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第二章 【都市リグレット】
第二節 【ギルド 1】
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ギルドの中は人で溢れ返っていた。
色々な種族、装備の冒険者達がそれぞれの目的におおじて利用している
出入り口付近には、冒険者が使用できるテーブルがいくつかある。
そして奥には受付嬢達が仕事をする場であるカウンターが、そして小部屋への扉がいくつかある。
「冒険者登録はカウンターで出来る、とりあえずそっちへ行こう」
カインに言われるがままルーンたちはカウンターの利用者が並ぶ列に並ぶ。
素材を売るのもカウンターだそうで一緒に済ますとカインは言った。
順番はすぐにまわってきて、三人を呼んだ受付嬢の元へと向かった。
「いつもご利用ありがとうございます!今回はどのようなご用件でしょうか?」
受付嬢はにっこりとした営業スマイルで、ルーンたちに言った。
「そっちの二人が冒険者登録をしたいんだが、あと素材を買い取ってほしい」
「かしこまりました、こちらの二人は初めてのご利用ということでよろしでしょうか?よろしければ簡単に説明を致しますが」
三人は縦に頷き、カインは、
「あぁよろしく頼む」
と返した。
受付嬢はルーンたちの方を向いてハキハキとした声で説明を始めた。
「冒険者ギルドでは主にクエストの発注と素材の買取がメインのご利用方法となります、そのほかにも新しい職業についたり転職も出来ます。あと、ギルドの結成、加入申請もここで出来ますね。冒険者登録をする上でまずギルドカードの作成があります、分かりやすくいうと身分証明書みたいなものです。ギルドカードの作成方法ですがカードに一滴でいいので血を垂らしてもらい、お名前を記入してもらうことで完成となります。血には微量の魔力が含まれていて、お客様のステータスやランクなどが自動更新できるようになるんです。ランクのご説明の前にギルドカードの作成をしてみましょうか」
受付嬢はカウンターの下から無記名のギルドカードを二枚取り出し、二人に差し出した。
ルーンたちは一緒に渡されたとても小さなナイフで指の先を切りカードに血を垂らした。
切った指は受付嬢がすぐに治癒魔法をかけてくれたので、ナイフを返し名前の記入をした。
作成した後のギルドカードはすぐに情報を更新し、現在のルーンのステータスとGという文字が浮かび上がった。
「ギルドカードは作成できましたね?、ではランクの説明に移りたいと思います。ギルドカードに表示されてるGという文字、これが一番最初になるランクになります。ランクはGから始まってA、そして最高位のSとあります。ランクは相応の活躍をしているとギルド側の審査により更新されます、ランクによって受注できるクエストが違ってくるのでその点にも注意してください」
「ちなみに俺はDだ、カムイもDだったかな。後の三人はEだったし結構ランクは上がんないもんだから基本同じクエストを受けることになるから安心してくれ」
受付譲渡とカインの話を聞く限り、ランクを上げるには相当な時間が掛かるらしい。
「そうですね、現在リグレットにもBランクまでの冒険者しか居ませんのでDランクでも結構上位の冒険者だったりします、成り立てでも一週間でEランクにあげられる人もいれば何年も掛かる人もいるのであんまりきにしなくていいですよ!では職業についての説明もしますね、職業についているとそれに対応したステータスが上乗せされるなどの効果があるので基本的に冒険者さんたちには職業についてもらっています。っと、そちらの方はもう職業についていらしているんですね」
そういわれたのはアイリスだ、魔女として魔道書を扱っているからだろうか、この世界に下りてきたときに職業がその類のものになっていたらしい。
「え!魔道書使いなんですか!?それも相当ステータスも高い、本当に新米冒険者なんですか?」
「は、はい冒険者は初めてですよ。なんかすみません」
興奮してしまっている受付嬢に対してアイリスは少しびっくりしながらも受付嬢の問いに答えた。
「す、すみません!お客様のプライバシーに関るようなまねして本当に申し訳ありません!」
大げさに誤った受付嬢に対してアイリスは大丈夫ですと首を横に振りながら答えた。
色々な種族、装備の冒険者達がそれぞれの目的におおじて利用している
出入り口付近には、冒険者が使用できるテーブルがいくつかある。
そして奥には受付嬢達が仕事をする場であるカウンターが、そして小部屋への扉がいくつかある。
「冒険者登録はカウンターで出来る、とりあえずそっちへ行こう」
カインに言われるがままルーンたちはカウンターの利用者が並ぶ列に並ぶ。
素材を売るのもカウンターだそうで一緒に済ますとカインは言った。
順番はすぐにまわってきて、三人を呼んだ受付嬢の元へと向かった。
「いつもご利用ありがとうございます!今回はどのようなご用件でしょうか?」
受付嬢はにっこりとした営業スマイルで、ルーンたちに言った。
「そっちの二人が冒険者登録をしたいんだが、あと素材を買い取ってほしい」
「かしこまりました、こちらの二人は初めてのご利用ということでよろしでしょうか?よろしければ簡単に説明を致しますが」
三人は縦に頷き、カインは、
「あぁよろしく頼む」
と返した。
受付嬢はルーンたちの方を向いてハキハキとした声で説明を始めた。
「冒険者ギルドでは主にクエストの発注と素材の買取がメインのご利用方法となります、そのほかにも新しい職業についたり転職も出来ます。あと、ギルドの結成、加入申請もここで出来ますね。冒険者登録をする上でまずギルドカードの作成があります、分かりやすくいうと身分証明書みたいなものです。ギルドカードの作成方法ですがカードに一滴でいいので血を垂らしてもらい、お名前を記入してもらうことで完成となります。血には微量の魔力が含まれていて、お客様のステータスやランクなどが自動更新できるようになるんです。ランクのご説明の前にギルドカードの作成をしてみましょうか」
受付嬢はカウンターの下から無記名のギルドカードを二枚取り出し、二人に差し出した。
ルーンたちは一緒に渡されたとても小さなナイフで指の先を切りカードに血を垂らした。
切った指は受付嬢がすぐに治癒魔法をかけてくれたので、ナイフを返し名前の記入をした。
作成した後のギルドカードはすぐに情報を更新し、現在のルーンのステータスとGという文字が浮かび上がった。
「ギルドカードは作成できましたね?、ではランクの説明に移りたいと思います。ギルドカードに表示されてるGという文字、これが一番最初になるランクになります。ランクはGから始まってA、そして最高位のSとあります。ランクは相応の活躍をしているとギルド側の審査により更新されます、ランクによって受注できるクエストが違ってくるのでその点にも注意してください」
「ちなみに俺はDだ、カムイもDだったかな。後の三人はEだったし結構ランクは上がんないもんだから基本同じクエストを受けることになるから安心してくれ」
受付譲渡とカインの話を聞く限り、ランクを上げるには相当な時間が掛かるらしい。
「そうですね、現在リグレットにもBランクまでの冒険者しか居ませんのでDランクでも結構上位の冒険者だったりします、成り立てでも一週間でEランクにあげられる人もいれば何年も掛かる人もいるのであんまりきにしなくていいですよ!では職業についての説明もしますね、職業についているとそれに対応したステータスが上乗せされるなどの効果があるので基本的に冒険者さんたちには職業についてもらっています。っと、そちらの方はもう職業についていらしているんですね」
そういわれたのはアイリスだ、魔女として魔道書を扱っているからだろうか、この世界に下りてきたときに職業がその類のものになっていたらしい。
「え!魔道書使いなんですか!?それも相当ステータスも高い、本当に新米冒険者なんですか?」
「は、はい冒険者は初めてですよ。なんかすみません」
興奮してしまっている受付嬢に対してアイリスは少しびっくりしながらも受付嬢の問いに答えた。
「す、すみません!お客様のプライバシーに関るようなまねして本当に申し訳ありません!」
大げさに誤った受付嬢に対してアイリスは大丈夫ですと首を横に振りながら答えた。
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