26 / 33
第26話 情報と違う
しおりを挟む
トラフ領にやって来て2週間。
流石にマリアナも考える。「このままじゃいけない」と。
婚約をしてもケルマデックの1日が大きく変わるわけではない。領民たちと作業をするにあたって出発地が屋敷なので直行直帰に近いが、ケルマデックは朝早くから日が落ちる寸前まで領民たちと働く。
そして夜は湯を浴びた後、マリアナと食事をして執務をし、マリアナと一緒の寝台で眠る。
「何もしなくていいよ。好きな事をして過ごしてくれればいいんだ」
ケルマデックはそう言ってマリアナには力仕事も執務もさせてはくれない。
「このままじゃダメになっちゃう!」
マリアナは元々侯爵家は継がないが、母が権利を持つ子爵家を興す予定だった。その時に一緒に貰える領地では高値で取引される鉱物が産出していたので、どれだけの量を採掘し値崩れしないように出荷調整をすれば使用人も雇えて悠々自適に暮らせた。
しかしトラフ領は違う。領民の数も少ないし特産物がない上に収穫量も高くはない。
採れた野菜も他の領で同じ時期に収穫を迎えるものなので、喜ばしい大豊作ですら野菜の値が暴落し、せっかく作った野菜を土に埋めて肥料にする事もしばしば。
そんな時は出荷をすればするほど赤字になってしまうからである。
かと言って時季外れの野菜は全天候型、フルオープンの農地では育てる事が出来ない。
「どうすればいいかしら」
ウサギの治療はどうやらキツネに追われて足を噛まれたようだが、致命傷になるようなものではなく以前のように猛ダッシュは出来なくても、ぴょこぴょことその辺を散歩できるようにはなるだろうとヤギのお産を手伝う領民が教えてくれた。
ついでに薬草の煎じ方も教えてもらい、ウサギ用の薬になる野草はその辺にたくさん生えているので、ケルマデックは「手が汚れるからしなくていい」と言うがマリアナは手づから摘んできて煎じる。
ケルマデックが作ってくれたウサギ用の畑には領民が苗を持って来てくれたので、種と引き換えで現在、ナス、オクラ、パセリとブロッコリーそしてソラマメがすくすくと育っていた。
野菜に水やりをしながらふと思いついた。
「ララさん。領地を案内してくれませんか?」
「お嬢様、ララですララ!呼び捨てで良いんですよ」
「だったらお嬢様っていうのもやめて?」
「それは出来ません。旦那様に叱られます」
どうしても頼んで「マリアナさん」とララに呼んでもらったが即日で中止になった。ケルマデックがララに「名前で呼ぶのは俺の特権」と言ったとか言わなかったとか。
「私に直接言ってくれればいいのに」
「言うわけないです。旦那様はお嬢様にいいところだけ見せたいので」
そう、ケルマデックは使用人に注意を与える時もマリアナの前では絶対に行わない。理性が吹き飛んでいたのは領に来た初日にカムチャと畑で乱闘した時くらいである。
「過保護なのよ。私、それなりに頑丈に出来てるから大丈夫なのに」
「迫ってみたらどうです?」
「迫る?頭は撫でさせてもらってるけど」
「マジ…(遠くを見る細い目)」
ララにはマリアナに頭を撫でて貰っているケルマデックは想像が出来ない。てっきりカッコつけで椅子に足を組んで座り、テーブルに頬杖なんかついているのだと思っていた。
太もももかなり筋肉があるので足をスマートに組んで重なる脹脛ではない。片方の膝の上にヨイショともう片方の足を乗せる「4」の形になるオッサンの足組みであるが。
恋愛初心者のため、キメのポーズも「なんか違う感」が漂うのだが本人は結構頑張っているので誰もツッコまない。
「例えばですよ?例えば!」
これは例えなのだと強調するララだが、マリアナは思った。
――そういうの結構実体験が多いんだけど――
ジト目になるマリアナにララは「甘え方」を伝授した。
「頭を撫でさせてもらってるならイケると思いますよ」
ララが強く推すのでその夜、マリアナは試してみた。
★~★その夜★~★
静かに扉が開くと、そっと入室してくるケルマデック。執務を終えたこの時間はもうマリアナは寝息を立てているので忍び足で寝台に近づき、自分の陣地に潜り込む。
しかし、その日は違った。
「遅くまでお疲れ様です」
「うぇっ!!起きてたのか?」
「はい、寝られないので」
「寝られない…それはいけない。直ぐに医者を呼ぶ。隣の領まで行って医者を連れてくるから8時間は待てそうか?}
「そんなに待ってたら、待ってる間に寝てしまいます」
寝台に上半身だけを起こし、並んだ状態からマリアナは行動に出た。
バッと掛布を捲り上げ、有無を言わさずにケルマデックに前抱っこの姿勢を取った。マリアナの両手はケルマデックの首の後ろで交差する。
「なっなにをするんだ。まだ早い!」
「トラフ様、いえ、ケルマデック様」
「い、今…俺の名前を…うぐっ。待ってくれ…胸が焼けるように熱い」
「胸やけですか?ここ?このあたり?」
するりと解かれたマリアナの手がケルマデックの胸にあてられる。
「にゃ。にゃにをするんだ!夜の寝台で男にそんな事をしたらどうなるか解っているのか!」
「えぇ。解っていますとも!」
ララ情報によれば、
【手を当てるのは男性にも双璧の先に突起があるので敢えて!指で弾くように触れる】
言われた通りにマリアナはケルマデックの小さな突起を爪で引っ掻くようにピンと弾いた。
ララ情報によれば、
【そうするとくすぐったいので止めてくれという。止める代わりに条件を飲ませる】
しかし・・・ケルマデックは全くくすぐったい様子はなく、目の白目が血走って、息遣いが荒くなり苦しさすら見ているマリアナが感じ取ってしまう状態になった。
ガッと手首を掴まれて「止めなさい」と顔を背けられてしまった。
「ケルマデック様…いいえ‥ケリー」
ブワっと風すら伴って背けた顔がマリアナに向けられた。
「今、ケリーと…」
「はい。寝言でケリーと呼んでくれと時折仰っていたので」
「俺が寝言でそんな事を?!」
「はい、ここ3、4日は特に。あ、ウサギを連れ帰ってくれた日が一番多かったかしら」
ハッハッハ…ケルマデックの息の間隔は更に短くなりマリアナが「ケリー、大丈夫?」と声を掛けるとケルマデックの両腕がマリアナを強く抱きしめ、前抱っこの体勢が押し倒されてマリアナは組みしだかれてしまった。
――あれ?ララさん情報と違う?――
流石にマリアナも考える。「このままじゃいけない」と。
婚約をしてもケルマデックの1日が大きく変わるわけではない。領民たちと作業をするにあたって出発地が屋敷なので直行直帰に近いが、ケルマデックは朝早くから日が落ちる寸前まで領民たちと働く。
そして夜は湯を浴びた後、マリアナと食事をして執務をし、マリアナと一緒の寝台で眠る。
「何もしなくていいよ。好きな事をして過ごしてくれればいいんだ」
ケルマデックはそう言ってマリアナには力仕事も執務もさせてはくれない。
「このままじゃダメになっちゃう!」
マリアナは元々侯爵家は継がないが、母が権利を持つ子爵家を興す予定だった。その時に一緒に貰える領地では高値で取引される鉱物が産出していたので、どれだけの量を採掘し値崩れしないように出荷調整をすれば使用人も雇えて悠々自適に暮らせた。
しかしトラフ領は違う。領民の数も少ないし特産物がない上に収穫量も高くはない。
採れた野菜も他の領で同じ時期に収穫を迎えるものなので、喜ばしい大豊作ですら野菜の値が暴落し、せっかく作った野菜を土に埋めて肥料にする事もしばしば。
そんな時は出荷をすればするほど赤字になってしまうからである。
かと言って時季外れの野菜は全天候型、フルオープンの農地では育てる事が出来ない。
「どうすればいいかしら」
ウサギの治療はどうやらキツネに追われて足を噛まれたようだが、致命傷になるようなものではなく以前のように猛ダッシュは出来なくても、ぴょこぴょことその辺を散歩できるようにはなるだろうとヤギのお産を手伝う領民が教えてくれた。
ついでに薬草の煎じ方も教えてもらい、ウサギ用の薬になる野草はその辺にたくさん生えているので、ケルマデックは「手が汚れるからしなくていい」と言うがマリアナは手づから摘んできて煎じる。
ケルマデックが作ってくれたウサギ用の畑には領民が苗を持って来てくれたので、種と引き換えで現在、ナス、オクラ、パセリとブロッコリーそしてソラマメがすくすくと育っていた。
野菜に水やりをしながらふと思いついた。
「ララさん。領地を案内してくれませんか?」
「お嬢様、ララですララ!呼び捨てで良いんですよ」
「だったらお嬢様っていうのもやめて?」
「それは出来ません。旦那様に叱られます」
どうしても頼んで「マリアナさん」とララに呼んでもらったが即日で中止になった。ケルマデックがララに「名前で呼ぶのは俺の特権」と言ったとか言わなかったとか。
「私に直接言ってくれればいいのに」
「言うわけないです。旦那様はお嬢様にいいところだけ見せたいので」
そう、ケルマデックは使用人に注意を与える時もマリアナの前では絶対に行わない。理性が吹き飛んでいたのは領に来た初日にカムチャと畑で乱闘した時くらいである。
「過保護なのよ。私、それなりに頑丈に出来てるから大丈夫なのに」
「迫ってみたらどうです?」
「迫る?頭は撫でさせてもらってるけど」
「マジ…(遠くを見る細い目)」
ララにはマリアナに頭を撫でて貰っているケルマデックは想像が出来ない。てっきりカッコつけで椅子に足を組んで座り、テーブルに頬杖なんかついているのだと思っていた。
太もももかなり筋肉があるので足をスマートに組んで重なる脹脛ではない。片方の膝の上にヨイショともう片方の足を乗せる「4」の形になるオッサンの足組みであるが。
恋愛初心者のため、キメのポーズも「なんか違う感」が漂うのだが本人は結構頑張っているので誰もツッコまない。
「例えばですよ?例えば!」
これは例えなのだと強調するララだが、マリアナは思った。
――そういうの結構実体験が多いんだけど――
ジト目になるマリアナにララは「甘え方」を伝授した。
「頭を撫でさせてもらってるならイケると思いますよ」
ララが強く推すのでその夜、マリアナは試してみた。
★~★その夜★~★
静かに扉が開くと、そっと入室してくるケルマデック。執務を終えたこの時間はもうマリアナは寝息を立てているので忍び足で寝台に近づき、自分の陣地に潜り込む。
しかし、その日は違った。
「遅くまでお疲れ様です」
「うぇっ!!起きてたのか?」
「はい、寝られないので」
「寝られない…それはいけない。直ぐに医者を呼ぶ。隣の領まで行って医者を連れてくるから8時間は待てそうか?}
「そんなに待ってたら、待ってる間に寝てしまいます」
寝台に上半身だけを起こし、並んだ状態からマリアナは行動に出た。
バッと掛布を捲り上げ、有無を言わさずにケルマデックに前抱っこの姿勢を取った。マリアナの両手はケルマデックの首の後ろで交差する。
「なっなにをするんだ。まだ早い!」
「トラフ様、いえ、ケルマデック様」
「い、今…俺の名前を…うぐっ。待ってくれ…胸が焼けるように熱い」
「胸やけですか?ここ?このあたり?」
するりと解かれたマリアナの手がケルマデックの胸にあてられる。
「にゃ。にゃにをするんだ!夜の寝台で男にそんな事をしたらどうなるか解っているのか!」
「えぇ。解っていますとも!」
ララ情報によれば、
【手を当てるのは男性にも双璧の先に突起があるので敢えて!指で弾くように触れる】
言われた通りにマリアナはケルマデックの小さな突起を爪で引っ掻くようにピンと弾いた。
ララ情報によれば、
【そうするとくすぐったいので止めてくれという。止める代わりに条件を飲ませる】
しかし・・・ケルマデックは全くくすぐったい様子はなく、目の白目が血走って、息遣いが荒くなり苦しさすら見ているマリアナが感じ取ってしまう状態になった。
ガッと手首を掴まれて「止めなさい」と顔を背けられてしまった。
「ケルマデック様…いいえ‥ケリー」
ブワっと風すら伴って背けた顔がマリアナに向けられた。
「今、ケリーと…」
「はい。寝言でケリーと呼んでくれと時折仰っていたので」
「俺が寝言でそんな事を?!」
「はい、ここ3、4日は特に。あ、ウサギを連れ帰ってくれた日が一番多かったかしら」
ハッハッハ…ケルマデックの息の間隔は更に短くなりマリアナが「ケリー、大丈夫?」と声を掛けるとケルマデックの両腕がマリアナを強く抱きしめ、前抱っこの体勢が押し倒されてマリアナは組みしだかれてしまった。
――あれ?ララさん情報と違う?――
801
あなたにおすすめの小説
私は……何も知らなかった……それだけなのに……
#Daki-Makura
ファンタジー
第2王子が獣人の婚約者へ婚約破棄を叩きつけた。
しかし、彼女の婚約者は、4歳年下の弟だった。
そう。第2王子は……何も知らなかった……知ろうとしなかっただけだった……
※ゆるい設定です。ゆるく読んでください。
※AI校正を使わせてもらっています。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
婚約破棄をしておけば
あんど もあ
ファンタジー
王太子アントワーヌの婚約者のレアリゼは、アントワーヌに嫌われていた。男を立てぬ女らしくないレアリゼが悪い、と皆に思われて孤立無援なレアリゼ。彼女は報われぬままひたすら国のために働いた……と思われていたが実は……。
婚約破棄されたので、戻らない選択をしました
ふわふわ
恋愛
王太子アルトゥールの婚約者として生きてきた
貴族令嬢ミディア・バイエルン。
だが、偽りの聖女シエナに心を奪われた王太子から、
彼女は一方的に婚約を破棄される。
「戻る場所は、もうありませんわ」
そう告げて向かった先は、
王都から遠く離れたアルツハイム辺境伯領。
権力も、評価も、比較もない土地で、
ミディアは“誰かに選ばれる人生”を静かに手放していく。
指示しない。
介入しない。
評価しない。
それでも、人は動き、街は回り、
日常は確かに続いていく。
一方、王都では――
彼女を失った王太子と王政が、
少しずつ立ち行かなくなっていき……?
派手な復讐も、涙の和解もない。
あるのは、「戻らない」という選択と、
終わらせない日常だけ。
アンジェリーヌは一人じゃない
れもんぴーる
恋愛
義母からひどい扱いされても我慢をしているアンジェリーヌ。
メイドにも冷遇され、昔は仲が良かった婚約者にも冷たい態度をとられ居場所も逃げ場所もなくしていた。
そんな時、アルコール入りのチョコレートを口にしたアンジェリーヌの性格が激変した。
まるで別人になったように、言いたいことを言い、これまで自分に冷たかった家族や婚約者をこぎみよく切り捨てていく。
実は、アンジェリーヌの中にずっといた魂と入れ替わったのだ。
それはアンジェリーヌと一緒に生まれたが、この世に誕生できなかったアンジェリーヌの双子の魂だった。
新生アンジェリーヌはアンジェリーヌのため自由を求め、家を出る。
アンジェリーヌは満ち足りた生活を送り、愛する人にも出会うが、この身体は自分の物ではない。出来る事なら消えてしまった可哀そうな自分の半身に幸せになってもらいたい。でもそれは自分が消え、愛する人との別れの時。
果たしてアンジェリーヌの魂は戻ってくるのか。そしてその時もう一人の魂は・・・。
*タグに「平成の歌もあります」を追加しました。思っていたより歌に注目していただいたので(*´▽`*)
(なろうさま、カクヨムさまにも投稿予定です)
殿下、もう何もかも手遅れです
魚谷
恋愛
偉大なる国王が崩御した。
葬儀の場で、王太子アドルフォスは、父王が病床にいるのを良いことに国を思うがままにしようとする、婚約者である公爵令嬢ロザリンデと、その父である宰相を断罪しようと決意する。
全ては自分が次の王に相応しいことを、その場にいる全ての貴族たちに示すため。
アドルフォスは自分の勝利を信じて疑わなかった。
自分には、麗しい子爵令嬢で、数百年に一度生まれる聖女の力に覚醒したエレインという心強い味方がいるのだから。
勝利は揺るぎないはずだった……そう、アドルフォスの頭の中では。
これはひとつの国の終わりの物語。
★他のサイトにも掲載しております
★13000字程度でサクッとお読み頂けます
【完結】婚約破棄はお受けいたしましょう~踏みにじられた恋を抱えて
ゆうぎり
恋愛
「この子がクラーラの婚約者になるんだよ」
お父様に連れられたお茶会で私は一つ年上のナディオ様に恋をした。
綺麗なお顔のナディオ様。優しく笑うナディオ様。
今はもう、私に微笑みかける事はありません。
貴方の笑顔は別の方のもの。
私には忌々しげな顔で、視線を向けても貰えません。
私は厭われ者の婚約者。社交界では評判ですよね。
ねぇナディオ様、恋は花と同じだと思いませんか?
―――水をやらなければ枯れてしまうのですよ。
※ゆるゆる設定です。
※名前変更しました。元「踏みにじられた恋ならば、婚約破棄はお受けいたしましょう」
※多分誰かの視点から見たらハッピーエンド
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる