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第十二話『お引越し』
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あれから三ッ塚家一行はクレマンティーヌ・ローランド王女殿下の計らいで、隔離……王族が住む本城から離れた場所にあるこじんまりとした離宮の一つを貸し切る形で兄弟揃って住む事を許してもらった。
離宮といっても、地球にある二階建て住宅の三ッ塚家が庭ごと三つは余裕で入りそうなお屋敷なのだ。
本来ならば何人かメイドさんとかを入れて管理する規模だけど、クレマンティーヌ殿下は慣れない異世界生活で、不安定になった勇者一家に暴走されるよりも、纏めて隔離した方が安全だと皆を説得してくれた。
「姉ちゃんおはよ~」
目を擦りながらはじめに起きてきたのは、やはり蒼汰だ。
「そうちゃんおはよう! 悪いんだけど遥斗(はると)と陸斗(りくと)起こしてくれる?」
由紀はこの離宮の使用許可を得た後、屋敷内を探検して、豪華な調度品がある広い部屋ではなく、使用人が住み込みで生活できる様にと、併設されていた居住区に自室を決めた。
はじめこそ、貴族の広くて絢爛豪華な調度品が設置された部屋に喜んでいた弟たちだった。
しかし電気の無い広すぎる室内も、地球よりも窓に隙間があり隙間風が吹き込んでくる事で揺れるカーテンも、常に廊下から聞こえてくる夜勤のメイドや騎士達の足音も怖かったらしい。
そして素人目にも高価だとわかる、美術館や展覧会に飾ってあるような調度品の数々を、万が一壊したり汚したりして弁償になったらと思うと、緊張してゆっくり休むことが出来なかったようだ。
クレマンティーヌ殿下から許可を取り付けて奏音と移動した時には、貴族の暮らしに馴染めない下賤のものだと嘲られた。
また、城に仕える使用人たちからは、わざわざ使用人住居区域に部屋を移動するなんてと、お貴族様生活に憧れる使用人たちの蔑視を受けた。
しかし、それが一体なんになると言うのだろうか。
この身ひとつでこの世界に召喚された弟たちは、私と奏音が引っ越したと知るや否や、引き止める貴族たちをガン無視して、いそいそと離宮へ移動してきた。
使用人たちが煮炊きをするための厨房設備は、当然と言うべきかいなか、ガスも水道も電気もない。
煉瓦で作られた竃に外からとってきた薪を焚べて、肝っ玉母ちゃん魔法の中の生活魔法で火をつける。
よくよく調べれば、肝っ玉母ちゃん魔法は汎用性が大変高い。
大魔導師になった陸斗や遥斗程の攻撃力が高い魔法や防御力が高い魔法は使えないけれど、使える魔法属性に制限が無いのである。
「わかったついでに星夜(せいや)を起こして奏音(かなと)連れてこさせるよ」
「お願いします!」
この離宮に引っ越してからもともとの三ツ塚家での朝のやり取りが復活した。
復活しないのはアルトリード父さんが居ないことくらいだけれど。
それぞれを起こして朝食をとらせ終わる頃に、ディートヘルムが奏音を迎えにやってくる。
「ユキ殿おはようございます」
「おはようございます、ディートヘルムさん。 今日も奏音をよろしくお願いいたします」
「おねぇちゃん行ってきます!」
「今日もディートヘルムさんのお話を良く聞いていい子にするのよ?」
「うん!かなちゃんいい子するもん」
両腕を握りしめて力強い返事をしてくれた奏音を送り出して、他の弟達をそれぞれの先生のもとに送り出す。
肝っ玉母ちゃん魔法を駆使して朝食で使った食器や、汚れた衣類を洗濯してついでに乾燥まで終わらせる。
空き部屋に汚れ物を集めて扉を閉めると、閉めた扉に両手をついて目を閉じる。
思い浮かべるのはピカピカに洗い上がって乾燥した食器類と、ふわふわに洗い上がってほんのり柔軟剤の香りがするたたみ終わった衣類だ。
「よし! 『キレイになぁれ!』」
その瞬間、扉に光る魔法陣が展開されるのだけど、この魔法陣がなれるまでしばらくかかった。
魔法陣のイメージって、円形の中に六芒星や呪文っぽい記号が並んでいて、カッコイイイメージがあると思う。
しかし肝っ玉母ちゃん魔法の魔法陣は、ちょっと趣きが違うようで、円形の中の二重丸の間に日本語で『肝っ玉母ちゃん魔法』と等間隔で並んでいる。
そして、そのど真ん中に、ヒョウ柄の服を纏った笑顔のパンチパーマ風の髪型をしたおばちゃんが映し出されるのだ。
使う肝っ玉母ちゃん魔法の種類に応じて、肝っ玉母ちゃん魔法陣のおばちゃんが、横顔だったり怒っていたりと変化するものの、ヒョウ柄とパンチパーマ風の髪型は同じだったりする。
ちなみにひとつひとつに肝っ玉母ちゃん魔法をかけるときには、この魔法陣は必要ないし、『肝っ玉母ちゃんの子守唄(ララバイ)』みたいに私がなにか行動をしなければ発動できないものも魔法陣は必要ない。
……何気なく陸人の前で試しに魔法陣を展開した事で盛大に笑われたっけ。
星夜はいそいそと私に対して今使える『肝っ玉母ちゃん魔法』の魔法陣をせがんでは、城から持ち帰った羊皮紙に真剣な顔をして描き写していた。
「なぁ、聖夜にい……そんなおもしろ魔法陣描き写して何に使うのさ?」
「んー? 元の世界に帰るための魔法陣を作れないかと思って色々調べてるんだよ」
最も遅く帰ってくる星夜は帰還魔法陣の研究をしているらしい。
そのために、由紀達が召喚された魔法陣や実際に行われた儀式なども合わせて調べているらしい。
「そっかぁ、無理はしちゃだめだからね? 寝るときは必ずここに帰ってきて寝るのよ?」
「そうだぜ、星夜にいが居眠りとか恐ろしすぎるわ!」
そんなことになれば、確かに前回の客室半壊事件ふたたびとなってしまうだろう。
兄弟それぞれが、自分のステータスに合った教師を付けられ分かれて勉強することにも少しずつ慣れてきたように思う。
はじめは人見知りしていた奏音もすっかりディートヘルム騎士団長に慣れたようで、今日はディートヘルム騎士団長の肩の上に乗せられて楽しそうに帰ってきた。
お父さん、お父さんよりもディートヘルム騎士団長のほうが父親してるんですけど?
今日も由紀は、城で働く下働き達に混ざって仕事をこなしていた。
初日こそ侍女たちに混ざって仕事をさせてもらったが、それがメイドになって下働きまで下がるのにあまり時間は掛からなかった。
まぁ侍女たちは中位貴族……伯爵、子爵家の令嬢たちの行儀見習い兼花嫁修業がメインで王族や貴賓のお世話などの華やかなお仕事がメインだ。
そして騎士団への差し入れを持って結婚相手を探すのもお仕事のうちらしい。
これが男爵、一代限りの準男爵家などの下級貴族のメイドになると部屋の掃除や汚れたリネンの交換などがお仕事になる。
私のジョブ『肝っ玉母ちゃん』を鍛えるには侍女やメイドのお仕事では鍛えられないとのことで、早々に一番忙しい下働き達の仕事場に連れてこられるようになった。
『肝っ玉母ちゃん魔法』の魔法陣を施した洗濯桶は下働きのおばちゃんに大好評です。
桶に水を張り、洗濯物を入れてしばらく回すとキレイに洗い上るから重宝されている。
しかも洗剤を入れたわけでもないのに、白い服やリネン類は漂白されるわ、柔軟剤の香りがするわで大好評。
最近では自前の桶を持ってきたおばちゃんに、頼まれて桶の底に魔法陣を貼り付けてお小遣い稼ぎをさせてもらっている。
ずっと使えればいいけれど、どうやら半月くらいしか魔法陣は、保たないみたいなんだよね。
そんなことをしていたある日、ふて腐れた様子で陸人が離宮へと帰ってきた。
「遥斗、陸人どうしたの?」
「……蒼汰にいが、街に行ってて……一緒に行きたいって言ったら……だめだって言われた……」
「あ~、なるほどね」
これは、面倒なことになりそうだなぁ。
離宮といっても、地球にある二階建て住宅の三ッ塚家が庭ごと三つは余裕で入りそうなお屋敷なのだ。
本来ならば何人かメイドさんとかを入れて管理する規模だけど、クレマンティーヌ殿下は慣れない異世界生活で、不安定になった勇者一家に暴走されるよりも、纏めて隔離した方が安全だと皆を説得してくれた。
「姉ちゃんおはよ~」
目を擦りながらはじめに起きてきたのは、やはり蒼汰だ。
「そうちゃんおはよう! 悪いんだけど遥斗(はると)と陸斗(りくと)起こしてくれる?」
由紀はこの離宮の使用許可を得た後、屋敷内を探検して、豪華な調度品がある広い部屋ではなく、使用人が住み込みで生活できる様にと、併設されていた居住区に自室を決めた。
はじめこそ、貴族の広くて絢爛豪華な調度品が設置された部屋に喜んでいた弟たちだった。
しかし電気の無い広すぎる室内も、地球よりも窓に隙間があり隙間風が吹き込んでくる事で揺れるカーテンも、常に廊下から聞こえてくる夜勤のメイドや騎士達の足音も怖かったらしい。
そして素人目にも高価だとわかる、美術館や展覧会に飾ってあるような調度品の数々を、万が一壊したり汚したりして弁償になったらと思うと、緊張してゆっくり休むことが出来なかったようだ。
クレマンティーヌ殿下から許可を取り付けて奏音と移動した時には、貴族の暮らしに馴染めない下賤のものだと嘲られた。
また、城に仕える使用人たちからは、わざわざ使用人住居区域に部屋を移動するなんてと、お貴族様生活に憧れる使用人たちの蔑視を受けた。
しかし、それが一体なんになると言うのだろうか。
この身ひとつでこの世界に召喚された弟たちは、私と奏音が引っ越したと知るや否や、引き止める貴族たちをガン無視して、いそいそと離宮へ移動してきた。
使用人たちが煮炊きをするための厨房設備は、当然と言うべきかいなか、ガスも水道も電気もない。
煉瓦で作られた竃に外からとってきた薪を焚べて、肝っ玉母ちゃん魔法の中の生活魔法で火をつける。
よくよく調べれば、肝っ玉母ちゃん魔法は汎用性が大変高い。
大魔導師になった陸斗や遥斗程の攻撃力が高い魔法や防御力が高い魔法は使えないけれど、使える魔法属性に制限が無いのである。
「わかったついでに星夜(せいや)を起こして奏音(かなと)連れてこさせるよ」
「お願いします!」
この離宮に引っ越してからもともとの三ツ塚家での朝のやり取りが復活した。
復活しないのはアルトリード父さんが居ないことくらいだけれど。
それぞれを起こして朝食をとらせ終わる頃に、ディートヘルムが奏音を迎えにやってくる。
「ユキ殿おはようございます」
「おはようございます、ディートヘルムさん。 今日も奏音をよろしくお願いいたします」
「おねぇちゃん行ってきます!」
「今日もディートヘルムさんのお話を良く聞いていい子にするのよ?」
「うん!かなちゃんいい子するもん」
両腕を握りしめて力強い返事をしてくれた奏音を送り出して、他の弟達をそれぞれの先生のもとに送り出す。
肝っ玉母ちゃん魔法を駆使して朝食で使った食器や、汚れた衣類を洗濯してついでに乾燥まで終わらせる。
空き部屋に汚れ物を集めて扉を閉めると、閉めた扉に両手をついて目を閉じる。
思い浮かべるのはピカピカに洗い上がって乾燥した食器類と、ふわふわに洗い上がってほんのり柔軟剤の香りがするたたみ終わった衣類だ。
「よし! 『キレイになぁれ!』」
その瞬間、扉に光る魔法陣が展開されるのだけど、この魔法陣がなれるまでしばらくかかった。
魔法陣のイメージって、円形の中に六芒星や呪文っぽい記号が並んでいて、カッコイイイメージがあると思う。
しかし肝っ玉母ちゃん魔法の魔法陣は、ちょっと趣きが違うようで、円形の中の二重丸の間に日本語で『肝っ玉母ちゃん魔法』と等間隔で並んでいる。
そして、そのど真ん中に、ヒョウ柄の服を纏った笑顔のパンチパーマ風の髪型をしたおばちゃんが映し出されるのだ。
使う肝っ玉母ちゃん魔法の種類に応じて、肝っ玉母ちゃん魔法陣のおばちゃんが、横顔だったり怒っていたりと変化するものの、ヒョウ柄とパンチパーマ風の髪型は同じだったりする。
ちなみにひとつひとつに肝っ玉母ちゃん魔法をかけるときには、この魔法陣は必要ないし、『肝っ玉母ちゃんの子守唄(ララバイ)』みたいに私がなにか行動をしなければ発動できないものも魔法陣は必要ない。
……何気なく陸人の前で試しに魔法陣を展開した事で盛大に笑われたっけ。
星夜はいそいそと私に対して今使える『肝っ玉母ちゃん魔法』の魔法陣をせがんでは、城から持ち帰った羊皮紙に真剣な顔をして描き写していた。
「なぁ、聖夜にい……そんなおもしろ魔法陣描き写して何に使うのさ?」
「んー? 元の世界に帰るための魔法陣を作れないかと思って色々調べてるんだよ」
最も遅く帰ってくる星夜は帰還魔法陣の研究をしているらしい。
そのために、由紀達が召喚された魔法陣や実際に行われた儀式なども合わせて調べているらしい。
「そっかぁ、無理はしちゃだめだからね? 寝るときは必ずここに帰ってきて寝るのよ?」
「そうだぜ、星夜にいが居眠りとか恐ろしすぎるわ!」
そんなことになれば、確かに前回の客室半壊事件ふたたびとなってしまうだろう。
兄弟それぞれが、自分のステータスに合った教師を付けられ分かれて勉強することにも少しずつ慣れてきたように思う。
はじめは人見知りしていた奏音もすっかりディートヘルム騎士団長に慣れたようで、今日はディートヘルム騎士団長の肩の上に乗せられて楽しそうに帰ってきた。
お父さん、お父さんよりもディートヘルム騎士団長のほうが父親してるんですけど?
今日も由紀は、城で働く下働き達に混ざって仕事をこなしていた。
初日こそ侍女たちに混ざって仕事をさせてもらったが、それがメイドになって下働きまで下がるのにあまり時間は掛からなかった。
まぁ侍女たちは中位貴族……伯爵、子爵家の令嬢たちの行儀見習い兼花嫁修業がメインで王族や貴賓のお世話などの華やかなお仕事がメインだ。
そして騎士団への差し入れを持って結婚相手を探すのもお仕事のうちらしい。
これが男爵、一代限りの準男爵家などの下級貴族のメイドになると部屋の掃除や汚れたリネンの交換などがお仕事になる。
私のジョブ『肝っ玉母ちゃん』を鍛えるには侍女やメイドのお仕事では鍛えられないとのことで、早々に一番忙しい下働き達の仕事場に連れてこられるようになった。
『肝っ玉母ちゃん魔法』の魔法陣を施した洗濯桶は下働きのおばちゃんに大好評です。
桶に水を張り、洗濯物を入れてしばらく回すとキレイに洗い上るから重宝されている。
しかも洗剤を入れたわけでもないのに、白い服やリネン類は漂白されるわ、柔軟剤の香りがするわで大好評。
最近では自前の桶を持ってきたおばちゃんに、頼まれて桶の底に魔法陣を貼り付けてお小遣い稼ぎをさせてもらっている。
ずっと使えればいいけれど、どうやら半月くらいしか魔法陣は、保たないみたいなんだよね。
そんなことをしていたある日、ふて腐れた様子で陸人が離宮へと帰ってきた。
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