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王都編
37.いま君に伝えたいこと
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目が覚めた、とはまた違う。
言うならば、「意識が戻った」くらいの突発性を伴った、突然の出来事だった。だけどそれは当然、どこかおかしい。それはまるで、「僕が僕でいなかった」時間の存在を暗示しているようだった。
僕がいたのは、城壁の上だった。
都市を囲む数十メートルの城壁の上。普段はそのスペースには見張りの騎士団団員しか近づけないはずなのだ。
「ここは⋯⋯? いや待て、僕はどうやって」
記憶をたどってみても、その直前の記憶だけが欠落している。僕がここに来た方法や経緯は、一切記憶されていない。
夜風がひやりと頬に当たり、その場所の高さを切実に感じさせる。防護柵もないその通路から下を覗いてみても、その下はまさに暗闇だった。この高さから落ちたら、まず助からない。
つまり、僕が進んでここに来るはずがない。
なら僕は今なぜここにいる?
「――!!」
そんな矢先に、僕の視界にあるものが映った。
考えられる最大限の最悪。
「⋯⋯なんのつもりで来た?」
僕の視線の先――小さな塔の先端に佇む彼は、僕に振り返ってそう言った。完全なる敵意を持った目で、僕を射抜く。
月明かりの下、僕とリヒトは対峙する。
直前の記憶の欠落、不可解な行動、僕にとって最悪の展開。これをもたらすものといえば、僕にとって思い当たるのはあれだけだ。
「っ、ジェイル、お前の仕業か?」
脳内でも、僕に対する返信はない。
「なぜ貴様はここへ来た?」
「違うんだ! 僕はここに来たくて来たわけじゃ⋯⋯」
「馬鹿なことを言うな。貴様がここに来た時点で、俺の答えは決まっている」
復讐の念に染まりきった眼でリヒトは僕を見つめたまま、静かに背中の剣の柄に触れる。金属同士が擦れる鋭い音がしたかと思えば、次の瞬間には彼は僕の目の前まで迫っていた。
僕は咄嗟に短剣を取り出して受け流す。
が、体勢を崩されて外壁まで吹き飛ぶ。
「がっ⋯⋯!!」
「この城壁の高さは、およそ二十メートル。貴様をここから落とせば、俺の与えた傷など貴様の身体には跡形もないだろうな」
二本目の剣を引き抜き、リヒトは僕に強い足取りで近づく。防御体勢を取り損ねた僕は、背中の強い痛みに耐えながらも立ち上がる。
「逃げ道もない⋯⋯戦うしかないのか」
「なめるな。もとより、貴様を逃がす気などない!!」
リヒトが左手に携えていた黒い剣が、彼の手から弾丸のごとき素早さで飛んでくる。僕はすんでのところで身を翻して躱し、〈隠密〉を発動しようとするが――
「ヴェンデッタ、魔力一段階解放!」
彼の詠唱が聴こえた途端、壁に突き刺さったはずの剣が僕の右肩を切り裂いていた。右肩からは赤黒い血がどろどろと流れ出している。僕は叫び出したい気持ちを抑えて、止血を試みる。
「無駄だ!!」
再び二刀流となったリヒトは、僕へ目にも止まらぬ速さで剣戟をしかける。僕はかろうじてそれを躱しつつ、短剣で彼の隙を探るが、怒りに狂った彼にそんなものはない。狭い通路の上で切り合う僕らだったが、次第に僕の身体に斬撃が通るようになってしまった。
――彼を止めるものがない今、僕に何ができる?
――言葉で説得できない相手に、僕に何ができる?
諦めが僕の頭をちらついたときにはもう、僕は地面にうつ伏せで伸びていた。左手でなんとか立ち上がろうとしても、手傷を負った脚にはもう力は入らなかった。身体中から、鮮血が留まるところを知らぬまま流れ出している。
無慈悲にも、僕の左手に彼の剣が突き立てられる。
喉が焼き切れてなくなりそうなくらい、僕は悲痛な叫びをあげた。もう僕には我慢という強がりな虚勢は張れないみたいだ。
「魔王を倒した英雄だろうと、俺の復讐の前では関係ない。俺をこうさせたのは、紛れもなく貴様だ。恨むなら自分を恨むがいい」
冷たい視線が僕に向けられ、彼のもう一方の剣が僕の頸を捉える。
死を覚悟した僕の頭に浮かんだのは、こんな一言だった。
――ああ、僕はまだ何一つ変われてなかったのか。
敵と真正面から立ち向かう勇気も、敵を殺すための勇気も、そもそも敵と戦えるだけの強さも何もかも、僕は持ち合わせていなかった。敵を前にして、こんなことを思ってしまう時点で僕は負けだということは、わかっていた。わかっていたのに。
「死にたくない」
本当にどうしようもない馬鹿だな、僕は。
『魔獣召喚魔法』
刃が僕の頸に触れた瞬間、それは何故か消滅したように離れていった。
遠くで、何かが打ちつけられる音がする。
その後で、低いうめき声が聴こえてきた。
「まったく、そこまでして仕事をサボりたいんですか? お兄さん」
僕が見上げた先にいたのは、リーファだった。
左手の薬指にはめた指輪が、紫の燐光をまとっている。
――そして、彼女の頭上にいたのは⋯⋯
「これ、回復薬です。それでなんとかしてください。ここは私が引き受けますから」
「⋯⋯あ、ありがとう」
彼女がなぜ僕がここに居ることを知っていたのか。
彼女がなぜここで「それ」を呼び出しているのか。
そんなことで頭の中を疑問符で埋めつくしているうちに、回復薬を飲み干した僕は痛みと一緒に忘れていった。
「なぜ、何故貴方が邪魔をする!!」
「勝手に彼を殺されて、困る人がいるからです。それにもう、彼の処罰は決まっています」
「関係ない。俺はそいつに⋯⋯」
「リヒトさん、あなたの私情で彼を殺すことを誰が許したというのですか? それにこれは、立派な違反行為です」
「構うものかぁああ!!」
激怒した彼の振りかざした剣を、リーファの上にいた〈魔物〉が指一本で弾き飛ばした。彼の頬を掠めた剣は、城壁の下へ真っ逆さまに落ちていく。
彼女の頭上にはずっと、ドス黒い〈何か〉が佇んでいる。
僕の持ち合わせる語彙では形容しがたい、〈何か〉が。
「お引き取りください。ここで退けば、貴方の行為は不問にします。それとも、それでまだ戦うつもりですか?」
「くっ⋯⋯」
武器を失った彼は、ただ拳を強く握りしめて立ち尽くしている。勝ち目が薄いことを悟ったのか、彼は僕たちに背中を向けて歩き出していく。だが僕はまだ、彼に伝えたいことがある――
「待って! 僕の話を聞いてくれ!」
僕が枯れそうな喉から発した言葉で、彼は立ち止まった。リーファの前へ出て、必死で叫ぶ。
「ずっと、謝りたかった! 君が僕の言葉を受け止めてくれなくても、君に聞いてほしかった!」
「貴様の謝罪など、今更いらない。俺がそれしきのことで貴様を許すとでも?」
「許してくれなくてもいい! でもこれだけは聞いてほしかっただけだ⋯⋯君の仲間を死なせてしまって本当にすまなかった。償いたいと、思ってる」
「⋯⋯」
長い沈黙のあと、リヒトは僕を一瞥して言った。
「⋯⋯俺は、お前に謝らないでほしかった。俺だって、薄々気づいてたんだ。ロイドが死んだのがお前のせいだと言ったのは、俺がそれを受け入れられなかったからだ。お前を悪役に仕立てあげたのは、この苦しみを怒りに変えて受け止めるため」
その瞳から、怒りの色が薄れていく。
哀愁を漂わせたその瞳が、再び僕を射抜く。
「お前が悪役でいてくれたから、俺は復讐のために生きていけたんだ。でも今ので気付かされた。――お前は悪役なんかじゃない。ロイドの意思を、俺よりもずっと先の次元で理解していた。間違っていたのは、俺だったんだ。なら――」
彼は泣いていた。
後悔、とでもいうべき感情を感じさせるその表情が、僕の胸に突き刺さった。
「この苦しみを、悲しみを、俺はどうやって受け止めればいいんだよ⋯⋯! 教えてくれよ⋯⋯」
「リヒト、さん⋯⋯」
「すまない、お前に全部背負わせた。ロイドの想いを理解できていなかった俺は、仲間として失格だった」
すまない、ともう一度僕に向かって言ったあとリヒトは前へ進んで行った。もう二度と、僕を振り返ることはなかった。
立ち尽くした僕の後ろで、リーファの頭上から発せられていた〈何か〉の気配が消えるのがわかった。
言うならば、「意識が戻った」くらいの突発性を伴った、突然の出来事だった。だけどそれは当然、どこかおかしい。それはまるで、「僕が僕でいなかった」時間の存在を暗示しているようだった。
僕がいたのは、城壁の上だった。
都市を囲む数十メートルの城壁の上。普段はそのスペースには見張りの騎士団団員しか近づけないはずなのだ。
「ここは⋯⋯? いや待て、僕はどうやって」
記憶をたどってみても、その直前の記憶だけが欠落している。僕がここに来た方法や経緯は、一切記憶されていない。
夜風がひやりと頬に当たり、その場所の高さを切実に感じさせる。防護柵もないその通路から下を覗いてみても、その下はまさに暗闇だった。この高さから落ちたら、まず助からない。
つまり、僕が進んでここに来るはずがない。
なら僕は今なぜここにいる?
「――!!」
そんな矢先に、僕の視界にあるものが映った。
考えられる最大限の最悪。
「⋯⋯なんのつもりで来た?」
僕の視線の先――小さな塔の先端に佇む彼は、僕に振り返ってそう言った。完全なる敵意を持った目で、僕を射抜く。
月明かりの下、僕とリヒトは対峙する。
直前の記憶の欠落、不可解な行動、僕にとって最悪の展開。これをもたらすものといえば、僕にとって思い当たるのはあれだけだ。
「っ、ジェイル、お前の仕業か?」
脳内でも、僕に対する返信はない。
「なぜ貴様はここへ来た?」
「違うんだ! 僕はここに来たくて来たわけじゃ⋯⋯」
「馬鹿なことを言うな。貴様がここに来た時点で、俺の答えは決まっている」
復讐の念に染まりきった眼でリヒトは僕を見つめたまま、静かに背中の剣の柄に触れる。金属同士が擦れる鋭い音がしたかと思えば、次の瞬間には彼は僕の目の前まで迫っていた。
僕は咄嗟に短剣を取り出して受け流す。
が、体勢を崩されて外壁まで吹き飛ぶ。
「がっ⋯⋯!!」
「この城壁の高さは、およそ二十メートル。貴様をここから落とせば、俺の与えた傷など貴様の身体には跡形もないだろうな」
二本目の剣を引き抜き、リヒトは僕に強い足取りで近づく。防御体勢を取り損ねた僕は、背中の強い痛みに耐えながらも立ち上がる。
「逃げ道もない⋯⋯戦うしかないのか」
「なめるな。もとより、貴様を逃がす気などない!!」
リヒトが左手に携えていた黒い剣が、彼の手から弾丸のごとき素早さで飛んでくる。僕はすんでのところで身を翻して躱し、〈隠密〉を発動しようとするが――
「ヴェンデッタ、魔力一段階解放!」
彼の詠唱が聴こえた途端、壁に突き刺さったはずの剣が僕の右肩を切り裂いていた。右肩からは赤黒い血がどろどろと流れ出している。僕は叫び出したい気持ちを抑えて、止血を試みる。
「無駄だ!!」
再び二刀流となったリヒトは、僕へ目にも止まらぬ速さで剣戟をしかける。僕はかろうじてそれを躱しつつ、短剣で彼の隙を探るが、怒りに狂った彼にそんなものはない。狭い通路の上で切り合う僕らだったが、次第に僕の身体に斬撃が通るようになってしまった。
――彼を止めるものがない今、僕に何ができる?
――言葉で説得できない相手に、僕に何ができる?
諦めが僕の頭をちらついたときにはもう、僕は地面にうつ伏せで伸びていた。左手でなんとか立ち上がろうとしても、手傷を負った脚にはもう力は入らなかった。身体中から、鮮血が留まるところを知らぬまま流れ出している。
無慈悲にも、僕の左手に彼の剣が突き立てられる。
喉が焼き切れてなくなりそうなくらい、僕は悲痛な叫びをあげた。もう僕には我慢という強がりな虚勢は張れないみたいだ。
「魔王を倒した英雄だろうと、俺の復讐の前では関係ない。俺をこうさせたのは、紛れもなく貴様だ。恨むなら自分を恨むがいい」
冷たい視線が僕に向けられ、彼のもう一方の剣が僕の頸を捉える。
死を覚悟した僕の頭に浮かんだのは、こんな一言だった。
――ああ、僕はまだ何一つ変われてなかったのか。
敵と真正面から立ち向かう勇気も、敵を殺すための勇気も、そもそも敵と戦えるだけの強さも何もかも、僕は持ち合わせていなかった。敵を前にして、こんなことを思ってしまう時点で僕は負けだということは、わかっていた。わかっていたのに。
「死にたくない」
本当にどうしようもない馬鹿だな、僕は。
『魔獣召喚魔法』
刃が僕の頸に触れた瞬間、それは何故か消滅したように離れていった。
遠くで、何かが打ちつけられる音がする。
その後で、低いうめき声が聴こえてきた。
「まったく、そこまでして仕事をサボりたいんですか? お兄さん」
僕が見上げた先にいたのは、リーファだった。
左手の薬指にはめた指輪が、紫の燐光をまとっている。
――そして、彼女の頭上にいたのは⋯⋯
「これ、回復薬です。それでなんとかしてください。ここは私が引き受けますから」
「⋯⋯あ、ありがとう」
彼女がなぜ僕がここに居ることを知っていたのか。
彼女がなぜここで「それ」を呼び出しているのか。
そんなことで頭の中を疑問符で埋めつくしているうちに、回復薬を飲み干した僕は痛みと一緒に忘れていった。
「なぜ、何故貴方が邪魔をする!!」
「勝手に彼を殺されて、困る人がいるからです。それにもう、彼の処罰は決まっています」
「関係ない。俺はそいつに⋯⋯」
「リヒトさん、あなたの私情で彼を殺すことを誰が許したというのですか? それにこれは、立派な違反行為です」
「構うものかぁああ!!」
激怒した彼の振りかざした剣を、リーファの上にいた〈魔物〉が指一本で弾き飛ばした。彼の頬を掠めた剣は、城壁の下へ真っ逆さまに落ちていく。
彼女の頭上にはずっと、ドス黒い〈何か〉が佇んでいる。
僕の持ち合わせる語彙では形容しがたい、〈何か〉が。
「お引き取りください。ここで退けば、貴方の行為は不問にします。それとも、それでまだ戦うつもりですか?」
「くっ⋯⋯」
武器を失った彼は、ただ拳を強く握りしめて立ち尽くしている。勝ち目が薄いことを悟ったのか、彼は僕たちに背中を向けて歩き出していく。だが僕はまだ、彼に伝えたいことがある――
「待って! 僕の話を聞いてくれ!」
僕が枯れそうな喉から発した言葉で、彼は立ち止まった。リーファの前へ出て、必死で叫ぶ。
「ずっと、謝りたかった! 君が僕の言葉を受け止めてくれなくても、君に聞いてほしかった!」
「貴様の謝罪など、今更いらない。俺がそれしきのことで貴様を許すとでも?」
「許してくれなくてもいい! でもこれだけは聞いてほしかっただけだ⋯⋯君の仲間を死なせてしまって本当にすまなかった。償いたいと、思ってる」
「⋯⋯」
長い沈黙のあと、リヒトは僕を一瞥して言った。
「⋯⋯俺は、お前に謝らないでほしかった。俺だって、薄々気づいてたんだ。ロイドが死んだのがお前のせいだと言ったのは、俺がそれを受け入れられなかったからだ。お前を悪役に仕立てあげたのは、この苦しみを怒りに変えて受け止めるため」
その瞳から、怒りの色が薄れていく。
哀愁を漂わせたその瞳が、再び僕を射抜く。
「お前が悪役でいてくれたから、俺は復讐のために生きていけたんだ。でも今ので気付かされた。――お前は悪役なんかじゃない。ロイドの意思を、俺よりもずっと先の次元で理解していた。間違っていたのは、俺だったんだ。なら――」
彼は泣いていた。
後悔、とでもいうべき感情を感じさせるその表情が、僕の胸に突き刺さった。
「この苦しみを、悲しみを、俺はどうやって受け止めればいいんだよ⋯⋯! 教えてくれよ⋯⋯」
「リヒト、さん⋯⋯」
「すまない、お前に全部背負わせた。ロイドの想いを理解できていなかった俺は、仲間として失格だった」
すまない、ともう一度僕に向かって言ったあとリヒトは前へ進んで行った。もう二度と、僕を振り返ることはなかった。
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心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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