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第5章 新たなるステージ
64話 汚ねぇクソ豚どもがぁ! その1
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園野さんから連絡が来て1週間後
俺と園野さんはユメノミライを運営している会社へとやって来ていた。
「着きましたね園野さん」
「そうですね……。あのホムラさん」
「どうかしましたか?」
「その……ずっと気になってたんですけど、その格好何ですか?」
そう言って園野さんは何やら若干引いている表情をしながら俺の方を指差した。
「え?変ですか?」
「いや似合ってますけど……」
そんな園野さん的には評価の低い俺の今の格好は、相手への威嚇の意も込めて、全身頭の上から爪先までをブランド品でガッチガチに固めて、THE成金衣装と言う服を身に纏っていた。
普通の人が着たらそのブランド品の数々に、服を着るのではなく、服に着られているという状況になっていたのだが、一応こんなんでも俺は金持ち一家の長男だ。
礼儀作法は一通り出来るし、それに加えて両親のいいとこ取りをしたこの顔とスタイルで、いつもは面倒で全身◯ニクロで固めていた為、単なるイケメンだったのだが、ブランド品で全身固めたおかげで俺は、単なるイケメンから、金持ちのイケメンに早替わりしたのだった。
と、そんなわけで今までは全身◯ニクロで固めていた男が、いきなり誰もが知っている様なブランド品で全身固めていた為、そんな俺を見て園野さんは引いていたと言う訳だ。
「そんじゃ、早速行きますか」
「それもそうですね。」
そう言って全身ブランド品で固めた俺と、色々と資料を手にしたぴっちりとしたスーツを着込んだ園野さんの2人で、会社の中へと入っていった。
社内に入ると周りの男女問わず何やら俺たちの方へと視線を移すと、その後近くの社員とコソコソ話をしている様子が目についた。
「なんか社員さん達こっち見てヒソヒソしてるけど、もしかして俺達が何の用でここに来たかバレてたりするんかな?」
「いえ、多分ホムラさんの見た目のせいだと思いますよ……」
「そっか……やっぱ似合ってなかったのかな?この格好」
正直俺も流石にこれはやり過ぎかな?と思っていた為、先程園野さんに褒められた?けどやっぱり似合ってなかったのかな?
やっぱり腕時計とか靴だけとか、一部だけにしとけばよかったなと今更なからに後悔した。
そんな事を園野さんと話しながら、受付さんに話した所とある会議室へと案内された。
園野さんが少し重厚そうな扉をノックすると、中からしゃがれた声で「入れ」と一言聞こえた。
それに対して園野さんは頭を下げて失礼しますと言って部屋の中に入り、俺は今回悪い金持ちエミュをするつもりなので、若干不機嫌そうな表情をして両手をポケットに突っ込み、俺は偉い人なんだぞオーラを全開に会議室へと潜入した。
中に入るとそこには案の定見た事もない、金と権力で肥えた豚が5匹偉そうに、見た目からもわかる高そうな椅子に鎮座していた。
ここで俺はこの豚達に喧嘩を売りに来たのだから、俺は先制攻撃としてありとあらゆる暴言を吐かれた、俺の暴言ファイルから言葉を選び、メンタルブレイクしてやろうとしたところに、普通に園野さんに言葉を重ねられて、俺の出鼻は味方にへし折られやる気を無くし、そのまま豚の秘書をしている女性に促されて、俺達も高そうな椅子に腰掛けた。
そうして俺と園野さんチームVS肥えた豚チームでの勝負が始まった。
のだが、今回の作戦実は俺の仕事もう終わってるんだよな。
本来なら俺主体で話を進めなきゃいけないとは思うのだが、いかんせん俺は経営者でもないし、何なら一度もまともに社会に出た事のない人間だ。
そんな奴が会社の事について、無能とはいえどその手のプロと話し合えるかと言われれば、絶対に不可能だ。
という訳で俺は今回の作戦上の立ち位置は、みんなを引っ張るリーダーでも無く、色々な作戦を考える参謀でも無く、体一つで頑張る下っ端でも無く、金と権力を合わせもった煌びやかな単なる神輿だ。
つまるところ俺のやることと言えば、何を言われてもずっと堂々としている以上だ。
そんな訳で俺は今現在すっごい暇なんだ。
さっきから園野さんが豚の何匹かと色々話し合っており、そこに暇だから耳を傾けていると、初めの方は九重ホムラの名前がいっぱい出て来ていたので、内容はよく分からないけど、多分俺の話をしていて、相手の顔色があまりよろしくないところからこちらが優勢なんだという事は分かっていたのだが、話し合いが始まって30分経った頃に園野さんが出した書類に、相手の俺と同じ神輿役をやらされている1番無能そうな豚が、書類にサインをした。
それを見た俺は話し合いが終わったんだな。と思った次の瞬間、今度は園野さんが先程までとは比べ物にならない量の資料を取り出すと、それを豚一味に配り話し始めた。
その最中に労基やら法律云々が聞こえて来だと思うと、先程までは温厚だった豚の1匹がブチ切れて園野さんに殴りかかろうとしたところを、ずっと入り口付近で俺たちの話し合いを聞いていた、屈強な男が拘束してそのまま会議室の外へと連行されて行った。
その際豚がえぐえぐと涙を流しながら汚らしく嗚咽を漏らしており、俺は園野さんがどうやってあの豚を追い詰めたのか気になり、一応俺にも渡されていた資料に目を通したところ、そこには色々なお金関係を表した資料が2枚あったのだが、その2つの資料に書かれた日時と相手の名前は同じなのにも関わらず、そこに書かれた金額が微妙に違う風に書かれていた。
1度も社会に出た事のない俺でさえそれを見たら、さっきの嗚咽を漏らしていた豚が何をやっていたかが分かった。
「わ~お!これ横領じゃん!」
驚きのあまり俺は思った事を声に出していたが、その俺の発言を聞いた豚一味の1人が、ビクリと肩を揺らした。
それを見た俺はもしやと思い、再度資料を見直したところ、そこには2人分の名前が書かれており、多分だが連れ去られた人と、さっき肩を揺らしていた人の2人が横領していたのだと確信した。
にしても、この会社腐ってんね~
俺と園野さんはユメノミライを運営している会社へとやって来ていた。
「着きましたね園野さん」
「そうですね……。あのホムラさん」
「どうかしましたか?」
「その……ずっと気になってたんですけど、その格好何ですか?」
そう言って園野さんは何やら若干引いている表情をしながら俺の方を指差した。
「え?変ですか?」
「いや似合ってますけど……」
そんな園野さん的には評価の低い俺の今の格好は、相手への威嚇の意も込めて、全身頭の上から爪先までをブランド品でガッチガチに固めて、THE成金衣装と言う服を身に纏っていた。
普通の人が着たらそのブランド品の数々に、服を着るのではなく、服に着られているという状況になっていたのだが、一応こんなんでも俺は金持ち一家の長男だ。
礼儀作法は一通り出来るし、それに加えて両親のいいとこ取りをしたこの顔とスタイルで、いつもは面倒で全身◯ニクロで固めていた為、単なるイケメンだったのだが、ブランド品で全身固めたおかげで俺は、単なるイケメンから、金持ちのイケメンに早替わりしたのだった。
と、そんなわけで今までは全身◯ニクロで固めていた男が、いきなり誰もが知っている様なブランド品で全身固めていた為、そんな俺を見て園野さんは引いていたと言う訳だ。
「そんじゃ、早速行きますか」
「それもそうですね。」
そう言って全身ブランド品で固めた俺と、色々と資料を手にしたぴっちりとしたスーツを着込んだ園野さんの2人で、会社の中へと入っていった。
社内に入ると周りの男女問わず何やら俺たちの方へと視線を移すと、その後近くの社員とコソコソ話をしている様子が目についた。
「なんか社員さん達こっち見てヒソヒソしてるけど、もしかして俺達が何の用でここに来たかバレてたりするんかな?」
「いえ、多分ホムラさんの見た目のせいだと思いますよ……」
「そっか……やっぱ似合ってなかったのかな?この格好」
正直俺も流石にこれはやり過ぎかな?と思っていた為、先程園野さんに褒められた?けどやっぱり似合ってなかったのかな?
やっぱり腕時計とか靴だけとか、一部だけにしとけばよかったなと今更なからに後悔した。
そんな事を園野さんと話しながら、受付さんに話した所とある会議室へと案内された。
園野さんが少し重厚そうな扉をノックすると、中からしゃがれた声で「入れ」と一言聞こえた。
それに対して園野さんは頭を下げて失礼しますと言って部屋の中に入り、俺は今回悪い金持ちエミュをするつもりなので、若干不機嫌そうな表情をして両手をポケットに突っ込み、俺は偉い人なんだぞオーラを全開に会議室へと潜入した。
中に入るとそこには案の定見た事もない、金と権力で肥えた豚が5匹偉そうに、見た目からもわかる高そうな椅子に鎮座していた。
ここで俺はこの豚達に喧嘩を売りに来たのだから、俺は先制攻撃としてありとあらゆる暴言を吐かれた、俺の暴言ファイルから言葉を選び、メンタルブレイクしてやろうとしたところに、普通に園野さんに言葉を重ねられて、俺の出鼻は味方にへし折られやる気を無くし、そのまま豚の秘書をしている女性に促されて、俺達も高そうな椅子に腰掛けた。
そうして俺と園野さんチームVS肥えた豚チームでの勝負が始まった。
のだが、今回の作戦実は俺の仕事もう終わってるんだよな。
本来なら俺主体で話を進めなきゃいけないとは思うのだが、いかんせん俺は経営者でもないし、何なら一度もまともに社会に出た事のない人間だ。
そんな奴が会社の事について、無能とはいえどその手のプロと話し合えるかと言われれば、絶対に不可能だ。
という訳で俺は今回の作戦上の立ち位置は、みんなを引っ張るリーダーでも無く、色々な作戦を考える参謀でも無く、体一つで頑張る下っ端でも無く、金と権力を合わせもった煌びやかな単なる神輿だ。
つまるところ俺のやることと言えば、何を言われてもずっと堂々としている以上だ。
そんな訳で俺は今現在すっごい暇なんだ。
さっきから園野さんが豚の何匹かと色々話し合っており、そこに暇だから耳を傾けていると、初めの方は九重ホムラの名前がいっぱい出て来ていたので、内容はよく分からないけど、多分俺の話をしていて、相手の顔色があまりよろしくないところからこちらが優勢なんだという事は分かっていたのだが、話し合いが始まって30分経った頃に園野さんが出した書類に、相手の俺と同じ神輿役をやらされている1番無能そうな豚が、書類にサインをした。
それを見た俺は話し合いが終わったんだな。と思った次の瞬間、今度は園野さんが先程までとは比べ物にならない量の資料を取り出すと、それを豚一味に配り話し始めた。
その最中に労基やら法律云々が聞こえて来だと思うと、先程までは温厚だった豚の1匹がブチ切れて園野さんに殴りかかろうとしたところを、ずっと入り口付近で俺たちの話し合いを聞いていた、屈強な男が拘束してそのまま会議室の外へと連行されて行った。
その際豚がえぐえぐと涙を流しながら汚らしく嗚咽を漏らしており、俺は園野さんがどうやってあの豚を追い詰めたのか気になり、一応俺にも渡されていた資料に目を通したところ、そこには色々なお金関係を表した資料が2枚あったのだが、その2つの資料に書かれた日時と相手の名前は同じなのにも関わらず、そこに書かれた金額が微妙に違う風に書かれていた。
1度も社会に出た事のない俺でさえそれを見たら、さっきの嗚咽を漏らしていた豚が何をやっていたかが分かった。
「わ~お!これ横領じゃん!」
驚きのあまり俺は思った事を声に出していたが、その俺の発言を聞いた豚一味の1人が、ビクリと肩を揺らした。
それを見た俺はもしやと思い、再度資料を見直したところ、そこには2人分の名前が書かれており、多分だが連れ去られた人と、さっき肩を揺らしていた人の2人が横領していたのだと確信した。
にしても、この会社腐ってんね~
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