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第三章 【迷宮 紅蓮の洞窟】
第五節 【属性武器】
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初火属性の魔物との戦闘後一時間ほど経った現在、ルーンたちは十一階層への階段の前に居た。
既に戦闘に慣れていて、安定して敵を倒すことが出来るようになっていた。
「よっしゃ、じゃあこのまま下に降りるぞ」
カインの指示通り、ルーンたちは十一階層へと降りていった。
今までと同じように敵の強さは階層に比例して強くなっているが、やはり今回も問題なく進めることが出来ていた。
そんな中、ふとルーンが思ったことはこれだけの人数が居ても大苦戦した十層以下の攻略を例の謎の青年は一人で攻略をしていたのだ。
そう考えると、なぜそんなに強い冒険者がDランク迷宮を攻略していたのか疑問にもなるが、魔物が襲ってきたのでルーンはそちらに意識を向けた。
それから長い時間攻略を続けていたルーンたちだが、十四階層でみつけた宝箱の中にルーンが不思議に思うものが入っていた。
それは矢だった、ただのハズレかとも思ったが装飾の施された筒に入っているのだ。
なぜたがが矢なんかが高そうな筒に入っているのか疑問に思っていたルーンの横でレキが声を上げた。
「お、属性武器じゃん。よかったねルーン」
うれしそうなレキの方をルーンはきょとんとした顔で見ていると、
「あ、属性武器をしらないか。属性武器はあらかじめ武器に魔法が付与されていてそれぞれ違った効果があるんだよ。今回のこの矢は火属性がついているからまぁ多分火矢みたいな感じになるんだろうね」
レキの説明を聞いたルーンはなるほどと思った、ここは火属性がメインの迷宮だから宝箱にも火属性のものがはいっていたのだと。
「基本的に属性武器はそのまんま武器に付与されるんだけど弓の場合、矢に付与することがでできるんだ。二種類の付与の方法があるおかげで弓本体に属性を付与するのは難しいことで、宝箱の中にもほとんど入っていない。かわりに矢は比較的入手しやすく結構適当につかっちゃっている人が多いんだよ」
弓は比較的自由の利く武器なのは分かってはいたが思っていたよりも幅広く活用できるんだなとルーンは頭の中で思った。
最後にレキから火属性の敵にはあまり効果が無いからこの迷宮では使わないようにと忠告を受けてレキの説明は終わった。
ちなみにレキが持っている短刀の片方は前に行った迷宮で手に入れたものだと話していたことをルーンは思い出したのでレキに聞いて見ると、こいつは水属性が付いているからこの迷宮では活躍できると思うよ、とルーンは言われた。
「ちなみにもう片方は属性は付いてなくて低確率だけど斬った物に麻痺の効果を与える能力がついているんだ。まぁ火属性に対しては更に確立が低くなるんだけどね」
と苦笑しながらレキは言った。
そして順調に攻略は進み、十五階層への階段を見つけた所でその日の迷宮の攻略を終了した。
既に戦闘に慣れていて、安定して敵を倒すことが出来るようになっていた。
「よっしゃ、じゃあこのまま下に降りるぞ」
カインの指示通り、ルーンたちは十一階層へと降りていった。
今までと同じように敵の強さは階層に比例して強くなっているが、やはり今回も問題なく進めることが出来ていた。
そんな中、ふとルーンが思ったことはこれだけの人数が居ても大苦戦した十層以下の攻略を例の謎の青年は一人で攻略をしていたのだ。
そう考えると、なぜそんなに強い冒険者がDランク迷宮を攻略していたのか疑問にもなるが、魔物が襲ってきたのでルーンはそちらに意識を向けた。
それから長い時間攻略を続けていたルーンたちだが、十四階層でみつけた宝箱の中にルーンが不思議に思うものが入っていた。
それは矢だった、ただのハズレかとも思ったが装飾の施された筒に入っているのだ。
なぜたがが矢なんかが高そうな筒に入っているのか疑問に思っていたルーンの横でレキが声を上げた。
「お、属性武器じゃん。よかったねルーン」
うれしそうなレキの方をルーンはきょとんとした顔で見ていると、
「あ、属性武器をしらないか。属性武器はあらかじめ武器に魔法が付与されていてそれぞれ違った効果があるんだよ。今回のこの矢は火属性がついているからまぁ多分火矢みたいな感じになるんだろうね」
レキの説明を聞いたルーンはなるほどと思った、ここは火属性がメインの迷宮だから宝箱にも火属性のものがはいっていたのだと。
「基本的に属性武器はそのまんま武器に付与されるんだけど弓の場合、矢に付与することがでできるんだ。二種類の付与の方法があるおかげで弓本体に属性を付与するのは難しいことで、宝箱の中にもほとんど入っていない。かわりに矢は比較的入手しやすく結構適当につかっちゃっている人が多いんだよ」
弓は比較的自由の利く武器なのは分かってはいたが思っていたよりも幅広く活用できるんだなとルーンは頭の中で思った。
最後にレキから火属性の敵にはあまり効果が無いからこの迷宮では使わないようにと忠告を受けてレキの説明は終わった。
ちなみにレキが持っている短刀の片方は前に行った迷宮で手に入れたものだと話していたことをルーンは思い出したのでレキに聞いて見ると、こいつは水属性が付いているからこの迷宮では活躍できると思うよ、とルーンは言われた。
「ちなみにもう片方は属性は付いてなくて低確率だけど斬った物に麻痺の効果を与える能力がついているんだ。まぁ火属性に対しては更に確立が低くなるんだけどね」
と苦笑しながらレキは言った。
そして順調に攻略は進み、十五階層への階段を見つけた所でその日の迷宮の攻略を終了した。
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