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終章・魔王大戦
53 あとしまつ2
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レイヴン邸・レイヴン&アレクシス&アルマリアサイド
ジュディ対策の中心であった3人はそのまま魔王対策の中心となったため各作業に追われていた。
各国に説明するための報告書や魔王に対抗できる人材の選定手続き、民に混乱を起こさせないための情報規制の指示内容の作成など山ほどあった書類仕事がようやく一段落したところだ。
「ふい~つ~か~れ~た~」
情けない声を出して机に突っ伏しているのはレイヴンに上級魔導士としての風格は無かった。
「情けないなお前たち」
「書類仕事を俺たちに押し付けてどこかに行っていた巫女様が何か言っておられるな…」
優雅にお茶を飲みながら言うアルマリアにレイヴン同様机に突っ伏しているアレクシスが乱れた言葉づかいで嫌味を言う。
「ふん、別に遊んでいたわけでは無い。ほかの聖獣の巫女や巫たちに魔王の捜索と討伐協力を取り付けに行っていたのだ」
聖獣たちは人の理からは外れた存在で王族であっても無理に従わせることはできない。
アルマリアの行動は少しでも戦力が欲しいアレクシス達からすればありがたいものである。
「…それはその…感謝する」
「わかればよろしい。それにしてもジュディだったか…堕ちた巫女ほど質の悪いものは無いな」
「事情がさ~あったし~そういう言い方良くないよ~」
「事情があろうがなかろうが奴が多くの物を傷つけた大罪人であることには違いが無かろうが。おのが外道の報いを受けた、ただそれだけの事よ」
特に感情のこもらないミリアリアの声音から彼女はただ事実を言っているだけなのだと感じ取ることが出来る。
その淡々とした部分があったからこそ彼女は聖獣の巫女に選ばれたのだがそれを知るものは少ない。
アルマリアはもう1杯お茶を飲むと部屋を出て行った。
「相変わらずさっぱりというかざっぱりだな~まあ、彼女の行い事態は確かに悪なのはボクも同意だけどね~」
「私から見ればお前も結構ドライだがな…」
「そういうアレクシスはどう思ってんの?」
「俺は聖人だ…あらゆる悪を倒し、弱き者を救う義務がある。悪の禁術使いを倒し、弱者として蹂躙された女性を救う義務はあった」
「…それ後半はどっちもジュディのことでしょ~矛盾してない~?」
「していない。悪を裁いたうえで救いを与えれば良いだけのこと、今回はどちらもできなかったがな…だからこそ魔王は必ず仕留める」
いつの間にか立ち上がっていたアレクシスをレイヴンは突っ伏したまま眺めていた。
「(見た目はクールなイケメンって感じなのになかなかに熱血なんだよな~アレクシスって~)」
学園・ジャン&ルーベルトサイド
「でさ、俺様はもっとこう活躍するはずだったのよ。でもジュディ戦ではそうそうに気絶したせいで空気よ空気!そもそも俺の名前この国の第三王子のリーグベルトと似てるせいでたまに間違えられるんですけど!」
「はあ…(なんで俺学園で隣国の王子の愚痴を聞いてるんだ…??)」
ジュディ戦において早い段階で重傷を負い戦線離脱していたジャンとルーベルトも傷が癒えたため日常生活に戻っていた。
だが、魔王との闘いが控えているためジャンもまた修行をしようと放課後は急いで修練場に向かっていたのだが、途中でなぜか隣国たるスカイピオ王国の第五王子第5王子ルーベルト・リード・スカイピオにつかまり愚痴を聞く羽目になっていた。
「そういえば王子は国に帰らなくていいんですか?」
「それで…ん?ああ、留学手続したから帰らなくてもOKよ。俺もこのまま魔王討伐に参加するつもりだしな」
「そ、ソウナンデスカ…」
「ははは、王子様が戦うのは意外か?」
「いえ、そんなことは無いですけど」
「まあ、意外に思うのも当然だろうが俺は我が親友ディートのために少しでも自分が出来ることをしたいだけでな」
「(この王子さま人の話聞かないぞ!?)」
その後ジャンが修練場に行くことが出来たのは2時間後であった。
ジュディ対策の中心であった3人はそのまま魔王対策の中心となったため各作業に追われていた。
各国に説明するための報告書や魔王に対抗できる人材の選定手続き、民に混乱を起こさせないための情報規制の指示内容の作成など山ほどあった書類仕事がようやく一段落したところだ。
「ふい~つ~か~れ~た~」
情けない声を出して机に突っ伏しているのはレイヴンに上級魔導士としての風格は無かった。
「情けないなお前たち」
「書類仕事を俺たちに押し付けてどこかに行っていた巫女様が何か言っておられるな…」
優雅にお茶を飲みながら言うアルマリアにレイヴン同様机に突っ伏しているアレクシスが乱れた言葉づかいで嫌味を言う。
「ふん、別に遊んでいたわけでは無い。ほかの聖獣の巫女や巫たちに魔王の捜索と討伐協力を取り付けに行っていたのだ」
聖獣たちは人の理からは外れた存在で王族であっても無理に従わせることはできない。
アルマリアの行動は少しでも戦力が欲しいアレクシス達からすればありがたいものである。
「…それはその…感謝する」
「わかればよろしい。それにしてもジュディだったか…堕ちた巫女ほど質の悪いものは無いな」
「事情がさ~あったし~そういう言い方良くないよ~」
「事情があろうがなかろうが奴が多くの物を傷つけた大罪人であることには違いが無かろうが。おのが外道の報いを受けた、ただそれだけの事よ」
特に感情のこもらないミリアリアの声音から彼女はただ事実を言っているだけなのだと感じ取ることが出来る。
その淡々とした部分があったからこそ彼女は聖獣の巫女に選ばれたのだがそれを知るものは少ない。
アルマリアはもう1杯お茶を飲むと部屋を出て行った。
「相変わらずさっぱりというかざっぱりだな~まあ、彼女の行い事態は確かに悪なのはボクも同意だけどね~」
「私から見ればお前も結構ドライだがな…」
「そういうアレクシスはどう思ってんの?」
「俺は聖人だ…あらゆる悪を倒し、弱き者を救う義務がある。悪の禁術使いを倒し、弱者として蹂躙された女性を救う義務はあった」
「…それ後半はどっちもジュディのことでしょ~矛盾してない~?」
「していない。悪を裁いたうえで救いを与えれば良いだけのこと、今回はどちらもできなかったがな…だからこそ魔王は必ず仕留める」
いつの間にか立ち上がっていたアレクシスをレイヴンは突っ伏したまま眺めていた。
「(見た目はクールなイケメンって感じなのになかなかに熱血なんだよな~アレクシスって~)」
学園・ジャン&ルーベルトサイド
「でさ、俺様はもっとこう活躍するはずだったのよ。でもジュディ戦ではそうそうに気絶したせいで空気よ空気!そもそも俺の名前この国の第三王子のリーグベルトと似てるせいでたまに間違えられるんですけど!」
「はあ…(なんで俺学園で隣国の王子の愚痴を聞いてるんだ…??)」
ジュディ戦において早い段階で重傷を負い戦線離脱していたジャンとルーベルトも傷が癒えたため日常生活に戻っていた。
だが、魔王との闘いが控えているためジャンもまた修行をしようと放課後は急いで修練場に向かっていたのだが、途中でなぜか隣国たるスカイピオ王国の第五王子第5王子ルーベルト・リード・スカイピオにつかまり愚痴を聞く羽目になっていた。
「そういえば王子は国に帰らなくていいんですか?」
「それで…ん?ああ、留学手続したから帰らなくてもOKよ。俺もこのまま魔王討伐に参加するつもりだしな」
「そ、ソウナンデスカ…」
「ははは、王子様が戦うのは意外か?」
「いえ、そんなことは無いですけど」
「まあ、意外に思うのも当然だろうが俺は我が親友ディートのために少しでも自分が出来ることをしたいだけでな」
「(この王子さま人の話聞かないぞ!?)」
その後ジャンが修練場に行くことが出来たのは2時間後であった。
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