは、暗くて、煙草臭いところでした。
喫茶店と純喫茶が混在するようになった頃、よく違いが判らないものでした。
　純喫茶は、L字カウンターがあり、テーブル席、革張りのソファー席があって、
薄暗い照明で、煙草臭くて、ドアにカウベルが付いてる印象でした。

　近所にあった純喫茶は、L字カウンターに珈琲豆が敷き詰められていて、ガラスが乗せられたものでした。頭上のペンダントライトもオレンジっぽいもので、独時の雰囲気でした。
　さらにメニューも、定番のナポリタン、オムライス、タマゴサンドといった軽食。クリームソーダ、プリン・ア・ラ・モード、フルーツパフェなど デザート。
セットメニューのケーキなどが記憶にあります。

　ところで、その頃の喫茶店のコーラって覚えていますか？
私はコーラ派ではなかったので、うろ覚えなのですが…確か、氷が入ったグラスに
コーラが注がれて、何故か輪切りのスライスレモンか、くし形切りのレモンが添えてあったような、気がするんです。
　何故、レモンが添えてあったのでしょう？
そのレモンをしぼって、コーラを飲んでいる人を見たことがなかったので、
ずっと不思議だったんですよ。
　いつの間にかコーラをオーダーしても、レモンが添えられなくなっていたんです。

　何かキッカケがあって、コーラにレモンが添えられるようになって、
同じように何かキッカケがあって、コーラのレモンが消えたんでしょうが、
一体、何があったんでしょうね？
　今では、レモンがないのが当然のように思えますが、あの頃の喫茶店が考えた
〝映え〟だったのでしょうか？


　すみません。更新時間予約がされていなかったことに、気付くのが遅くて、
こんな時間になってしまいました。