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Fake Friend
真似
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中学3年生。
人生初めての受験。
だけど、受験のために猛勉強したのは2年生の時に目安をつけるために受けた冬の模試くらい。
そんな無子の偏差値は38。
そして、中心ちゃんはその少し上くらいだった。
そういう2人が目指したのは偏差値に近い都立の学校だったけれど、模試を2回受けても望み薄だったので私立にすることになった。
その中でも行けそうな私立は2、3校しかなくて、無子が最終的に決めたのは家から近いギャル学校。
しかも、無子の偏差値と内申点的にそこにしか行けないと担任の先生に言われ、推薦入試でなんとか滑り込むことにした。
無子がその学校に行くと話すと、中心ちゃんもその学校を選んだことを教えてくれた。
無子は中心ちゃんと同じ学校でラッキーだなと思っていたけど、中心ちゃんはちょっと違ったみたい。
けど、そんなことは知らずに無子はいつものように学校生活を送り、ともくんともしっかり会っていた。
ともくんは無子が高校生になることを知り、制服が見たいと言っていて今思えばただの犯罪者予備軍だったけど、恋に沼った無子はその高校の可愛いチェックのプリーツスカートが履くのが楽しみだった。
そんなこんなで進路も決まってホッと過ごせる夏休み。
無子と中心ちゃんは夏祭りに行くことにした。
中心ちゃん情報だと、日没くんが来るらしく新しい服を買ってお祭りに行きたいとのことで近場の都会に出て服を買って夏祭りに行った。
無子は中心ちゃんとの夏祭りを楽しみながらともくんとも出来たらいいのになぁと淡い夢を抱いていると、中心ちゃんが情報を仕入れた男友達の高男くんを見つけて一緒にいる周りの友達を見るとしっかり日没くんもいた。
中心ちゃんはなにか話しかけに行くのかなと思い、無子は遠くで見守ろうとしたけれど、中心ちゃんは顔が見れただけで十分らしくその日は何も無く終わってしまった。
まあ、6人くらいの男の子たちの中に1人飛び込むのは相当勇気がないと出来ないことだから仕方がない。
無子はお祭りと中心ちゃんを家に送るまでの夜道を散策しながら帰り、今度は夏終わりにあるコンクールに出ないといけなかった。
そのコンクールでは無子は何故か馬鹿ほど目立つシンバルをやらされる羽目になり、しかもそのシンバルが無ければその曲が成り立たないという強制具合。
それでいてまだやる気のない無子はしっかりサボり、ボロボロのままコンクールに出た。
みんなは今年こそ金賞を取るぞって言っていたけど、無子みたいな半端者に主役レベルのものを任せたから見事銅賞。
無子はみんなが泣く中、泣けなかった。
だって当たり前の結果だもん。
それで部活は引退。
お別れ会の時、無子はやっぱり強制的に連れ出されたので今までのお詫びを泣きながら伝えた。
無子は自分の意思を人前で話すのはとても苦手で、どうしても上手く言葉に出来ないことや、人の視線と痛く刺さるその苛立ちの気持ちが怖くて泣いてしまう。
そんな無子にも後輩はありがとうの手紙をくれたけど、思い出のない思い出話と、同じパートの人たちからは遠回しに軽蔑されたメッセージが書かれていた。
こんなのをわざわざ送るくらいなら連れてこなければ良かったのに。
無子を元のようにいない者扱いにしてみんなで金賞を取れば良かったのに。
それなのに、“チーム”や“仲間”だから一緒にやるんだで連れてこられて、外部からお呼びした指揮者の方には『巨神兵』って悪意たっぷりの裏のあだ名でみんなから馬鹿にされていたことをお母さんに後から聞いた。
そうやって、大人になってもくだらないことで子どもを盛り上げるからくだらない大人が出来るんだよ。餓鬼 永遠己さん。
でも、無子は部活がやっとなくなったおかげで最高に自由になり、最後の中学生ライフを中心ちゃんとしっかり楽しめたからOK。
その最後の半年に出会ったのが中古の本屋さん。
そこには定価の半分以下で無子の知らない本や漫画がいっぱいあって、そこでは今でも大好きなプンプンの漫画とも出会った。
フリーダムな無子はそこから少女漫画も、少年漫画も、なんでも読むようになりあの有名な海賊の漫画にも出会った。
その海賊のお話は保育園の頃にアニメで追っていたけれど、放送の時間帯が変わり自然と見るのを辞めてしまった。
でも、久しぶりに見て続きが気になったので読んでみることにした。
そしたら面白い!
やっぱり、売り出されているものは何かしらの面白みがあるからこそ、こうやって本になっているんだなと感心しながら中古の本屋さんで自分の好きな漫画を買っていると、その作品を読むことがパクリだと言う輩がまた現れた。
その子は中心ちゃんを助けなかった友達の骨失ちゃん。
その子は昔からその漫画が好きで、その漫画家さんの絵を真似ることが出来るくらいのファンだと言うけれど、こっちからしたらだから何?って話。
無子は幼少期に見てて久しぶりに話の続きを知りたいと思っただけだったのに、パクリと言われてカチンと来たのでその子は上っ面さえ仲良くなることをやめた。
それでも骨失ちゃんと中心ちゃんは友達だったから関わらずにはいられなかった。
環流 虹向/子宮が疼く愛が欲しい
人生初めての受験。
だけど、受験のために猛勉強したのは2年生の時に目安をつけるために受けた冬の模試くらい。
そんな無子の偏差値は38。
そして、中心ちゃんはその少し上くらいだった。
そういう2人が目指したのは偏差値に近い都立の学校だったけれど、模試を2回受けても望み薄だったので私立にすることになった。
その中でも行けそうな私立は2、3校しかなくて、無子が最終的に決めたのは家から近いギャル学校。
しかも、無子の偏差値と内申点的にそこにしか行けないと担任の先生に言われ、推薦入試でなんとか滑り込むことにした。
無子がその学校に行くと話すと、中心ちゃんもその学校を選んだことを教えてくれた。
無子は中心ちゃんと同じ学校でラッキーだなと思っていたけど、中心ちゃんはちょっと違ったみたい。
けど、そんなことは知らずに無子はいつものように学校生活を送り、ともくんともしっかり会っていた。
ともくんは無子が高校生になることを知り、制服が見たいと言っていて今思えばただの犯罪者予備軍だったけど、恋に沼った無子はその高校の可愛いチェックのプリーツスカートが履くのが楽しみだった。
そんなこんなで進路も決まってホッと過ごせる夏休み。
無子と中心ちゃんは夏祭りに行くことにした。
中心ちゃん情報だと、日没くんが来るらしく新しい服を買ってお祭りに行きたいとのことで近場の都会に出て服を買って夏祭りに行った。
無子は中心ちゃんとの夏祭りを楽しみながらともくんとも出来たらいいのになぁと淡い夢を抱いていると、中心ちゃんが情報を仕入れた男友達の高男くんを見つけて一緒にいる周りの友達を見るとしっかり日没くんもいた。
中心ちゃんはなにか話しかけに行くのかなと思い、無子は遠くで見守ろうとしたけれど、中心ちゃんは顔が見れただけで十分らしくその日は何も無く終わってしまった。
まあ、6人くらいの男の子たちの中に1人飛び込むのは相当勇気がないと出来ないことだから仕方がない。
無子はお祭りと中心ちゃんを家に送るまでの夜道を散策しながら帰り、今度は夏終わりにあるコンクールに出ないといけなかった。
そのコンクールでは無子は何故か馬鹿ほど目立つシンバルをやらされる羽目になり、しかもそのシンバルが無ければその曲が成り立たないという強制具合。
それでいてまだやる気のない無子はしっかりサボり、ボロボロのままコンクールに出た。
みんなは今年こそ金賞を取るぞって言っていたけど、無子みたいな半端者に主役レベルのものを任せたから見事銅賞。
無子はみんなが泣く中、泣けなかった。
だって当たり前の結果だもん。
それで部活は引退。
お別れ会の時、無子はやっぱり強制的に連れ出されたので今までのお詫びを泣きながら伝えた。
無子は自分の意思を人前で話すのはとても苦手で、どうしても上手く言葉に出来ないことや、人の視線と痛く刺さるその苛立ちの気持ちが怖くて泣いてしまう。
そんな無子にも後輩はありがとうの手紙をくれたけど、思い出のない思い出話と、同じパートの人たちからは遠回しに軽蔑されたメッセージが書かれていた。
こんなのをわざわざ送るくらいなら連れてこなければ良かったのに。
無子を元のようにいない者扱いにしてみんなで金賞を取れば良かったのに。
それなのに、“チーム”や“仲間”だから一緒にやるんだで連れてこられて、外部からお呼びした指揮者の方には『巨神兵』って悪意たっぷりの裏のあだ名でみんなから馬鹿にされていたことをお母さんに後から聞いた。
そうやって、大人になってもくだらないことで子どもを盛り上げるからくだらない大人が出来るんだよ。餓鬼 永遠己さん。
でも、無子は部活がやっとなくなったおかげで最高に自由になり、最後の中学生ライフを中心ちゃんとしっかり楽しめたからOK。
その最後の半年に出会ったのが中古の本屋さん。
そこには定価の半分以下で無子の知らない本や漫画がいっぱいあって、そこでは今でも大好きなプンプンの漫画とも出会った。
フリーダムな無子はそこから少女漫画も、少年漫画も、なんでも読むようになりあの有名な海賊の漫画にも出会った。
その海賊のお話は保育園の頃にアニメで追っていたけれど、放送の時間帯が変わり自然と見るのを辞めてしまった。
でも、久しぶりに見て続きが気になったので読んでみることにした。
そしたら面白い!
やっぱり、売り出されているものは何かしらの面白みがあるからこそ、こうやって本になっているんだなと感心しながら中古の本屋さんで自分の好きな漫画を買っていると、その作品を読むことがパクリだと言う輩がまた現れた。
その子は中心ちゃんを助けなかった友達の骨失ちゃん。
その子は昔からその漫画が好きで、その漫画家さんの絵を真似ることが出来るくらいのファンだと言うけれど、こっちからしたらだから何?って話。
無子は幼少期に見てて久しぶりに話の続きを知りたいと思っただけだったのに、パクリと言われてカチンと来たのでその子は上っ面さえ仲良くなることをやめた。
それでも骨失ちゃんと中心ちゃんは友達だったから関わらずにはいられなかった。
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