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第三章 【迷宮 紅蓮の洞窟】
第七節 【サラマンダー】
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カインが大きな扉を開き、一同は中に入る。
中に入った瞬間に、全員が息苦しく感じた。
「なんだろ、これ」
レキが発言した後、奥から何かが近づいてきた。
今回はボス単体のようで、取り巻きを倒す必要が無いようだがその分ボスの能力が上がっているはずなので、このボスにも苦戦しそうだ。
そんなことを考えていると、ボスの姿が見えてきた。
「あれ、サラマンダーじゃないか!?始めて見たぞ」
カインが驚き声を上げた。
ボスはトカゲを大きくしたような見た目で全身を鱗と炎に覆われている。
その炎によりこの密閉されているボス部屋は酸素がとても少ない状態になっているので、部屋に入ったときルーンたちは苦しそうにしたのだ。
この魔物はまだ発見例が少なく、固定されている出現場所が無い。
なので今回サラマンダーが見つかったこの迷宮は、サラマンダーの素材を集められる唯一の場所になるので多くの人がこの迷宮に集まるようになるだろう。
それだけ希少な魔物が現れたのでカインは驚いたのだろう。
「こいつの弱点はとても体力が低いことなんだが、まず近寄れない。さらにあの鱗には魔法耐性が付いているから魔法も効かない、だから防具を作るのにもってこいなんだが今まで供給源が無かったからあまり市場に出回ってないんだ」
ルーンは弓なら、と一瞬思ったがあの炎では焼き尽くされてしまうだろう。
全員が考えていると、アイリスが行動を始めた。
「まずはあの炎を消してみます!水の書水の章 第一章【スプラッシュウォーター】」
アイリスは水を作り出し、サラマンダーへと降り掛けた。
だが水がサラマンダーの炎へと近づくとそれは全て蒸発してしまった。
「駄目でしたか」
ルーンはこの状況をどうすればいいのか必死に考えた。
そして一つの答えを導き出した。
「アイリス!物体を凍らせる魔法はないか?」
「あります!」
ルーンの問いにアイリスはすぐに答えた。
「分かった、じゃあそれをお願い!カムイとリオは攻撃系の魔法を!」
「「「了解!」」」
その答えが出た瞬間にルーンは弓を構えた。
「乱れ撃ち!」
ルーンはそう叫び、矢を放った。
そして放った矢は炎を纏っている、前回の探索で手に入れた矢だ。
炎を纏った矢は何百にも増え、サラマンダーへと迫る。
「水の書氷の章 第二節【アイスコーティング】」
アイリスが放った魔法によって、火の上から矢を氷で覆った。
炎と氷を纏った矢はサラマンダーへと近づき炎の中へと突っ込む。
氷を纏わせ矢は炎を防ぎ、そのままその下の鱗へと届いた。
瞬間、氷の下にある炎が解けた氷によって消え、その急激な温度変化によって矢が激しく飛び散った。
その威力は矢の数に比例して大きくなり、その威力で周りの鱗を破壊した。
鱗が無ければ魔法は通る、カムイとリオは鱗が無くなった場所に向けて魔法を放った。
「アースストライク!」
「雷瞬花」
魔法はサラマンダーへと直撃し、大きなダメージを与えた。
アイリスも加わり何度が魔法を打ち込むと、サラマンダーは叫び声をあげてその場に倒れこんだ。
サラマンダーから出る炎が弱まりやがて消えてしまったので、息を引き取ったことが確認できた。
中に入った瞬間に、全員が息苦しく感じた。
「なんだろ、これ」
レキが発言した後、奥から何かが近づいてきた。
今回はボス単体のようで、取り巻きを倒す必要が無いようだがその分ボスの能力が上がっているはずなので、このボスにも苦戦しそうだ。
そんなことを考えていると、ボスの姿が見えてきた。
「あれ、サラマンダーじゃないか!?始めて見たぞ」
カインが驚き声を上げた。
ボスはトカゲを大きくしたような見た目で全身を鱗と炎に覆われている。
その炎によりこの密閉されているボス部屋は酸素がとても少ない状態になっているので、部屋に入ったときルーンたちは苦しそうにしたのだ。
この魔物はまだ発見例が少なく、固定されている出現場所が無い。
なので今回サラマンダーが見つかったこの迷宮は、サラマンダーの素材を集められる唯一の場所になるので多くの人がこの迷宮に集まるようになるだろう。
それだけ希少な魔物が現れたのでカインは驚いたのだろう。
「こいつの弱点はとても体力が低いことなんだが、まず近寄れない。さらにあの鱗には魔法耐性が付いているから魔法も効かない、だから防具を作るのにもってこいなんだが今まで供給源が無かったからあまり市場に出回ってないんだ」
ルーンは弓なら、と一瞬思ったがあの炎では焼き尽くされてしまうだろう。
全員が考えていると、アイリスが行動を始めた。
「まずはあの炎を消してみます!水の書水の章 第一章【スプラッシュウォーター】」
アイリスは水を作り出し、サラマンダーへと降り掛けた。
だが水がサラマンダーの炎へと近づくとそれは全て蒸発してしまった。
「駄目でしたか」
ルーンはこの状況をどうすればいいのか必死に考えた。
そして一つの答えを導き出した。
「アイリス!物体を凍らせる魔法はないか?」
「あります!」
ルーンの問いにアイリスはすぐに答えた。
「分かった、じゃあそれをお願い!カムイとリオは攻撃系の魔法を!」
「「「了解!」」」
その答えが出た瞬間にルーンは弓を構えた。
「乱れ撃ち!」
ルーンはそう叫び、矢を放った。
そして放った矢は炎を纏っている、前回の探索で手に入れた矢だ。
炎を纏った矢は何百にも増え、サラマンダーへと迫る。
「水の書氷の章 第二節【アイスコーティング】」
アイリスが放った魔法によって、火の上から矢を氷で覆った。
炎と氷を纏った矢はサラマンダーへと近づき炎の中へと突っ込む。
氷を纏わせ矢は炎を防ぎ、そのままその下の鱗へと届いた。
瞬間、氷の下にある炎が解けた氷によって消え、その急激な温度変化によって矢が激しく飛び散った。
その威力は矢の数に比例して大きくなり、その威力で周りの鱗を破壊した。
鱗が無ければ魔法は通る、カムイとリオは鱗が無くなった場所に向けて魔法を放った。
「アースストライク!」
「雷瞬花」
魔法はサラマンダーへと直撃し、大きなダメージを与えた。
アイリスも加わり何度が魔法を打ち込むと、サラマンダーは叫び声をあげてその場に倒れこんだ。
サラマンダーから出る炎が弱まりやがて消えてしまったので、息を引き取ったことが確認できた。
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