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「お爺様、いい加減諦めがつきまして?」
「誰が諦めるか!?」
「まぁ、そんな聞き分けの無い。もう良いお年なんですから駄々を捏ねても仕方がないではありませんか。」
「駄々っ。」
「駄々でしょう?聞き分けの無い駄々っ子でしょう?」
あのですね、頭の上で口論しないでくださいな。
お母様の第二子妊娠が判明してから早一カ月、いまだにアンナローズ様もロブルバーグ様もレイナスに居たりします。
「御安心なさって下さい、シオル殿下の教師は私が致しますので。」
「なんで年寄りの楽しみを法王なんぞに潰されにゃならんのだ。お前に任せたりなんぞしようものならシオル殿下が穢れるわい!」
今日も変わらずギャーギャーと王城は賑やかです。
お母様は悪阻の真っ最中のため、自然とロブルバーグ様といることが多いのですが現在はアンナローズ様が加わり更に賑やかになりました。
庭園に植えてある野菜や果物、温室に植えられている各種薬草の名前と効能を教えてくれるとの事だったので、ロブルバーグ様と手を繋ぎながら散策しています。
ロブルバーグ様とだけ手を繋いでズルイ!とのアンナローズ様の主張から、右手にロブルバーグ様、左手にアンナローズ様です。
散策を始めたばかりの頃は足元の草や、虫を見付けてはお勉強モードだったんですけど。
時間が経つにつれて足が地面に着かなくなってきました。
手を繋いだままリアクションをとるので身長が足りない私の足はぷーらぷらしてます。
真面目に痛いです。肩が外れるー。
「失礼いたします!ロブルバーグ様、アンナローズ様!陛下がお呼びですので謁見の間においでいただけますでしょうか。」
今日もロブルバーグ様を捜して庭園に走り込んできた近衛騎士さん。
前に図書室内に走り込んできた彼が今回も伝令のようです。近衛騎士の仕事ってパシリなの?
「アンナローズよ。」
「なんですかお爺様?」
「嫌な予感がひしひしとするのじゃが・・・・・・」
「まぁ私もですわ。奇遇ですわね?時間切れですわよきっと。」
「ううぅ、行きたくない。」
項垂れながらとぼとぼと歩くロブルバーグ様、ここ最近で一気に老けました。
謁見の間にから扉越しにも分かる気迫に今にも逃げ出しそうなロブルバーグ様の腕を捕まえてアンナローズ様が扉を開けると、目の前に黒服の大群が居ました。
「倪下!」
「法王猊下、お迎えに上がりました。」
ロブルバーグ様に気がついたとたん一斉に視線が集まりました。
「儂は猊下ではない!それに法王はこれからコンクラーベで選定だろうが!」
黒服集団に怒鳴り付けるように否定すると、白い司祭服に身を包んだ壮年の男性が進み出た。
「コンクラーベは済んでますので何ら問題はありませんよ。」
黒髪の小父様はゆっくりと頭を下げるとそう述べました。
歳を重ねたからこそ纏える精悍さを備えた小父様は真っ直ぐにロブルバーグ様を見詰めています。
「げっ、フランツ。」
「はい、フランツです。ちなみに拒否権はありません。期日までに本部へと戻るよう再三に渡り文を届けていたはずですからいらっしゃらなかった貴方に否とは言わせません。」
部屋はそれなりの広さがあるはずなのに、大声を出している訳でもないのにフランツさんの声は良く響き聞こえやすい。
「嫌だ。」
往生際が悪いロブルバーグ様がアンナローズ様の拘束を振りほどき扉まで逃げ出すよりも速く、フランツさんの合図で屈強な黒服の司祭さんがロブルバーグ様を捕獲してしまった。
「いい加減観念してください。御運びしろ。」
「こら、下ろすんじゃ!儂は法王にはならん。」
「輿まで丁重に御運びして軟禁しておけ。」
「「「はい!」」」
「うぉー、フランツ。覚えてろー!」
あっという間にロブルバーグ様が運び出されていきました。
「レイナス王陛下、ご協力に感謝申し上げます。」
「あっ、ああ。しかしロブルバーグ様、猊下は大丈夫でしょうか。」
「えぇ何ら問題はありません。寧ろレイナス王国の皆様には御迷惑をお掛け致しました。」
優雅に礼をするフランツさんはスッと私の傍らに立つアンナローズ様に視線をよこす。
伏し目がちに流された視線ははぅぅ、色っぽく見えます。
「猊下を迎えに上がった筈の貴女まで御迷惑をお掛けするしまつ、何か弁明がおありなら帰路でゆっくりと御聞きします。」
あー、顔はにっこり笑ってますけど目が恐いです。
「わっ、私はこれから孤児「孤児院でしたら教会から既に寄附を届けてありますからわざわざ貴女が出向く必要はありません。」
」
がっつり言葉を被せてアンナローズ様の主張を潰しましたよフランツさん。
「さぁ貴女もさっさと馬車に乗ってください。さもなくば軟禁されたいですか?」
「大人しく馬車に乗らせて頂きます。」
観念したのかしょんぼりとしてしまったアンナローズ様。ずっと一緒だったロブルバーグ様が居なくなってしまうと言う不安だけでも喪失感に苛まれる。
「あっ、あの。」
「王子殿下であらせられますね、ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。私はフランツ、双太陽神教で枢機卿をしております。このような形で貴方の教育者を連れ帰らねばならない無礼を御許しください。」
「なんとかならないのですか?」
自分の前に膝をつき、目線を合わせるようにして名乗ったフランツさんは真摯に謝罪をしてくれました。
子供相手にもこの対応が出来る素晴らしい人なのかもしれません。
「申し訳ありませんが、難しいかと思われます法王は禅譲を赦されませんから。」
そんな地位を本人の了解を得ずに決めちゃダメでしょう。
「ですから法王となるのは高齢の者がつくのです。これも天の思し召しですよ。」
不満はあっても宗教が絡む案件に一介の小国のお子ちゃま王子が関与できるはずがないもの。
「へいか、せめておみおくりしてきてもよろしいでしょうか。」
もう会えなくなるのならなおのこと、これ迄色々な事柄を教えてくれたロブルバーグ様にきちんと御別れの挨拶と感謝の意を伝えたかった。
「あぁ、私も行こう。」
頷いて了承してくれた父様に駆け寄ると、ひょいっと抱き上げられる。
「本当に休まれることなく出発なさるのですか?歓迎の宴をと思っておりましたが。」
「御心遣い感謝致しますが、脱走されては敵いませんのでこれで。」
「そうですか、分かりました。国境までお送りします。」
「ありがとうございます。」
それだけ述べると颯爽と身を翻して部屋を出ていったフランツさんに続き、それ待て控えていた黒服の司祭の皆さんもゾロゾロと王宮の正門前に移動してます。
正門前には部屋で見た黒服の司祭とは別に多数の従者らしき人達が出発の準備を整えてフランツさんの登場を待ち構えていました。
「ロブルバーグ様ありがとうございました。おげんきで。」
豪奢な馬車の窓にはがっちりと鉄格子が嵌められ、唯一の出入り口には立派な錠前が掛けられてます。これは逃げられないわ。
「ううう、儂の老後の楽しみが。シオル殿下が立派に成長する姿を間近で見れると思っておったのに。」
「お、大きくなったらぜひステンドグラスのこうぼうを、けんがくさせてください。」
「会いに来て下さると?」
「はい、おやくそくします。ですからながいきしてくださいね。」
「ううう、わかった。約束じゃぞ。反故にしたら化けてでるからの。」
えっ、お化けとか勘弁。
「いきます、いきますから!」
「法王になるしかないのならまぁ、できるかぎり権威とやらを振りかざして好き勝手するわい。」
「ご安心をそんなことはさせませんよ。挨拶はお済みですね?それではスノヒスヘ出発。」
フランツさんの合図で一斉に動き出した教団員の行列が新しい法王を護衛しながら派手に城門を通過していく。
これまで育ててくれたロブルバーグ様の馬車が外壁を越えるのを
見送る内に、寂しさと感謝に潤んだ瞳は本人の意思を無視して決壊したようです。
なかなか泣き止まない私を抱き上げると、父様はポンポンと背中を優しくあやすように叩いてくれます。
「大きくなったら約束通り、スノヒスヘ行かないとな。」
「は、はい・・・・・・」
「その為には沢山学ばなければいけないなぁ。」
「はい。」
「代わりの師を捜さなければいけないなぁ。」
「はい~。」
「シオルは何を学びたい?」
学びたいこと、そんなの決まってる。
戦争を放棄した日本で産まれた。今思えば戦いで命を喪う心配のない代わり映えない日常がいかに幸せであったのか。
アンナローズ様の話を聞いて漠然と願った。
戦乱のない平和な世界で暮らしたい。
「み、みんながしあわせにく、くらすためにひつようなことをすべて、しりたいですぅ~!」
泣きながら告げた言葉にふわりと笑うと父様は私の頭を撫でてくれた。
「わかった。やれるだけやってみろ。父様はいつまでもお前の味方だ!男ならその夢、全力で叶えて見せろ!!」
「はい!」
遠ざかる一行の向かう先に広がる大地を見詰めながら、とりあえず中身は女の子なので明日から頑張ろうと心に決めた。
「誰が諦めるか!?」
「まぁ、そんな聞き分けの無い。もう良いお年なんですから駄々を捏ねても仕方がないではありませんか。」
「駄々っ。」
「駄々でしょう?聞き分けの無い駄々っ子でしょう?」
あのですね、頭の上で口論しないでくださいな。
お母様の第二子妊娠が判明してから早一カ月、いまだにアンナローズ様もロブルバーグ様もレイナスに居たりします。
「御安心なさって下さい、シオル殿下の教師は私が致しますので。」
「なんで年寄りの楽しみを法王なんぞに潰されにゃならんのだ。お前に任せたりなんぞしようものならシオル殿下が穢れるわい!」
今日も変わらずギャーギャーと王城は賑やかです。
お母様は悪阻の真っ最中のため、自然とロブルバーグ様といることが多いのですが現在はアンナローズ様が加わり更に賑やかになりました。
庭園に植えてある野菜や果物、温室に植えられている各種薬草の名前と効能を教えてくれるとの事だったので、ロブルバーグ様と手を繋ぎながら散策しています。
ロブルバーグ様とだけ手を繋いでズルイ!とのアンナローズ様の主張から、右手にロブルバーグ様、左手にアンナローズ様です。
散策を始めたばかりの頃は足元の草や、虫を見付けてはお勉強モードだったんですけど。
時間が経つにつれて足が地面に着かなくなってきました。
手を繋いだままリアクションをとるので身長が足りない私の足はぷーらぷらしてます。
真面目に痛いです。肩が外れるー。
「失礼いたします!ロブルバーグ様、アンナローズ様!陛下がお呼びですので謁見の間においでいただけますでしょうか。」
今日もロブルバーグ様を捜して庭園に走り込んできた近衛騎士さん。
前に図書室内に走り込んできた彼が今回も伝令のようです。近衛騎士の仕事ってパシリなの?
「アンナローズよ。」
「なんですかお爺様?」
「嫌な予感がひしひしとするのじゃが・・・・・・」
「まぁ私もですわ。奇遇ですわね?時間切れですわよきっと。」
「ううぅ、行きたくない。」
項垂れながらとぼとぼと歩くロブルバーグ様、ここ最近で一気に老けました。
謁見の間にから扉越しにも分かる気迫に今にも逃げ出しそうなロブルバーグ様の腕を捕まえてアンナローズ様が扉を開けると、目の前に黒服の大群が居ました。
「倪下!」
「法王猊下、お迎えに上がりました。」
ロブルバーグ様に気がついたとたん一斉に視線が集まりました。
「儂は猊下ではない!それに法王はこれからコンクラーベで選定だろうが!」
黒服集団に怒鳴り付けるように否定すると、白い司祭服に身を包んだ壮年の男性が進み出た。
「コンクラーベは済んでますので何ら問題はありませんよ。」
黒髪の小父様はゆっくりと頭を下げるとそう述べました。
歳を重ねたからこそ纏える精悍さを備えた小父様は真っ直ぐにロブルバーグ様を見詰めています。
「げっ、フランツ。」
「はい、フランツです。ちなみに拒否権はありません。期日までに本部へと戻るよう再三に渡り文を届けていたはずですからいらっしゃらなかった貴方に否とは言わせません。」
部屋はそれなりの広さがあるはずなのに、大声を出している訳でもないのにフランツさんの声は良く響き聞こえやすい。
「嫌だ。」
往生際が悪いロブルバーグ様がアンナローズ様の拘束を振りほどき扉まで逃げ出すよりも速く、フランツさんの合図で屈強な黒服の司祭さんがロブルバーグ様を捕獲してしまった。
「いい加減観念してください。御運びしろ。」
「こら、下ろすんじゃ!儂は法王にはならん。」
「輿まで丁重に御運びして軟禁しておけ。」
「「「はい!」」」
「うぉー、フランツ。覚えてろー!」
あっという間にロブルバーグ様が運び出されていきました。
「レイナス王陛下、ご協力に感謝申し上げます。」
「あっ、ああ。しかしロブルバーグ様、猊下は大丈夫でしょうか。」
「えぇ何ら問題はありません。寧ろレイナス王国の皆様には御迷惑をお掛け致しました。」
優雅に礼をするフランツさんはスッと私の傍らに立つアンナローズ様に視線をよこす。
伏し目がちに流された視線ははぅぅ、色っぽく見えます。
「猊下を迎えに上がった筈の貴女まで御迷惑をお掛けするしまつ、何か弁明がおありなら帰路でゆっくりと御聞きします。」
あー、顔はにっこり笑ってますけど目が恐いです。
「わっ、私はこれから孤児「孤児院でしたら教会から既に寄附を届けてありますからわざわざ貴女が出向く必要はありません。」
」
がっつり言葉を被せてアンナローズ様の主張を潰しましたよフランツさん。
「さぁ貴女もさっさと馬車に乗ってください。さもなくば軟禁されたいですか?」
「大人しく馬車に乗らせて頂きます。」
観念したのかしょんぼりとしてしまったアンナローズ様。ずっと一緒だったロブルバーグ様が居なくなってしまうと言う不安だけでも喪失感に苛まれる。
「あっ、あの。」
「王子殿下であらせられますね、ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。私はフランツ、双太陽神教で枢機卿をしております。このような形で貴方の教育者を連れ帰らねばならない無礼を御許しください。」
「なんとかならないのですか?」
自分の前に膝をつき、目線を合わせるようにして名乗ったフランツさんは真摯に謝罪をしてくれました。
子供相手にもこの対応が出来る素晴らしい人なのかもしれません。
「申し訳ありませんが、難しいかと思われます法王は禅譲を赦されませんから。」
そんな地位を本人の了解を得ずに決めちゃダメでしょう。
「ですから法王となるのは高齢の者がつくのです。これも天の思し召しですよ。」
不満はあっても宗教が絡む案件に一介の小国のお子ちゃま王子が関与できるはずがないもの。
「へいか、せめておみおくりしてきてもよろしいでしょうか。」
もう会えなくなるのならなおのこと、これ迄色々な事柄を教えてくれたロブルバーグ様にきちんと御別れの挨拶と感謝の意を伝えたかった。
「あぁ、私も行こう。」
頷いて了承してくれた父様に駆け寄ると、ひょいっと抱き上げられる。
「本当に休まれることなく出発なさるのですか?歓迎の宴をと思っておりましたが。」
「御心遣い感謝致しますが、脱走されては敵いませんのでこれで。」
「そうですか、分かりました。国境までお送りします。」
「ありがとうございます。」
それだけ述べると颯爽と身を翻して部屋を出ていったフランツさんに続き、それ待て控えていた黒服の司祭の皆さんもゾロゾロと王宮の正門前に移動してます。
正門前には部屋で見た黒服の司祭とは別に多数の従者らしき人達が出発の準備を整えてフランツさんの登場を待ち構えていました。
「ロブルバーグ様ありがとうございました。おげんきで。」
豪奢な馬車の窓にはがっちりと鉄格子が嵌められ、唯一の出入り口には立派な錠前が掛けられてます。これは逃げられないわ。
「ううう、儂の老後の楽しみが。シオル殿下が立派に成長する姿を間近で見れると思っておったのに。」
「お、大きくなったらぜひステンドグラスのこうぼうを、けんがくさせてください。」
「会いに来て下さると?」
「はい、おやくそくします。ですからながいきしてくださいね。」
「ううう、わかった。約束じゃぞ。反故にしたら化けてでるからの。」
えっ、お化けとか勘弁。
「いきます、いきますから!」
「法王になるしかないのならまぁ、できるかぎり権威とやらを振りかざして好き勝手するわい。」
「ご安心をそんなことはさせませんよ。挨拶はお済みですね?それではスノヒスヘ出発。」
フランツさんの合図で一斉に動き出した教団員の行列が新しい法王を護衛しながら派手に城門を通過していく。
これまで育ててくれたロブルバーグ様の馬車が外壁を越えるのを
見送る内に、寂しさと感謝に潤んだ瞳は本人の意思を無視して決壊したようです。
なかなか泣き止まない私を抱き上げると、父様はポンポンと背中を優しくあやすように叩いてくれます。
「大きくなったら約束通り、スノヒスヘ行かないとな。」
「は、はい・・・・・・」
「その為には沢山学ばなければいけないなぁ。」
「はい。」
「代わりの師を捜さなければいけないなぁ。」
「はい~。」
「シオルは何を学びたい?」
学びたいこと、そんなの決まってる。
戦争を放棄した日本で産まれた。今思えば戦いで命を喪う心配のない代わり映えない日常がいかに幸せであったのか。
アンナローズ様の話を聞いて漠然と願った。
戦乱のない平和な世界で暮らしたい。
「み、みんながしあわせにく、くらすためにひつようなことをすべて、しりたいですぅ~!」
泣きながら告げた言葉にふわりと笑うと父様は私の頭を撫でてくれた。
「わかった。やれるだけやってみろ。父様はいつまでもお前の味方だ!男ならその夢、全力で叶えて見せろ!!」
「はい!」
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