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第二章 【都市リグレット】
第一節 【橋の先】
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太陽の光が七人を照らしつける、上を見上げると満天の青空。
そんな中、ルーンたちは歩き続けて都市リグレットを囲む壁が見えてきてもう到着もまもなくといったところだ。
橋を渡ってからの数日間は特に何事も無く、黙々とリグレットへ向かって歩いていた。
その間にルーンたちと男性陣四人は自己紹介を済ませ、それからはお互い打ち解けあい他愛ない雑談をしながら道を進んだ。
パーティーのリーダー格、片手剣士のカイン。
雷の力を剣にまとわせて戦う魔法剣が得意。
頼れる力持ち、重戦士のゴート。
巨大な大盾を使う、基本は仲間を守るが盾で殴って攻撃もできてしまう。
隠密行動が得意、盗賊のレキ。
トラップ解除やピッキングもできる、双剣を使い隙を見せない戦い方を好む。
全体のバックアップを行う、僧侶のサーミリオ。
回復から付与魔法まで全ての支援魔法を担当、周りからはリオと短く呼ばれることが多い。
食料に関しては橋を渡る前にエルが数日分渡してくれていたのでさほど困ることは無かったが、夜中テンションが上がってしまった男性陣がいきなり狩り大会的なものを始めだしたりしたので、余ってしまっているまでもある。
幸いギルドでは獣や魔物の素材は売ることができるのでそこでお金に換えれば良いのだが、その分荷物が増えるので大きな移動の際には素材収集はしないものだ。
そんなことにより、現在男性陣は汗水垂らして素材を運んでいる状況だ。
昼食を済ませ軽く会話を挟みながらぼちぼち進んでいると、リグレットの壁にたどり着いた。
「思ってたより高いんだなぁ」
そう呟いたのは初めて都市にきたルーンだ。
確かに遠くから見ても高さはあまり分からずある程度の大きさは予想していたものの、予想よりはるかに高く横に長かった。
「門はあっちだ、ついて来てくれ」
カインが先導してくれたので三分ほど壁の周りを沿うように歩き、リグレットの門には迷わず行くことができた。
門には中に入るための審査を待つ人の列があり、ルーンたちもそこに並んだ。
列の中には人間でない種族もいる、都市は色々な人間以外にも使用している種族がいるみたいだ。
「次の方々、こちらに」
ルーンたちの番が来たようで、自分たちを呼んだ門兵の所へと向かった。
「職業と滞在期間を」
門兵の問いに対してはカインが答える。
「五人は冒険者、あっちの二人はギルドに冒険者登録をしにきたから実質冒険者みたいなもんだ。滞在期間は分からんがこれからはここを拠点にして活動したいからまあそこそこ長くは居ると思う」
「分かった、滞在期間については冒険者ということなので細かくは聞かなくて良いようになっているから問題ない。そちらの二人は最優先でギルドに向かい冒険者登録をすること。以上だ、入って良いぞ」
七人は頭を下げリグレットの中へと入った。
都市の雰囲気はとても活気があり、色々な種族であふれかえっていた。
ルーンたちは冒険者登録、素材の売却、宿の確保とやることが多いので、ルーンとアイリスの案内兼素材の売却にカインが、残りの四人で宿の確保へと向かった。
「ギルドはクエストの発注から素材の売却、転職など色々といくことが多いから場所は覚えといてくれ。宿の費用に関しては心配しなくて良い、当分は同じパーティーとして活動することになるからな」
ルーンはアイリスが居るとはいえ、冒険者としてどう動けば良いのかが分からない。
なので事前にカインたちと相談し、同じパーティーとして活動することになっていた。
町の中心に近づくにつれて人が増え始めてきた時、ルーンたちの目の前に周りの建物よりも少し大きく賑わいのある建物が見えてきた。
「あれがこのリグレットの冒険者ギルドだ、ようこそ冒険者の世界へ」
カインがニカッっと笑ってそう言った。
そんな中、ルーンたちは歩き続けて都市リグレットを囲む壁が見えてきてもう到着もまもなくといったところだ。
橋を渡ってからの数日間は特に何事も無く、黙々とリグレットへ向かって歩いていた。
その間にルーンたちと男性陣四人は自己紹介を済ませ、それからはお互い打ち解けあい他愛ない雑談をしながら道を進んだ。
パーティーのリーダー格、片手剣士のカイン。
雷の力を剣にまとわせて戦う魔法剣が得意。
頼れる力持ち、重戦士のゴート。
巨大な大盾を使う、基本は仲間を守るが盾で殴って攻撃もできてしまう。
隠密行動が得意、盗賊のレキ。
トラップ解除やピッキングもできる、双剣を使い隙を見せない戦い方を好む。
全体のバックアップを行う、僧侶のサーミリオ。
回復から付与魔法まで全ての支援魔法を担当、周りからはリオと短く呼ばれることが多い。
食料に関しては橋を渡る前にエルが数日分渡してくれていたのでさほど困ることは無かったが、夜中テンションが上がってしまった男性陣がいきなり狩り大会的なものを始めだしたりしたので、余ってしまっているまでもある。
幸いギルドでは獣や魔物の素材は売ることができるのでそこでお金に換えれば良いのだが、その分荷物が増えるので大きな移動の際には素材収集はしないものだ。
そんなことにより、現在男性陣は汗水垂らして素材を運んでいる状況だ。
昼食を済ませ軽く会話を挟みながらぼちぼち進んでいると、リグレットの壁にたどり着いた。
「思ってたより高いんだなぁ」
そう呟いたのは初めて都市にきたルーンだ。
確かに遠くから見ても高さはあまり分からずある程度の大きさは予想していたものの、予想よりはるかに高く横に長かった。
「門はあっちだ、ついて来てくれ」
カインが先導してくれたので三分ほど壁の周りを沿うように歩き、リグレットの門には迷わず行くことができた。
門には中に入るための審査を待つ人の列があり、ルーンたちもそこに並んだ。
列の中には人間でない種族もいる、都市は色々な人間以外にも使用している種族がいるみたいだ。
「次の方々、こちらに」
ルーンたちの番が来たようで、自分たちを呼んだ門兵の所へと向かった。
「職業と滞在期間を」
門兵の問いに対してはカインが答える。
「五人は冒険者、あっちの二人はギルドに冒険者登録をしにきたから実質冒険者みたいなもんだ。滞在期間は分からんがこれからはここを拠点にして活動したいからまあそこそこ長くは居ると思う」
「分かった、滞在期間については冒険者ということなので細かくは聞かなくて良いようになっているから問題ない。そちらの二人は最優先でギルドに向かい冒険者登録をすること。以上だ、入って良いぞ」
七人は頭を下げリグレットの中へと入った。
都市の雰囲気はとても活気があり、色々な種族であふれかえっていた。
ルーンたちは冒険者登録、素材の売却、宿の確保とやることが多いので、ルーンとアイリスの案内兼素材の売却にカインが、残りの四人で宿の確保へと向かった。
「ギルドはクエストの発注から素材の売却、転職など色々といくことが多いから場所は覚えといてくれ。宿の費用に関しては心配しなくて良い、当分は同じパーティーとして活動することになるからな」
ルーンはアイリスが居るとはいえ、冒険者としてどう動けば良いのかが分からない。
なので事前にカインたちと相談し、同じパーティーとして活動することになっていた。
町の中心に近づくにつれて人が増え始めてきた時、ルーンたちの目の前に周りの建物よりも少し大きく賑わいのある建物が見えてきた。
「あれがこのリグレットの冒険者ギルドだ、ようこそ冒険者の世界へ」
カインがニカッっと笑ってそう言った。
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