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第6章 過去の思い出

76話 定例会

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無事母出さんの人気が出た日の週末、俺達はメンバー全員で集まって、毎週末の恒例行事となっている定例会をやっていた。

「それじゃあこれより私達ユメノミライの第5回定例会を始めたいと思います。」
「「「はい」」」
「それじゃあまずは皆んな今週で変わったことはあった?まずはホムラ君から」
「はい、俺ですね。俺は2回目の動画シリーズを上げたことによって、登録者が200人も増えましたね。あとは……そうそうメモをよく取るようになりましたね。」
「えー本当にホムラさんの伸び方は凄いですね」
「母出さんありがとうございます。でもそんなこと言ってる母出さんが今週1番伸びましたよね?」
「そ、そうですね」

そう言われた母出さんは少し照れ臭そうにそう答えてくれた。

以前までの定例会では、自分だけが伸びが悪く元気が無かったので、喜ぶ母出さんの声を聞いて俺は、作戦こそ失敗したもののやってよかったと思ったのと同時に、強力なライバルが現れた事に、全力で喜べなかった。

母出さんの登録者数は、先週までは300人と圧倒的に少なかったのが、今回の動画の効果でまさかの一気に+700人と言う、俺の初配信以降初めてのチャンネル登録祭りが始まり、俺に続いて2番目に登録者数が1000人を突破した。

それに俺が1番恐れているのは、今の現状でも母出さんはもう1つの、元ヤンバレと言う俺が元々計画していたギャップを利用した進化を残している事、そして今の母出さんの人気でギャップ何でものが、配信バレでもしたら俺の登録者を抜かれる!と思うので、俺は1人絶対に母出さんをカメラが回っている場所では怒らせないことを誓った。

「本当今週のマミさんの伸び方凄いよね~。ミリーちゃん」
「そうだなキラメさんと私も、サーとマミさんに追いつく為にも、もっと努力せねばならないな」
「そうだね!」

今週はそこまで伸びなかった2人は、俺たちを目標に頑張ることを誓いあっており、その様子に微笑ましく思いながらも、これからも追いつかれ…いや、追い抜かれ無いように頑張らないとな。

それはそれとして

「…………あのー軍神さん?」
「どうかしましたか?サー」
「そのサーと言うのは?俺の名前にサなんて文字入ってないんですが?」
「サーは知らないのか?」
「あーはい、全く知りませんね。」

そこから俺は軍神さんから、何故自分がサーと呼ばれているかと、何故残りの2人が普通の呼び方なのかを聞いた。

「な、なるほどなー」
「わかってくれましたか?」
「いやまぁ意味はわかったけど、出来れば俺も普通に呼んで欲しいのですが……」

その俺のお願いを聞いた軍神さんは、少し考えた後却下してきた。

「そうだ!名前の呼び方といえば!」
「いえば、どうかしたんですか?」
「ホムラ君!君の私たちの呼び方がすっっっっっごく硬い!」
「はぁ、そうですか?」
「そうだよ!苗字にさん付けは流石に硬いよ!」
「いやでもね星野さん。」
「ほらまた!という訳でホムラ君には、これからは私たちの事を下の名前で呼んでもらいます!」
「えー、なんか今更下の名前で呼ぶの恥ずかしいんですけど……」
「知りません!これは会長命令です!」

マジか……いや俺も最近みんなのそれぞれの呼び方変わってきてたから、俺も帰る時かな?とは思ってはいたが、まさかいきなり下の名前か……

いや、考えてたって変わるもんも変わらん!

それにしたの名前で呼べって言ったのは、あっちだ俺が恥ずかしがることはない!

「えっとじゃあ……改めてよろしくき、キラメさん」
「あ、さん付けも禁止ね」
「は、はぁ????何故?WHY?」
「だってねぇ?」
「ねぇ」
「ああ、そうだな」
「え?何?何で俺抜きでわかり合ってんの?」
「「「さん付けはキャラ似合わない」」」

そ、そうなのか?
俺的にはおふざけ紳士キャラでやってるつもりなんだが?

「そんなに合わないのか?」
「全く合ってない!」
「そうね全然合ってないわね」
「残念だが」
「おいおいマジかよ……特にどの辺りが?」

俺のその質問に少し考えた後に星野さんが、……いやキラメが答えた。

「えっとね。まずホムラ君ってめちゃくちゃ陽キャって言うんだっけ?そんな感じじゃん。それも1番偉い感じの。そんな人が私達に苗字でさん付けは似合わないかなって……どう?」
「え?ちょっと待ってくれ。俺って陽の者なのか?大学で親しい奴が名前の知らん奴が1人だけの俺がか?」
「それは……」

キラメが少し言葉に詰まると、キラメとミリーとマミ…さんの3人でコソコソ話をし始めた。

微かに聞こえてくる声からは、何か呆れている口調でイケメンだとか何とか、話しているのが聞こえて来たが俺には何のことかさっぱりだった。

そうして何かを話し合った3人は、満足したのか戻って来て話の続きをする事になった。

「それじゃあホムラ君改めて私たちの事1人ずつ呼んでくれる?それで今日の会議終わろうと思うから!」
「マジで?」
「マジもマジ!大マジだよ!」

そうふんっと自信満々に鼻で息を吐くキラメを見て、俺は諦めたように名前を呼び始めた。

「それじゃあ、まずはキラメ」
「はい!」
「次にミリー」
「サー」
「そして最後がマミ………………さん。すいません流石に年上の方を呼び捨てはちょっと」
「私は全然大丈夫ですよ。それにこちらの方が私も落ち着きますから」

そう微笑むマミさんはまさに聖母の様だった。

あー、これは人気出るわ

そんな感じで俺達の定例会は終わりを告げた。

そしてこの定例会が後の生徒会議事録と言いう、ユメノミライ学園での週一でやる恒例行事へと変わり、それを機に俺たちは更に人気を高めていった。
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