3 / 86
第1章 彼氏バレにはご注意を
3話 まさかまさかのコラボ決定!?
しおりを挟む
家族会議も終わり少しげんなりとしながら部屋に戻ると仕事用のスマホに通知が来ていた。
昔はよく鳴っていたスマホも最近ではマネージャーからの連絡ぐらいしかなく、特に何かをやらかした覚えが無いので誰からか分からずスマホの画面を覗くと、やはりと言うか何と言うかマネージャーからの連絡だった。
だがほぼほぼ運営から放置気味な俺のところにマネージャーからの連絡がある時は大抵俺が大炎上した時だけで、今日の様なボヤ程度ならいちいち連絡が来ないはずだ。
なのでもしかすると俺の認知していないところで大炎上したのかと思うと、スゥーっと額から汗が流れる。
震える指でスマホのロックを解除してマネージャーからの連絡内容を確認するとそこには想像もしてないことが書かれていた。
『九重ホムラさん現在あなたに他事務所からのコラボの打診が来ています。ご確認いただけましたらこちらにご連絡ください。そこでこの件について話し合いましょう。』
正直意味がわからなかった。
それもそうだ俺のところに来るコラボの打診などほとんどがユメノミライの名前に肖りたいだけの登録者が一桁のよく分からない連中だけだったからだ。それに今の俺はもはや歩く爆薬庫である。そんな俺とコラボした相手にどれだけのメリットがあるか、いや圧倒的にデメリットの方が大きい。それはどんなに小さな企業であってもだ。
そんな事をうじうじと考えながらもマネージャーに拝見しました。と一報送ったところすぐに通話が掛けられた。
すぐに通話に出るとそこからは40代ほどの男性の声が聞こえた。その声を聞いた瞬間またかと思ってしまった。
元々俺のマネージャーは同期と同様に1人の女性が担当していたが、とある事件が起こってからはすぐにマネージャーが交代し、それからと言うモノ何度も当たり前のようにこちらには何の連絡も無くマネージャーが代わり、正直殆どのマネージャーの名前を俺は知らない。
そんな風に俺が考え事をしているとスマホから心配そうな声が聞こえた。
「返事がありませんが九重ホムラさん大丈夫ですか?」
それを聞いて俺の意識は思考をやめ会話へと移った。
「すみません。少し考え事をしていました。それで早速なのですが俺に来たコラボの詳細を聞いてもよろしいですか?」
「はい。大丈夫ですよ」
マネージャーがそう言うとスマホの奥から何か紙を動かす音が聞こえた後にコラボの詳細を話し始めた。
そしてその内容を聞いてまたしても呆けてしまった。
俺にコラボを打診して来たvtuberはユメノミライと同等、いやそれ以上にvtuber界隈に影響力を持つ事務所アンダーライブの一期生にして男性ライバーの頂点と言ってもいいほどの男、二階堂 ハジメだったからだ。
正直全く信じられ無かった俺は話し合いにも集中出来ずに、合間合間にマネージャーに何度も確認してしまった。マネージャーには悪い事をしたとは思うがそれでも信じられない様な相手なのだから許してほしい。
まぁそんな感じで殆ど話し合いにならなかったが何と久しぶりのコラボが決まってしまった。
昔はよく鳴っていたスマホも最近ではマネージャーからの連絡ぐらいしかなく、特に何かをやらかした覚えが無いので誰からか分からずスマホの画面を覗くと、やはりと言うか何と言うかマネージャーからの連絡だった。
だがほぼほぼ運営から放置気味な俺のところにマネージャーからの連絡がある時は大抵俺が大炎上した時だけで、今日の様なボヤ程度ならいちいち連絡が来ないはずだ。
なのでもしかすると俺の認知していないところで大炎上したのかと思うと、スゥーっと額から汗が流れる。
震える指でスマホのロックを解除してマネージャーからの連絡内容を確認するとそこには想像もしてないことが書かれていた。
『九重ホムラさん現在あなたに他事務所からのコラボの打診が来ています。ご確認いただけましたらこちらにご連絡ください。そこでこの件について話し合いましょう。』
正直意味がわからなかった。
それもそうだ俺のところに来るコラボの打診などほとんどがユメノミライの名前に肖りたいだけの登録者が一桁のよく分からない連中だけだったからだ。それに今の俺はもはや歩く爆薬庫である。そんな俺とコラボした相手にどれだけのメリットがあるか、いや圧倒的にデメリットの方が大きい。それはどんなに小さな企業であってもだ。
そんな事をうじうじと考えながらもマネージャーに拝見しました。と一報送ったところすぐに通話が掛けられた。
すぐに通話に出るとそこからは40代ほどの男性の声が聞こえた。その声を聞いた瞬間またかと思ってしまった。
元々俺のマネージャーは同期と同様に1人の女性が担当していたが、とある事件が起こってからはすぐにマネージャーが交代し、それからと言うモノ何度も当たり前のようにこちらには何の連絡も無くマネージャーが代わり、正直殆どのマネージャーの名前を俺は知らない。
そんな風に俺が考え事をしているとスマホから心配そうな声が聞こえた。
「返事がありませんが九重ホムラさん大丈夫ですか?」
それを聞いて俺の意識は思考をやめ会話へと移った。
「すみません。少し考え事をしていました。それで早速なのですが俺に来たコラボの詳細を聞いてもよろしいですか?」
「はい。大丈夫ですよ」
マネージャーがそう言うとスマホの奥から何か紙を動かす音が聞こえた後にコラボの詳細を話し始めた。
そしてその内容を聞いてまたしても呆けてしまった。
俺にコラボを打診して来たvtuberはユメノミライと同等、いやそれ以上にvtuber界隈に影響力を持つ事務所アンダーライブの一期生にして男性ライバーの頂点と言ってもいいほどの男、二階堂 ハジメだったからだ。
正直全く信じられ無かった俺は話し合いにも集中出来ずに、合間合間にマネージャーに何度も確認してしまった。マネージャーには悪い事をしたとは思うがそれでも信じられない様な相手なのだから許してほしい。
まぁそんな感じで殆ど話し合いにならなかったが何と久しぶりのコラボが決まってしまった。
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる