22 / 23
第一章 目覚めたらそこは……
第21話 悲劇の洞窟
しおりを挟む
洞窟へと戻った私達が見た光景は、言葉にする事が難しい物だった。
「……え?な、なにこれ」
ミコトが言葉を震わせながら、おぼつかない足取りで洞窟の中に入っていく。
それを見たセツナが辛そうな表情を浮かべながら私の方を見ると……
(リーゼちゃん、これは……これはいったいなんなの?どうしてセスカちゃん達がこんな目に合わなきゃいけないの?)
「……」
その悲痛な言葉に対して、返せる言葉が思いつかない。
こういう時に何て声を掛ければいいのだろうか、天族なのだから暫くしたら身体が再生して復活するから気にするな?
それとも、どうしてこのような事になっているのかと、二人のように取り乱すべきだろうか。
けど……そのような事をして、全員が冷静さを失うわけにはいかないだろう、むしろこういう状況だからこそ、一人だけでも平静を装い冷静な判断をしなければならない筈だ。
「……兄貴、セツ姉達が」
「分かっている」
ミコトが地面に落ちている無残に食いちぎられたかのように千切れている翼の一部を拾い、抱きしめながらこちらに振り向く。
……その姿を見ながら洞窟内を見渡すけれど、余りにも酷いとしかいえない。
血まみれの壁におびただしい数のゴブリンや、狼の姿をしたモンスター達の死骸が転がっている。
「……あの三人がこのような雑魚にやられるとは思えないが、いったい何が?」
「兄貴……、いや!お兄ちゃん!どうしてこんな時に冷静でいられるの!?おかしいんじゃないの!?」
(ミコトちゃん、落ち着いて……?)
「落ち着いてってセツ姉も思わないの!?大事な家族が、お姉ちゃん達が死んじゃったんだよ!?いくら私達が時間を掛ければ蘇るからって冷たくない!?」
私の反応に対してミコトが声を荒げるが、これに関してはしょうがないだろう。
妹は私達の中で一番の家族に対する思いやりが強い、それなのに兄である私がそのような事を口にしたら、感情が抑えきれなくなるのはおかしくない。
(ミコトちゃん、お願いだから落ち着いて?)
「セツ姉……でも、死ぬのって凄い苦しくて辛いんだよ?」
(いい?聞いてミコトちゃん、リーゼちゃんはね?私達の為に辛いけど、取り乱さないで冷静な対応をしようとしてくれているの……、だから分かってあげて?)
「え……あ、お兄ちゃんそうなの?」
こちらの意図を理解してくれたセツナが、ミコトに近づいて抱きしめながら説得してくれたおかげで気持ちが少しだけ落ち着いて冷静さを取り戻したように見える。
とはいえ……まずは三人を殺した相手がどういう存在なのか、出来る限り早めに調べなけれならない。
洞窟には私達の匂いも残っている筈だから、もしこの惨状を生み出した相手の嗅覚が優れている個体だった場合、この場に残っているのは危険だろう。
「……何も言わないって事はそうなんだ、えっと、兄貴ごめんね?」
「いや、別に構わない……、それよりも出来るだけ早く、何があったのか調べたらここを離れるぞ?」
「え?離れるってなんで……?セツ姉達が蘇るまでここで待とうよ」
「それは無理だ、相手が嗅覚に優れていたら……私達が戻ってきたことに気付いて戻って来る、そうなった場合……私達も同じように殺されてしまうだろうな」
(……なら、三人の翼だけでも持って行って安全な場所に置いておくとか出来ないかな)
そう言葉にするセツナは、言ったはいいけれどそれが無理な提案だと分かっているようで、申し訳なさそうな表情を浮かべている。
私も出来るのなら三人の身体の一部を安全な場所に移動させたいが、ここに翼が残っている意味を考えると無理だ。
モンスター達の死骸を調べてみて思うのだが、彼等の死に方はどれも所々が異様な形に歪んでいたり、頭の一部が食いちぎられている等しており、どうやら三人の手によって倒されたわけではない事が分かる。
ならばこのおびただしい量の死体は何なのだろうかと考えたら、答えは一つしかない。
「無理だ、匂いの事もそうだが……この洞窟にある死骸達を調べてみて分かった事がある」
「……分かった事?」
「あぁ、奴らもセスカ達を襲ったのと同じ個体によって殺された被害者だ……、つまり」
(この洞窟はもう……、そのモンスターの縄張りって事?)
「そうなるな、つまりだ……、ここにあるものを持ちだしたら最後、無い事に気付いたモンスターが私達を追って来るぞ」
それを聞いたミコトは、セツナから離れると抱きしめている三人の翼を、眼を閉じながら力強く抱きしめた後そっと地面の上に置く。
「……じゃあ、私の匂いがセス姉達の翼に着いちゃったから、一緒に行動してたら危ないんじゃ?ない」
「確かにそうかもな……、だが持ち出したわけでは無いから多分問題ない筈だ」
「ならいいけど、でもさ、もし私の事を追って来たらその時は私を囮にして、二人は逃げてね?」
身体を震わせながらそう言葉にするミコトを慰めるようにセツナが頭を撫でる。
確かにそうなった場合、ミコトを囮にした方が生存率は高いだろう……だが
「安心しろ、仮に追って来たとしても囮にするような事はしない」
「……本当に?」
「私を何だと思っている、貴様の兄だぞ?妹を守るのは私の役目だ」
(なら、私は二人を守るね?だって二人のお姉ちゃんだもの)
「……そうだな、という事だから安心して逃げるぞ?、だがそうだ……その前に」
翼へと近づくと、周囲に魔力を集めて意識を集中する。
「兄貴?何してるの?」
「……翼だけになったとはいえ、さすがに全身食われてしまったら蘇る事すら不可能になるからな、こうしておいた方がいいだろう」
徐々に地面を巻き込んで翼が氷に包まれて行く。
こうすれば……私が生きている間は、セスカ達の安全は確保できるだろう。
後は……何とかして、三人をこのような目に合わせた元凶であるモンスターを討伐し安全を確保すれば、時間はかかるが肉体が再生して蘇る。
その時に改めて、何があったのか聞くと共に……私達を心配させたのだから、文句の一つや二つくらいは聞いて貰う事にするか。
「これでいいだろう……、行くぞ」
「うん……、でも逃げるって言っても何処に行けばいいの?私達ここ以外に拠点に使える場所を知らないよ?」
「それならあの宿の部屋を借りれば良い、豪華な部屋は使えないが新米冒険者用の安い部屋もあるとキクも言っていただろう?だからそこを使わせて貰う」
(……それがいいと思う、行こ?ミコトちゃん)
……そうして洞窟から出た私達は再びスメラギに向かって歩き出す。
しかし……道中で色々と考えては見るけれど、時間が経って頭の中が冷静になったからだろうか疑問に思う事がある。
シュラとセスカという、戦闘に特化した個体があのような無残な状態になる事がありえるのだろうか。
私の記憶にある二人なら、例え不意をつかれたのだとしても、自身の能力の力で返り討ちに出来る筈だ……、搦め手が得意なレイスも相手の意思を操ってしまえば問題が無い。
ならばなぜあのような事に……、考えれば考える程迷宮入りしそうな思考の中で一人、答えを探すのだった。
「……え?な、なにこれ」
ミコトが言葉を震わせながら、おぼつかない足取りで洞窟の中に入っていく。
それを見たセツナが辛そうな表情を浮かべながら私の方を見ると……
(リーゼちゃん、これは……これはいったいなんなの?どうしてセスカちゃん達がこんな目に合わなきゃいけないの?)
「……」
その悲痛な言葉に対して、返せる言葉が思いつかない。
こういう時に何て声を掛ければいいのだろうか、天族なのだから暫くしたら身体が再生して復活するから気にするな?
それとも、どうしてこのような事になっているのかと、二人のように取り乱すべきだろうか。
けど……そのような事をして、全員が冷静さを失うわけにはいかないだろう、むしろこういう状況だからこそ、一人だけでも平静を装い冷静な判断をしなければならない筈だ。
「……兄貴、セツ姉達が」
「分かっている」
ミコトが地面に落ちている無残に食いちぎられたかのように千切れている翼の一部を拾い、抱きしめながらこちらに振り向く。
……その姿を見ながら洞窟内を見渡すけれど、余りにも酷いとしかいえない。
血まみれの壁におびただしい数のゴブリンや、狼の姿をしたモンスター達の死骸が転がっている。
「……あの三人がこのような雑魚にやられるとは思えないが、いったい何が?」
「兄貴……、いや!お兄ちゃん!どうしてこんな時に冷静でいられるの!?おかしいんじゃないの!?」
(ミコトちゃん、落ち着いて……?)
「落ち着いてってセツ姉も思わないの!?大事な家族が、お姉ちゃん達が死んじゃったんだよ!?いくら私達が時間を掛ければ蘇るからって冷たくない!?」
私の反応に対してミコトが声を荒げるが、これに関してはしょうがないだろう。
妹は私達の中で一番の家族に対する思いやりが強い、それなのに兄である私がそのような事を口にしたら、感情が抑えきれなくなるのはおかしくない。
(ミコトちゃん、お願いだから落ち着いて?)
「セツ姉……でも、死ぬのって凄い苦しくて辛いんだよ?」
(いい?聞いてミコトちゃん、リーゼちゃんはね?私達の為に辛いけど、取り乱さないで冷静な対応をしようとしてくれているの……、だから分かってあげて?)
「え……あ、お兄ちゃんそうなの?」
こちらの意図を理解してくれたセツナが、ミコトに近づいて抱きしめながら説得してくれたおかげで気持ちが少しだけ落ち着いて冷静さを取り戻したように見える。
とはいえ……まずは三人を殺した相手がどういう存在なのか、出来る限り早めに調べなけれならない。
洞窟には私達の匂いも残っている筈だから、もしこの惨状を生み出した相手の嗅覚が優れている個体だった場合、この場に残っているのは危険だろう。
「……何も言わないって事はそうなんだ、えっと、兄貴ごめんね?」
「いや、別に構わない……、それよりも出来るだけ早く、何があったのか調べたらここを離れるぞ?」
「え?離れるってなんで……?セツ姉達が蘇るまでここで待とうよ」
「それは無理だ、相手が嗅覚に優れていたら……私達が戻ってきたことに気付いて戻って来る、そうなった場合……私達も同じように殺されてしまうだろうな」
(……なら、三人の翼だけでも持って行って安全な場所に置いておくとか出来ないかな)
そう言葉にするセツナは、言ったはいいけれどそれが無理な提案だと分かっているようで、申し訳なさそうな表情を浮かべている。
私も出来るのなら三人の身体の一部を安全な場所に移動させたいが、ここに翼が残っている意味を考えると無理だ。
モンスター達の死骸を調べてみて思うのだが、彼等の死に方はどれも所々が異様な形に歪んでいたり、頭の一部が食いちぎられている等しており、どうやら三人の手によって倒されたわけではない事が分かる。
ならばこのおびただしい量の死体は何なのだろうかと考えたら、答えは一つしかない。
「無理だ、匂いの事もそうだが……この洞窟にある死骸達を調べてみて分かった事がある」
「……分かった事?」
「あぁ、奴らもセスカ達を襲ったのと同じ個体によって殺された被害者だ……、つまり」
(この洞窟はもう……、そのモンスターの縄張りって事?)
「そうなるな、つまりだ……、ここにあるものを持ちだしたら最後、無い事に気付いたモンスターが私達を追って来るぞ」
それを聞いたミコトは、セツナから離れると抱きしめている三人の翼を、眼を閉じながら力強く抱きしめた後そっと地面の上に置く。
「……じゃあ、私の匂いがセス姉達の翼に着いちゃったから、一緒に行動してたら危ないんじゃ?ない」
「確かにそうかもな……、だが持ち出したわけでは無いから多分問題ない筈だ」
「ならいいけど、でもさ、もし私の事を追って来たらその時は私を囮にして、二人は逃げてね?」
身体を震わせながらそう言葉にするミコトを慰めるようにセツナが頭を撫でる。
確かにそうなった場合、ミコトを囮にした方が生存率は高いだろう……だが
「安心しろ、仮に追って来たとしても囮にするような事はしない」
「……本当に?」
「私を何だと思っている、貴様の兄だぞ?妹を守るのは私の役目だ」
(なら、私は二人を守るね?だって二人のお姉ちゃんだもの)
「……そうだな、という事だから安心して逃げるぞ?、だがそうだ……その前に」
翼へと近づくと、周囲に魔力を集めて意識を集中する。
「兄貴?何してるの?」
「……翼だけになったとはいえ、さすがに全身食われてしまったら蘇る事すら不可能になるからな、こうしておいた方がいいだろう」
徐々に地面を巻き込んで翼が氷に包まれて行く。
こうすれば……私が生きている間は、セスカ達の安全は確保できるだろう。
後は……何とかして、三人をこのような目に合わせた元凶であるモンスターを討伐し安全を確保すれば、時間はかかるが肉体が再生して蘇る。
その時に改めて、何があったのか聞くと共に……私達を心配させたのだから、文句の一つや二つくらいは聞いて貰う事にするか。
「これでいいだろう……、行くぞ」
「うん……、でも逃げるって言っても何処に行けばいいの?私達ここ以外に拠点に使える場所を知らないよ?」
「それならあの宿の部屋を借りれば良い、豪華な部屋は使えないが新米冒険者用の安い部屋もあるとキクも言っていただろう?だからそこを使わせて貰う」
(……それがいいと思う、行こ?ミコトちゃん)
……そうして洞窟から出た私達は再びスメラギに向かって歩き出す。
しかし……道中で色々と考えては見るけれど、時間が経って頭の中が冷静になったからだろうか疑問に思う事がある。
シュラとセスカという、戦闘に特化した個体があのような無残な状態になる事がありえるのだろうか。
私の記憶にある二人なら、例え不意をつかれたのだとしても、自身の能力の力で返り討ちに出来る筈だ……、搦め手が得意なレイスも相手の意思を操ってしまえば問題が無い。
ならばなぜあのような事に……、考えれば考える程迷宮入りしそうな思考の中で一人、答えを探すのだった。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる