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第一章 死んだらそこは異世界でした
13話 子沢山系男子の興味本位
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カーくんを探しに集落を回ってみたけど……、畑にもいないしゼンさんが彼の家を知ってるって行って見たら洞窟に木材をはめ込んでドアを取り付けたような適当な場所で――
「……ここにカーくんがいるの?」
「そうだけどシャルネは入らない方がいい……、中は余り嫁入り前の女に見せるような物じゃないからな」
「ちょっとそれ凄い気になるっ!ゼンさん入りたいっ!」
「って、待てって!」
ゼンさんの静止を聞かずに勢いよく家のドアを開けると目の前に見えた光景は、数えきれない程の卵が並んだ棚と、愛おし気に赤ちゃんを抱いている女性達だった。
もしかしてカーくんはここでお医者さんとかをしているのかな……
「せめて家に入る時はノック位しろって……」
「気になっちゃってつい……、ねぇねぇゼンさん、この人達と卵はいったい何?」
「あぁ、まぁ……うん、カーティスの嫁達で卵と赤ん坊はあいつの子だよ」
「え、あ、そ、外でるね、失礼致しましたー」
「あー、急に入って来て悪かった……、カーティスが家にいるならグロウフェレスが呼んでるから迎えに来たと伝えてくれ」
皆が不思議そうな顔をして私の事を見てるけど、赤ちゃんの前で騒いで泣かせたりしちゃったらあやすのが大変だと思うから急いでゼンさんと家を出る。
「……だから入らない方が良いって言ったろ?」
「ねぇ、何でカーティスさんにあんなに沢山の奥さんがいるの?しかも天族の人もいたよね?」
「人化の術を利用して色んな種族との間に子供をもうける事でこの戦いが終わった後、もしこの世界に留まる事になった時の為に沢山種を撒いておくとかで、特に自身の能力を使って子供を作る事でそうする事で魔族の異性を引き付ける匂いを引き付け人化の術に否定的な種族の種を絶やさないようにするんだとさ」
「……それなら何で天族の人もいるの?」
「あぁ、それは興味本位だよ、沢山の人と子を作っている内に天族との間とも種族を残す事が出来るのか気になったんだ」
そう言いながら家から出て来るカーくんを見て思わず数歩後ずさる。
興味本位でそんなに色んな人と関係を持つなんて最低だと思うけど、私も少し前に逆ハーレムで冒険の道中で奪い合いが発生したりどろどろの展開があったらいいなぁって妄想しちゃってたから人の事言えない。
でもさすがにこの人数はヤバいなぁ、仮にもし私があのグループの一員になったらいったい第何婦人になるのかな、二桁?それともこれから先も増え続けるのなら三桁目の奥さんになったりして?んー、流石に無いなぁ自分の子に血が半分しか繋がっていない家族が凄い沢山いるっていうのは複雑だと思うし、そう思うとやっぱり一人の男性と親しくなった方が良いよね。
「無いとは思うけど、旅に出た時にシャルネに手を出すなよ?」
「あー……出さないよ、うん出さない、興味が無いとは言った嘘になるけどそんな命知らずな事はしないかな」
「えっと……、凄い間が怖いんだけど本当に止めてよ?」
「手を出したらこの世界にいる天族や魔族全員を敵に回す事になる、俺はまだ死にたくないよ……、まぁ後はグロウフェレス君の所に行きながら話そうか」
「あ、キューちゃんは集落の入口にいるよっ!」
カーくんがキューちゃんの家に向かおうとするのを見て慌てて後を声を掛けた後三人で向かう道中で色々と話してくれたけど、何でも魔族とこの世界の人間の間に子孫を残せるかどうか試したいらしい。
確かにカーくんは見た目が凄い良いから見た目重視の人なら簡単に落とされてしまうかも……、んーお互いに納得がいった関係ならいいと思うけど浮気は良くないと思うし、でもでもあんなに奥さんと子供がいるなら浮気ではない?、むしろその人の事も大事にしそうな気がする。
何だろ、必至に考えてる私が馬鹿らしくなってきた。
「俺としてはカーティスの行動はどうかと思うけど、正直日々増えていくこいつの子供達を見ていたら慣れたよ」
「慣れていいのものなの?」
「慣れなきゃこの集落に馴染め無かったんだよ、考えて見ろよこの集落にいる女性の半数以上がこいつの嫁だぞ?しかも関係はすこぶる良好だし、常に美味い野菜を俺達に分けてくれる、そんな奴と仲良くしないっていう選択肢はないだろ?」
「そういう感情に囚われずに冷静な判断が出来る所俺は嫌いじゃないよ」
ゼンさんの言葉にカー君が笑顔で答えるけど、暫く一緒に生活した私からしたら凄くだらし無い人だって知ってるから何とも言えない気持ちになる。
服や下着を脱いだらそのまま放置するし、まともな料理が出来ない。
掃除に関しても何故か、ゴミの殆どをベッドの下に入れて表面上は綺麗になって見える様になるだけで、正直この人の奥さんになる人が苦労しそうだ。
でも……、毎日ちゃんとご飯を獲ってくるし一緒にいると落ち着くから、こっから先異性との出会い次第ではそういうだらし無い所も改善されて良い男性になるんだろうなぁって思うと優良物件に見えてくる。
んー、ここは私の理想の異性に育てて行くのもありかも、乙女ゲーとかでもあるよね?、主人公側の男性が恋をする事で変わって行くお話、そう思うと私はやっぱり彼の物語の中ではヒロインになるのは私?、ふふ、良いかもっ!
「ふ、ふひ、ふひひ」
「シャルネ……?急に気持ち悪い笑い声出してどうしたんだい?」
「あ、あぁ……、あいつ偶に自分の世界に入るとこうなるみたいだから気にしないほうがいい、暫くしたら落ち着くから」
「それならいいけど……、本当に残念過ぎる、これさえ無ければ本物の美少女なんだけどね」
……凄い好き勝手言われてる気がするけど気にしない。
だって今の私は本物の美少女だし、この戦いを止める使命を持った主人公なのだからっ!。
私は幸せになる為なら手段を選ばないから周りの意見よりも私の意見を大事にしたい、そんな事を思いながらキューちゃんと合流するのだった。
「……ここにカーくんがいるの?」
「そうだけどシャルネは入らない方がいい……、中は余り嫁入り前の女に見せるような物じゃないからな」
「ちょっとそれ凄い気になるっ!ゼンさん入りたいっ!」
「って、待てって!」
ゼンさんの静止を聞かずに勢いよく家のドアを開けると目の前に見えた光景は、数えきれない程の卵が並んだ棚と、愛おし気に赤ちゃんを抱いている女性達だった。
もしかしてカーくんはここでお医者さんとかをしているのかな……
「せめて家に入る時はノック位しろって……」
「気になっちゃってつい……、ねぇねぇゼンさん、この人達と卵はいったい何?」
「あぁ、まぁ……うん、カーティスの嫁達で卵と赤ん坊はあいつの子だよ」
「え、あ、そ、外でるね、失礼致しましたー」
「あー、急に入って来て悪かった……、カーティスが家にいるならグロウフェレスが呼んでるから迎えに来たと伝えてくれ」
皆が不思議そうな顔をして私の事を見てるけど、赤ちゃんの前で騒いで泣かせたりしちゃったらあやすのが大変だと思うから急いでゼンさんと家を出る。
「……だから入らない方が良いって言ったろ?」
「ねぇ、何でカーティスさんにあんなに沢山の奥さんがいるの?しかも天族の人もいたよね?」
「人化の術を利用して色んな種族との間に子供をもうける事でこの戦いが終わった後、もしこの世界に留まる事になった時の為に沢山種を撒いておくとかで、特に自身の能力を使って子供を作る事でそうする事で魔族の異性を引き付ける匂いを引き付け人化の術に否定的な種族の種を絶やさないようにするんだとさ」
「……それなら何で天族の人もいるの?」
「あぁ、それは興味本位だよ、沢山の人と子を作っている内に天族との間とも種族を残す事が出来るのか気になったんだ」
そう言いながら家から出て来るカーくんを見て思わず数歩後ずさる。
興味本位でそんなに色んな人と関係を持つなんて最低だと思うけど、私も少し前に逆ハーレムで冒険の道中で奪い合いが発生したりどろどろの展開があったらいいなぁって妄想しちゃってたから人の事言えない。
でもさすがにこの人数はヤバいなぁ、仮にもし私があのグループの一員になったらいったい第何婦人になるのかな、二桁?それともこれから先も増え続けるのなら三桁目の奥さんになったりして?んー、流石に無いなぁ自分の子に血が半分しか繋がっていない家族が凄い沢山いるっていうのは複雑だと思うし、そう思うとやっぱり一人の男性と親しくなった方が良いよね。
「無いとは思うけど、旅に出た時にシャルネに手を出すなよ?」
「あー……出さないよ、うん出さない、興味が無いとは言った嘘になるけどそんな命知らずな事はしないかな」
「えっと……、凄い間が怖いんだけど本当に止めてよ?」
「手を出したらこの世界にいる天族や魔族全員を敵に回す事になる、俺はまだ死にたくないよ……、まぁ後はグロウフェレス君の所に行きながら話そうか」
「あ、キューちゃんは集落の入口にいるよっ!」
カーくんがキューちゃんの家に向かおうとするのを見て慌てて後を声を掛けた後三人で向かう道中で色々と話してくれたけど、何でも魔族とこの世界の人間の間に子孫を残せるかどうか試したいらしい。
確かにカーくんは見た目が凄い良いから見た目重視の人なら簡単に落とされてしまうかも……、んーお互いに納得がいった関係ならいいと思うけど浮気は良くないと思うし、でもでもあんなに奥さんと子供がいるなら浮気ではない?、むしろその人の事も大事にしそうな気がする。
何だろ、必至に考えてる私が馬鹿らしくなってきた。
「俺としてはカーティスの行動はどうかと思うけど、正直日々増えていくこいつの子供達を見ていたら慣れたよ」
「慣れていいのものなの?」
「慣れなきゃこの集落に馴染め無かったんだよ、考えて見ろよこの集落にいる女性の半数以上がこいつの嫁だぞ?しかも関係はすこぶる良好だし、常に美味い野菜を俺達に分けてくれる、そんな奴と仲良くしないっていう選択肢はないだろ?」
「そういう感情に囚われずに冷静な判断が出来る所俺は嫌いじゃないよ」
ゼンさんの言葉にカー君が笑顔で答えるけど、暫く一緒に生活した私からしたら凄くだらし無い人だって知ってるから何とも言えない気持ちになる。
服や下着を脱いだらそのまま放置するし、まともな料理が出来ない。
掃除に関しても何故か、ゴミの殆どをベッドの下に入れて表面上は綺麗になって見える様になるだけで、正直この人の奥さんになる人が苦労しそうだ。
でも……、毎日ちゃんとご飯を獲ってくるし一緒にいると落ち着くから、こっから先異性との出会い次第ではそういうだらし無い所も改善されて良い男性になるんだろうなぁって思うと優良物件に見えてくる。
んー、ここは私の理想の異性に育てて行くのもありかも、乙女ゲーとかでもあるよね?、主人公側の男性が恋をする事で変わって行くお話、そう思うと私はやっぱり彼の物語の中ではヒロインになるのは私?、ふふ、良いかもっ!
「ふ、ふひ、ふひひ」
「シャルネ……?急に気持ち悪い笑い声出してどうしたんだい?」
「あ、あぁ……、あいつ偶に自分の世界に入るとこうなるみたいだから気にしないほうがいい、暫くしたら落ち着くから」
「それならいいけど……、本当に残念過ぎる、これさえ無ければ本物の美少女なんだけどね」
……凄い好き勝手言われてる気がするけど気にしない。
だって今の私は本物の美少女だし、この戦いを止める使命を持った主人公なのだからっ!。
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