本編拝読後、こちらに伺いました。

ノイエ編での俳優のサガの話ですが、津川雅彦が 父親が亡くなって泣いていたら、兄の長門裕之が 彼を鏡の前に立たせて「これが 大切な人を亡くして哀しんでいる人間の顔だ。よく覚えておけ。」みたいな事を言ったという逸話を思い出しました。なかなか因果なサガですよね…。

本編に感想を書こうと思って、先に感想を拝見しようとしたら、あまりに膨大で 拝見するのも 感想をつけるのも諦めてしまいました。

(なのでこちらにこっそり…)てっきりヒロインは、心を病んだエンドなのかと思って拝見していたら、しっかり幸せになっていて良かったです。しかも娘ちゃんの 年の差を越えての猛アタックぶりと「あの二人の子供だから…」という視点に、読んでいて 思わず吹き出しました。

癖ありイケメン三人衆のお話、とても面白かったです。本編含め、一気読みしてしまいました。お蔭様で夜中になりフラフラですが(笑)、面白い物語を有難うございました。

ミハンの過去話で厄介なのはストーカーには何を言っても無駄ってところで…はっきり拒絶したらあの結果ですが、やんわり断っても向こうの都合の良いように解釈されたでしょうし。それを考えると正直クラリスもこのパターンに片足つっこんでるんですけども。やんわり断られても言葉の表面上だけ都合よく受け取って家出押し掛け計画って貴族的にも庶民的にも普通に断りの言葉ですよォあれは。なのでクラリスがはっきり拒絶されたら…？と考えても諦めたとは思えず、結局家出押し掛け計画は立てた気がします。（この辺のあまりにも相手を見てないっぷりが、クラリスは恋を逃避の理由にしているという解釈をしてしまうのですが）

もしかしたら同様にアドリアナも何かから逃げたかった？などと妄想が捗ります。どちらにせよミハンにははた迷惑ですが。かわいそう。

逆に恋から逃げることにしたノイエは舞台に真摯に向き合って成功しているし、本編のアシュフォードとアグネスのことも考えると「対象ときちんと向き合う」ことがシリーズの芯にあるなと思いました。逃げること自体は悪ではないですものね。

王子側近の妻という立場に向き合えなかったリリアン（一部とはいえ外交を担う王子の側近てどう考えてもクソ忙しい）、死んだ女への想いを持ち続けてる上に最上位に「うちの王子様」がいるので他は二の次なレイ。これはリリアンが言う通りひたすら相性が悪い組み合わせでしたねー。

三者三様のおはなし、こちらも面白かったです！

少し遅れましたが読了しました。

３人の登場人物のエピソード。
とても興味深かったです。

レイの元妻がちょっとよくわからない人でしたね。レイも大概でしたが、元妻もかなり自分勝手というか。
自分の思い通りにしたら気が済んで、思い通りにならないならもう要らない、みたいな。
しかも、レイと再会した時に「新しい婚約者とは相性がいい」って、なんだか夜のあちらの事を当て擦ってるみたいな言い方で。


ノイエはルルちゃんに捕まりましたか。
先生は、、男女の愛ではなくても、話をして側にいて安らげるような、友人以上恋人未満みたいな存在が近くにいてくれたらと思います。

そういえば、レイの母親の伯爵夫人失脚エピソードというか、乳母目線のアシュフォードへの歪んだ愛情秘話みたいなのも読んでみたかったです。
なんで乳母という立場であれほど増長したのか、とか。