179 / 600
第五章 囚われの姫と紅の槍
31話 クラウズ・トレーディアス
しおりを挟む
六本の腕にそれぞれ一本ずつ雲で作られたハンマーを持ち余裕そうな顔をしているクラウズ王の姿からは少しでも油断しよう物なら一瞬で命を刈り取られてしまう感じる程の圧がある。
何て言うべきか、老いて身体能力が落ちている筈なのに目の前にいる彼は大きな巨人を思わせる程に強大で言葉で表す事が難しい程だ。
「これで手を抜いてやるってまじかよ……」
「勿論だとも、さてこれから戦う者同士挨拶を交わそうではないか……、『我は五大国の一つ、西のトレーディアスを治めし商王クラウズ・トレーディアスであるっ!富を極め、我が強欲のままに全てを手に入れんとした神をその身に封じし人柱なりっ!ここに新たに爵位を得て姫を手中に収めんとする者に試練を与えよう!、儂を一歩でも後ろに下がらせて見よ、それが貴殿の勝利条件だ!』」
神をその身に封じし人柱?とはどういう意味だろうか、もしかして何かを封じているから全力を出せないのかもしれない。
何となくそんな気がしてしまうけど気のせいだろうか……、でも一歩でも後ろに下がらせたら勝利というのは幾らなんでも甘く見過ぎな気がする。
「……えっと勝利条件は分かったんだけどさ、この挨拶ってどうやって返せばいいんだ?」
「これから正々堂々とお互いの誇りを掛けた戦いをしようって事なんよ、だからジラルドも取り合えず思い付きでもいいから名乗ってみて?」
「そっか、えっと『我が名はAランク冒険者、【紅の魔槍】ジラルドっ!トレーディアスにて囚われた姫を救いに来た紅の槍を振るいし男っ!、この戦いに勝ったらミントとの結婚を認めて貰うっ!』って恥ずかしんだけど!?」
名乗りを聞いたコルクが顔を真っ赤にして、『最後のあれは恥ずかしいからやめてよっ!』と言いながらジラルドの頭を力強く引っぱたく。
これから戦うというのに何ていうか緊張感が無くなりそうなんだけど……
「ハッハッハッ!、恥ずかしいと言いながらも良く吠えたっ!だが貴公には槍が無いでは無いかっ!それで紅の魔槍を名乗るとは笑わせるものよ」
「槍ならあるぜ?ここになっ!」
ジラルドが右腕を前に出すと魔力を集中させると、何もない空間から炎が湧き上がり徐々に槍を形作って行く。
……今迄まともに顕現させる事が出来なかった心器で作られた真紅の槍が彼の手元に現れると、そこから炎の嵐が巻き上がり周囲を赤く照らす。
「ほぅ、貴公も心器が使えるというのか面白い……」
「出来るようになったのは今が初めてだけどなっ!、お前を倒してミントとの結婚を許して貰うと覚悟を決めたら出来たぜ」
「……思いの力で成長するか、儂は貴様を気に入ったぞっ!必ず試練を越えて望みを手に入れるが良いっ!」
「あぁもうっ!恥ずかしいからあんたらほんとやめーやっ!」
「わりぃ調子に乗り過ぎた、けどさ俺もミントの親父の事気に入ったよ」
そうしてジラルドとクラウズ王はお互いに大声で笑ったと思うと、頭を後ろに振りかぶり勢いをつけて頭突きをした。
そうして互いの額から血を流しつつ歩いて距離を取ると武器を構える。
「それは大変喜ばしい事だが、さっさと始めようでは無いかっ!」
「おぅっ!、皆行くぞっ!」
クラウズ王は水を纏ったハンマーをジラルドに向けて振り下ろし、それに合わせるように突き出した槍がぶつかると同時に炎が巻き上がり蒸発した水が蒸気となり辺りを白く染め上げる。
そして視界が悪くなった所に、音も無く近づいたソラが風の刃で後ろから切りつけようとするが、まるで後ろが見えていると言うように心器の腕で受けると、電流を纏ったハンマーで横から叩き飛ばすが途中で姿消えてしまう。
「奇襲は良いが、もう少し上手くやるべきだったな……、何?」
「ごめんねー、俺の心器は自分から数歩離れた所に虚像を作る事が出来るんだ、だからいくら攻撃しても俺を見つける事が出来なければ当たらないよ」
「ならこうすれば良いのだろう?」
クラウズ王の頭上に雲が湧き上がるとそれが雨雲となり室内なのに、彼の周囲に雨が降り出し床を濡らして行くと、氷を纏ったハンマーを勢いよく床に叩きつける。
これはまさかとは思うけど、濡れた地面を氷らせて虚像諸共動きを封じるつもりなのかもしれない。
「ジラルドっ!ソラさんっ!クラウズ王の近くから離れてっ!このままだと氷漬けにされるっ!」
「まじかよっ!やっべっ!クロウ助けてくれっ!」
「分かったー!」
獣化して完全に狼の姿になったクロウが駆け出すとジラルドを背中に乗せて急いで離れると同時に周囲が凍り付いて行く。
「……俺は乗り物ではないのだがな」
「と言いつつ助けてくれるのがお前だろ?」
「……仲間を助けるのは当然だ、君も分かっている筈だ」
「まぁなっ!それにレースも忠告してくれて助かったぜ、ありがとなっ!」
「たまたま気付けただけだよ、でも役に立てたみたいで良かった」
本当にたまたま予想が当たっただけだから運が良かったと言えるけど、今の対応を見る限り同じ事をされたら次はそのまま反撃をされてしまうだう。
ただ……、ぼく達も何度も同じ事を繰り返す程馬鹿じゃない筈だから問題は無い。
現にジラルドはクロウの背中に乗った状態で心器の槍を振り回してクラウズ王に攻撃を繰り出しているし、ソラも反撃として繰り出されるジラルド達へと向けたハンマーの一撃を風の刃で受け流している。
「コルク、やりたい事があるから合わせて貰って良い?」
「やりたい事?レース、あんた何をするきなん?」
「切り札を使おうかなって……、コルクはそれに合わせて死角から攻撃して貰ってもいい?」
「それ位ならいいけど、うちは今武器持ってないから出来る事は限られるで?」
「武器なら心器があるでしょ?」
さっきから心器を顕現させないけど、どうして使おうとしないのだろうか。
「出来るけどな?いざ実の父親に武器を向けるのって勇気がいるんよ?」
「やらないと終わらないし、戦うって決めたのはコルクだよ?」
「……分かった」
「じゃあぼくも準備するから宜しくね」
……肉体強化を使って心器の長杖を床に突き立てると、周囲を雪で埋め尽くして行くと詠唱をしながら一つの形を作り上げていく。
コルクも覚悟を決めたのか手元に魔力を集めて行くと一本の短剣が顕現する。
それはまるで透き通るような美しい水色の刀身を持ち、刃は水晶のように光輝いていた。
何て言うべきか、老いて身体能力が落ちている筈なのに目の前にいる彼は大きな巨人を思わせる程に強大で言葉で表す事が難しい程だ。
「これで手を抜いてやるってまじかよ……」
「勿論だとも、さてこれから戦う者同士挨拶を交わそうではないか……、『我は五大国の一つ、西のトレーディアスを治めし商王クラウズ・トレーディアスであるっ!富を極め、我が強欲のままに全てを手に入れんとした神をその身に封じし人柱なりっ!ここに新たに爵位を得て姫を手中に収めんとする者に試練を与えよう!、儂を一歩でも後ろに下がらせて見よ、それが貴殿の勝利条件だ!』」
神をその身に封じし人柱?とはどういう意味だろうか、もしかして何かを封じているから全力を出せないのかもしれない。
何となくそんな気がしてしまうけど気のせいだろうか……、でも一歩でも後ろに下がらせたら勝利というのは幾らなんでも甘く見過ぎな気がする。
「……えっと勝利条件は分かったんだけどさ、この挨拶ってどうやって返せばいいんだ?」
「これから正々堂々とお互いの誇りを掛けた戦いをしようって事なんよ、だからジラルドも取り合えず思い付きでもいいから名乗ってみて?」
「そっか、えっと『我が名はAランク冒険者、【紅の魔槍】ジラルドっ!トレーディアスにて囚われた姫を救いに来た紅の槍を振るいし男っ!、この戦いに勝ったらミントとの結婚を認めて貰うっ!』って恥ずかしんだけど!?」
名乗りを聞いたコルクが顔を真っ赤にして、『最後のあれは恥ずかしいからやめてよっ!』と言いながらジラルドの頭を力強く引っぱたく。
これから戦うというのに何ていうか緊張感が無くなりそうなんだけど……
「ハッハッハッ!、恥ずかしいと言いながらも良く吠えたっ!だが貴公には槍が無いでは無いかっ!それで紅の魔槍を名乗るとは笑わせるものよ」
「槍ならあるぜ?ここになっ!」
ジラルドが右腕を前に出すと魔力を集中させると、何もない空間から炎が湧き上がり徐々に槍を形作って行く。
……今迄まともに顕現させる事が出来なかった心器で作られた真紅の槍が彼の手元に現れると、そこから炎の嵐が巻き上がり周囲を赤く照らす。
「ほぅ、貴公も心器が使えるというのか面白い……」
「出来るようになったのは今が初めてだけどなっ!、お前を倒してミントとの結婚を許して貰うと覚悟を決めたら出来たぜ」
「……思いの力で成長するか、儂は貴様を気に入ったぞっ!必ず試練を越えて望みを手に入れるが良いっ!」
「あぁもうっ!恥ずかしいからあんたらほんとやめーやっ!」
「わりぃ調子に乗り過ぎた、けどさ俺もミントの親父の事気に入ったよ」
そうしてジラルドとクラウズ王はお互いに大声で笑ったと思うと、頭を後ろに振りかぶり勢いをつけて頭突きをした。
そうして互いの額から血を流しつつ歩いて距離を取ると武器を構える。
「それは大変喜ばしい事だが、さっさと始めようでは無いかっ!」
「おぅっ!、皆行くぞっ!」
クラウズ王は水を纏ったハンマーをジラルドに向けて振り下ろし、それに合わせるように突き出した槍がぶつかると同時に炎が巻き上がり蒸発した水が蒸気となり辺りを白く染め上げる。
そして視界が悪くなった所に、音も無く近づいたソラが風の刃で後ろから切りつけようとするが、まるで後ろが見えていると言うように心器の腕で受けると、電流を纏ったハンマーで横から叩き飛ばすが途中で姿消えてしまう。
「奇襲は良いが、もう少し上手くやるべきだったな……、何?」
「ごめんねー、俺の心器は自分から数歩離れた所に虚像を作る事が出来るんだ、だからいくら攻撃しても俺を見つける事が出来なければ当たらないよ」
「ならこうすれば良いのだろう?」
クラウズ王の頭上に雲が湧き上がるとそれが雨雲となり室内なのに、彼の周囲に雨が降り出し床を濡らして行くと、氷を纏ったハンマーを勢いよく床に叩きつける。
これはまさかとは思うけど、濡れた地面を氷らせて虚像諸共動きを封じるつもりなのかもしれない。
「ジラルドっ!ソラさんっ!クラウズ王の近くから離れてっ!このままだと氷漬けにされるっ!」
「まじかよっ!やっべっ!クロウ助けてくれっ!」
「分かったー!」
獣化して完全に狼の姿になったクロウが駆け出すとジラルドを背中に乗せて急いで離れると同時に周囲が凍り付いて行く。
「……俺は乗り物ではないのだがな」
「と言いつつ助けてくれるのがお前だろ?」
「……仲間を助けるのは当然だ、君も分かっている筈だ」
「まぁなっ!それにレースも忠告してくれて助かったぜ、ありがとなっ!」
「たまたま気付けただけだよ、でも役に立てたみたいで良かった」
本当にたまたま予想が当たっただけだから運が良かったと言えるけど、今の対応を見る限り同じ事をされたら次はそのまま反撃をされてしまうだう。
ただ……、ぼく達も何度も同じ事を繰り返す程馬鹿じゃない筈だから問題は無い。
現にジラルドはクロウの背中に乗った状態で心器の槍を振り回してクラウズ王に攻撃を繰り出しているし、ソラも反撃として繰り出されるジラルド達へと向けたハンマーの一撃を風の刃で受け流している。
「コルク、やりたい事があるから合わせて貰って良い?」
「やりたい事?レース、あんた何をするきなん?」
「切り札を使おうかなって……、コルクはそれに合わせて死角から攻撃して貰ってもいい?」
「それ位ならいいけど、うちは今武器持ってないから出来る事は限られるで?」
「武器なら心器があるでしょ?」
さっきから心器を顕現させないけど、どうして使おうとしないのだろうか。
「出来るけどな?いざ実の父親に武器を向けるのって勇気がいるんよ?」
「やらないと終わらないし、戦うって決めたのはコルクだよ?」
「……分かった」
「じゃあぼくも準備するから宜しくね」
……肉体強化を使って心器の長杖を床に突き立てると、周囲を雪で埋め尽くして行くと詠唱をしながら一つの形を作り上げていく。
コルクも覚悟を決めたのか手元に魔力を集めて行くと一本の短剣が顕現する。
それはまるで透き通るような美しい水色の刀身を持ち、刃は水晶のように光輝いていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!
ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる