うっかり喚びだしたのはスーツの邪神でした。

イワキヒロチカ

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続・うっかり喚び出したのはスーツの邪神でした。

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「あ、や……っやだ……っ」
 硬い鎧と肌の間にぶよぶよしたものが入り込んみ、身体中にへばりついたスライムは様々な動きで性感を煽る。
 胸先に張り付き、吸い付くような動きをされると、ぶちゅぶちゅと卑猥な音がして耳を塞ぎたくなった。
 今までそんな場所を意識したことなどなかったのに、赤く尖ったそこを刺激されると、体の中心までもが疼きだす。
 足の間に見える、平常時のまどかのものをギリギリ覆えるくらいの面積しかない鎧からは、反応した先端がのぞいていて、いたたまれず唇を噛んで首を振った。

『お前は、己が身に起こったことを夢だと思いたいようだが…残念ながら現実だ』

 分泌液のせいだと必死で抗うまどかの心に、往生際の悪い奴だと言いたげな九頭龍の声が囁く。
『お前の体は以前よりも快楽を拾いやすくなっているだろう?心は否定しても体は覚えている。本当は、もう一度こんな風にされることを待ち望んでいたのではないのか?』
 滑り込んできた男の声は、堕落を唆す悪魔のような蠱惑的な響きを孕んでおり、怒るよりも何故か頭が痺れて腹の奥が疼いてしまう。
「そんな、こと、ない……っ」
 否定する声は、弱々しかった。

 九頭龍の言葉は当たっていた。
 夢だと思い込もうとしたって、あんな強烈な快感を、忘れられるはずなどない。
 若く不慣れな体は、一度覚えてしまったものを勝手に反芻し、あれから何度か絶望的な気持ちになりながらも自分を慰めざるを得なかった。

 男の声に翻弄されている間にも、スライムは脇腹を這い、太腿をくすぐり、体内に入ってしまうのではないかと怯えるほど臍をぐりぐりと弄った。
 それら全てに体はびくびくと反応を返し、まどかをただの愛撫では足りないところまで追いつめてしまう。

「や、め……っ」

 まどかの認め難い望みを察したかのように、ぴたりと、剥き出しの尻にスライムがその身をくっつけた。
 何をしようとしているのか悟りもがくが、ほとんど体は動かない。
 階下からの悍ましい吼え声が高くなる。
 熱量の高い暴力的なそれは、何と言っているのかはわからないが、自分への声援でないことだけはわかった。

「い、やだ、入るな……っ、あ!」

 抵抗虚しくぬるぬるとゲル状の何かが、押し付けられた場所から入り込んでくる。
 その悍ましい感触にぞっと鳥肌が立った。
 ぬるぬるは奥まで入り込むと一旦動きを止め、やがてむくむくと形を持ち始める。

「ひっ……」

 息を呑んだのは、それがぷくーっと膨らみ、内部を圧迫したからだ。

「いやあ、大き……っおなか、やぶれる……っ」

 泣き声で助けを求めたが、恐ろしいのは痛みが全くなく、膨らんだものが感じる場所全てに当たっていることだった。
 これで中を擦られたらどうなってしまうのか……。
 反射的に助けを求めかけた口からは、しかしただ悲鳴が迸った。

「あっ!ああっああああああっ!」
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