vtuberさんただいま炎上中

なべたべたい

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第6章 過去の思い出

80話 二期生の初配信

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二期生の初配信当日

1番手の久瀬ヤウロは流石はコネデビューと言った所、案の定配信は面白くなく、音量調整に配信画面も適当に素材を置いただけで逆に不快感のある配信で、一応ユメノミライの二期生だからという点で見てくれている人だけが残り、その他のリスナーは流石に無理だと配信画面を閉じたせいか、同接数は初配信にして100人行くか行かないか程度だった。

そんな叩かれる事はないが、なぜコイツがユメノミライに入れたんだ?と思われている久瀬ヤウロの配信は終わり、次は金城カネコの初配信なのだが……

「皆様初めましてでございますわ~!私はユメノミライ二期生の金城カネコですわ~。本日は一期生でもある私の先輩のホムラ様と、同期のノマド様を探しに行くために、私のプライベートジェットからお送りいたしますわ~!」
「ご紹介にありました。ユメノミライ一期生になったばかりの九重ホムラです。よろしくね」

という訳で今俺と金城は現実で初めて見たプライベートジェットに、2人してコスプレとお面を被るスタイルで黒服さんが持っているカメラに2人で手を振っていた。

「ホムラ様ホムラ様、今少し宜しいですか?」
「いいけどどうした?今は金城の初配信何だから俺とじゃなくて、もっとリスナーと話したほうがいいんじゃないか?」
「いえ、それは後でやるのでか大丈夫ですわ。それで質問なのですけど、この衣装少し目立ちませんこと?コスプレにお面って……」
「いやいや金城お前何を言い出すかと思えば、俺達の職業って何だ?」
「vtuberですわ」
「だろ?あのな金城しょうがないから俺が先輩として教えてやる。vtuberってのは目立ってナンボの職業何だよ!なんせ面白いかは置いといて今のところギリギリだけど、1番目立ってる俺がユメノミライで1番人気だからな!」
「なるほどですわ!」

そんな事を俺と金城が話していると、プライベートジェットの高度は少しずつ下がっていき、俺たちが目指していた目的地についた事を教えてくれた。

「という訳で「やって来ました!ブラジル(ですわ~)!」」

コメント
:ふぁーwww
:初配信でコスプレしてブラジル行くとかバカだろw
:コレがユメノミライの二期生か
:頭おかしいだろ!
:ホムラもフッカルかよ!
:うわ、マジもんのブラジルじゃんw

始めて来たブラジルに少しテンションが上がりながら周りを見渡していると、金城が話しかけて来た。

「ホムラ様ってポルトガル語話せますでしょうか?私は英語とフランス語だけしか話せませんわ!流石にポルトガル語はちんぷんかんぷんですわ~!」
「そうなの?俺は英語に韓国語に他は中国コメントが少し話せるぐらいかな?とは言っても韓国語は何回か旅行で行ってそこで覚えた程度だし、何なら中国語に関したら大学の講義で覚えた程度だから人と話せるかって聞かれたら、正直わかんない程度だけどね」
「なるほどですわ。でしたらノマド様捜索は私の黒服達に任せましょうか!」

なるほどな~。プライベートジェットを持つレベルの金持ちの付き人になるなら、ポルトガル語も話せないといけないのか……

いやクッソ要求レベル高いな!
けどまぁ、

「俺も金城も話せないなら仕方ないか……でも1回ぐらいは配信もしてる事だし、通行人にぐらいは話聞いといたほうがいいかもな」
「なるほどですわ~!でしたらあの方なんていかがでしょう?」

そう言って金城が指差したのは、本当に何処にでもいそうな人……ではなく、明らかにヤバそうな肩には刺青に手首や首周りに金ピカな装飾を着けている、園野さんばりに筋骨隆々の大柄な大男だった。

「何故にあの人がいいと?」
「何故ですか?そんなのあの方がここら一帯のボスっぽい見た目をしているからですわ~!」
「そうだな、まぁ一般人に聞くよりかは、何か知ってそうだな。よし話しかけに行くか!」

そうして俺と金城はそのいかにもヤバそうな人物に話しかけに行った。



俺様はここら一帯を裏で牛耳っている組織のボスだ。

今日はオフの日で休日を楽しんでいたのだが、何でも今この辺りには、プライベートジェットで黒服を連れた金持ちがやって来たってのを部下の1人から今聞いたのだが、コレは商売の匂いがするぜ。

そんな事を大男が考えていると、その今ちょうど話題に上がっていた一団の姿が見えた。

ほう……あれが例の金持ちか。

そう男が遠目にその一団を観察していると、いきなりその一団の中に居る金持ちそうな衣装を着た女が指を刺して来た。

ま、まさかこの短時間で俺の正体に気がついたのか?

いやまさかな……そんな訳

そう男が自分の考えを振り払う為に頭振っていると、その金持ち集団の中にいる、周りの黒服とは違う衣装をした2人がこちらに振り向いた。

今までは後ろ姿で気が付かなかったが、今こちらを向いて初めて気がついたのだが、その2人は顔に奇妙な仮面を付けていた。

コレも今更なのだが、普通ならこんな場所にプライベートジェットと見知らぬ人間に黒服とか居たら、絶対に人だかりができてそうなモノなのだが、よくよく周りを観察してみると、周りの一般の連中も何やらその一団とは目を合わせない様にしている事に気がついた。

そんな事を1人頭の中で男が分析をしていると、その変な格好をした2人が勢いよくコチラに手を振って近づいて来た。

うわぁぁ!!!来やがった!

「誰だお前らは?俺様に何の様だ?」

男は少し怒気を含めながらそう発したのだが、その辺な格好をした2人は一切怯む事なく、一体何語かも分からない言語でコチラに話しかけて来た。

いや何なんだよコイツら。
普通こう言うのってその国の言語で話しかけてくるもんじゃないのか?

よくわかんねぇけど怖えよ!早くどっか行けよ!

「テメェら要件がねぇならさっさと失せろ!」

男がさっきから意味の分からない言語で話しかけてくる2人組を追っ払う為に、今度は先程よりも怒気を含めて発したのだが、今度は2人組の男の方がいきなり肩を組んできた。

いや、なになになになに!?!?

何で?どうして今肩を組んだんだ?
言葉は分からなくても雰囲気で怒ってるのは伝わったよね?

本当コイツらの頭どうなってんだよ?もしかしてヤクやってんのか?
怖えよ!

男が1人恐怖していると、その変な仮面を被った2人組のいきなり肩を組んできた男の方が、服の中から1枚の少女が映った写真を取り出し見せて来た。

いやだからなんだよ!
何?この子がどうしたの?探してんの?

頼むから誰か俺にこの状況を説明してくれよ!

男がそんな明らかにヤバい2人組に絡まれて、完全に固まっていると、その2人組はお互いの顔を見合わせて顔を横に振り、先程までやけに親しそうに肩を組んでいた男が離れた。

これで解放される。

そう男が思った瞬間、今度は女がいきなり高笑いをし始めたと思うと、100は入っているであろう厚みの札束の入った紙袋を渡して来た。

いやだから怖えよ!

何だよ何なんだよ!さっきからと言うか何で急に金?怖えよ!そんな見るからに怪しい金受け取れるかよ!

男はこれ以上この頭のおかしい2人組と関わっていると、ダメな気がして逃げようとした。

だが男は黒服に囲まれて逃げる事はできなかった。

「もう本当に勘弁してくれ!」

その後変な仮面をした2人組から解放された男の元に、先程の黒服の一団が訪れると、普通にネイティブなポルトガル語で、写真の少女を探している事を教えられた。

「…………いや話せるのかよ!」
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