死を望む聖女と紫炎の悪魔が共に終点を探す話(仮)

梨杏

文字の大きさ
2 / 3

1

しおりを挟む
あの出会いの日から二週間経ったある日、聖女である少女は大聖堂で高らかに叫んだ。

「悪魔さん!私お腹空きました!」
「お前のそういう所、俺好きだよ。聖女様よ」

祈りの時間を終わらせてすぐに空腹を訴えてきた少女を呆れたように見て、悪魔の少年は疲れるとでも言いたげに溜息を漏らした。
やっぱりこの聖女を選んだのは間違いだったかもしれない。俺が過労死する気がする。
死にたいと言った割にはこの聖女は空腹を嫌うし、寝る時は寝る、要は健康的な生活を送っているのだ。長生きの秘訣はどんな人間の生活だと言われれば「こいつ」と言えるだろう。
だが問題はこの聖女、昼飯よりも早い時間に空腹を訴えてくるのだ。細い身体の何処に入るのかと困惑する程に食うものだから侍女長と料理長が頭を抱えているのを見た事がある。
そして意外にもこの聖女、契約の日に聞いたのだが伯爵家のご令嬢らしく、尚更死にたいと願うのは何故なのかと悩んだものだ。
人間とは権力にしがみつくものだと言った奴は誰だ。
嘘言うな。
少年が天井を眺めながら、あーあそこに汚れある、と現実逃避しようとした時、隣からクイクイと控えめに服を引っ張る力を感じ少年はゆっくりと隣を見て、嫌な予感がし目を逸らした。キラキラとした目をした時のこの少女はろくな事をしない。

「悪魔さん、悪魔さん」
「どうした?」
「悪魔さんはお腹空きませんか?」
「…空いているが、なんだ?」
「私が悪魔さんの胃袋を掴んでみせますっ!」
「おう。またおかしな事言い出したな」

盲目の少女がどうやって料理を作るというのか。
危なくて焦るのはこちらだという未来が目に見えている。
──だが、まあ。盲目とはいえここまで自信があるならばもしかしたら作った事はあるのかもしれないしやらせてみるだけやらせて危なかったら止めればいいだろう、と少年は読んでいた本を閉じながら思っていた。

「楽しみにしていてください!お料理初めてですけれど!」
「ちょっと待て」

思っていた『だけ』だ。
誰も死ぬ道を選びたくは無いだろう?この少女は別として。
初心者、盲目、箱入り娘、この条件が揃った上で美味しいものが出来ると思うのだろうか。少なくとも少年は思っていない。思いたくもない。

「あー...なんだ。聖女さんよ。一応聞いておくが何を作る気だ?」
「えっとですね…。お肉をじゅわーって焼いたやつです」
「よし、何もしないでくれ。頼むから」

なんの事を言いたいのだろうか、じゅわーって。
というより料理したいなら料理長に先に確認を取っておいてくれ。心配性の彼の事だ。この少女が料理をしたいと言ったならば全力で「やめてください」と止めに入るだろう。
ただでさえ少女は聖女という国の重要人物なのだ。
肝心の聖女様は自覚が薄いらしいが。

「はぁ…。しょうがないな」

空中から少女の頭を小突き、不満気な少女を見ないふりをしながら大聖堂の床へと足をつけた瞬間、鋭い頭痛が襲い、痛みに耐えきれず膝を着いた。

「悪魔さん…?大丈夫ですか…!?」

心配する少女の姿に少年は必死に痛みを耐えながら自身よりも狼狽える淡い水色の頭に手を置いた。

「…落ち着け。俺は大丈夫だから。大体、お前が狼狽えてどうすんだ」
「だって…だって、悪魔さんが心配なんですもん…」

心配症だなと笑いながら軽く魔力を循環させていけば徐々に頭痛が収まっていく。
(全く…最近忙しかったからそれが祟ったんだろ)
無理はいけないなと首を振り、翼をしまい込み小さく呪文を呟けば、傍から見れば人間に見えるように身体に魔力が巡っていく。
これならば相当な手練か、強い力を聖の魔力を持つ者じゃ無ければ少年が悪魔だと分からないだろう。

「さて、聖女様。お前の家に行くぞ」
「あの…悪魔さん。その姿は…?」
「ん?ああ、人間に扮した方が無駄に騒ぎを起こさなくていいだろ」

そうですねと何処か寂しげな声色で小さく呟く少女を不思議に思いながら大聖堂の扉を開けば、太陽が痛い程輝いており、その眩しさに目を細めた。
今日も良い天気だな、と考えあまりにも平和な毎日に早々に染まっていっているのを自覚し少年は自嘲気味に苦笑した。

「悪魔さんは料理出来るのですか?」
「上手くは無いが確実にお前よりできる自信はあるな。だから何もするな。な?」

歩きながらそんなたわいもない雑談をしていれば中央広場が見え、少年はさて、と周りを見渡した。
大聖堂は国の中央にあり、少女の屋敷はそこからそう遠くない場所に位置していた。
だが遠くないと言っても、屋敷へと辿り着くためには城下町を通らないと行けないのだが。

「おや、お兄ちゃん!可愛いお嬢ちゃん連れてどこ行くんだい!」
「よお、肉屋の姐さん。いい肉入ってねーか?」
「やだねぇ!姐さんなんて!そうさねぇ、そこのお嬢ちゃんに食べさせるならこの猛牛の肉とかどうだい?」
「お、いいねぇ。さすが姐さんだ」

仲良さげな少年と肉屋の店主

「よっ!シウェン!」
「お、また来たな?チビ」
「うるせぇ、チビ言うな。お前がデカいんだろうが」
「ははっ!それで?今日は何を買ってくんだ?」

少年が気軽に名前を呼ぶ、野菜売りの青年

すれ違う度に少年に声をかけていく民達と談笑しながら買い物を済まして行けば、後ろを着いてきていた少女が困惑したような、何処か不安そうな顔をしていたのを気付き、少年ははて?と首を傾げながら声を掛けた。

「聖女?大丈夫か?」
「あ…。や、大丈夫…です」
「大丈夫なら行くぞ。美味い物食わしてやるよ」

丁度買い物が終わりいい食材が手に入って自然と弾んでしまった声に少女は控えめに微笑み、何かを呟いて少年の袋の中身を覗き込んだ。

「悪魔さん悪魔さん、これで何を作るのですか?」
「……お前がお肉をじゅわーとか言ったからな。ステーキでも焼くかな」
「わあぁっ!楽しみですっ!」

いつも通り無邪気に喜び、心から楽しみにしてくれている態度の少女の姿に少しの安堵を感じながら手を引いて、伯爵家の門の前まで着けば門番をしているらしき騎士が手を繋いでいる2人を見比べ、少し怪訝な顔を浮かべた後、すぐさま少女へと微笑み「お嬢様、その方は?」と問いかけた。

「私の…ご友人です。えっと…」
「──そうだな…」

契約と言っても実は少年は少女に何もしていない。
というより色々とあって言葉通り「何もしてない」
だからお互い名前など知らないし、少女も少年も「聖女」「悪魔さん」で成り立っていたから名前等考えなくとも大丈夫だと思っていたのだ。まさか必要になるだなんて考えていなかった。
少年は少し悩んだ後、流れるように騎士のものに似ている様で何処か異なる敬礼を騎士と少女へ見せた。
その姿はまるで本物の騎士のようで、しかし騎士と比べるのもおこがましい程の美しさを醸し出していた。
騎士も少女もその姿に見惚れていれば少年はそんな2人にくすりと笑い「失礼」と顔を上げた。

「『私』はとある理由で聖女様の護衛をしている者です。…名を名乗る事は出来ませんが怪しいものではございません」
「お嬢様…いえ、聖女様。こちらの方の話は本当ですか?」
「…神の名の元に誓いましょう」

少女がそう言えば騎士は頷き、屋敷へと続く門を開いた。ここまでしないと入れてくれないとは厳重なもんで。
しかし不思議なものだ。屋敷の敷地が無駄に広いとはいえ伯爵位。そこかしこに見える騎士達の多さは異常なものだろう。まるで王城の守りの様ではないか。
少年の心中を感覚的に察したのか少女は苦笑し「私がいるからです」と言った。

「…それは聖女がいるからって事か?」
「はい。…魔界との、戦争が噂されていますから。私が襲われればそれは国の終わりとなります。だから国王陛下が屋敷の騎士様を増やしてくださったんです」
「ほお?…戦争、ねぇ」

少年は『魔界』『戦争』と繰り返し、真剣な顔で「噂…」と呟いた。

「悪魔さん、どうされましたか」
「…いや、思う所はあるが後でいい」

先に屋敷の中へと歩く少年の後に続けばメイドや執事達が少年を怪訝そうな顔で見ては少年の背後にいる少女を認識し頭を下げて静かに去っていく。
聖女であり屋敷の主の娘である少女が少年を迎え入れている。
それを批判し追い出すような事は従者である彼等には出来はしない。
(不満だけなら、大量にあるだろうがな)
爆発したら面倒な事になるだろう、と少年は自由な主に仕える従者達に同情しながら少女の案内を聞きながら歩みを進めた。



「さてっ!やるぞー!」
「おーっ!」

厨房に響くふたつの声に料理長は小さく笑った。
主である聖女とここ最近その聖女の傍に現れた"噂"の少年の仲良さげな雰囲気に安心したのだ。
少年が現れたお陰で聖女の少女はよく笑うようになった。
小さな頃は笑うことも少なく、何処か悲しげな表情を浮かべるだけだった昔の少女をよく知っている料理長、侍女長、そして何よりも少女の両親は少女が楽しげに話していた噂の少年に少なくとも感謝していた。

「わあぁっ?!お、お肉が燃えてますっ!」
「お前何やってんだっ!?」
「………」

目前に広がる業火を笑顔で眺めながら料理長は「少し失礼致します」と厨房から一時的に退室した瞬間、その場でしゃがみこみ、深く息を吐いた。
厨房が燃え尽きたらどう伯爵に説明しようかと料理長は遠い目で考えた後、思考を放棄した。



「その…悪魔さん。お肉燃やしちゃってごめんなさい」
「……はあぁぁぁ、気にすんな。お前のお陰で色々と学べた」

主にこの少女を厨房に入れてはいけないということだけだが。
まだ肉を燃やしただけで済んでいるのだからマシだったのだろう。少年的には危ないと怒ってやりたい気持ちはあったが。
だが、謝りながらも美味しそうに少年の作ったサンドイッチを口いっぱいに頬張る少女を見ていると叱る気も無くすというものだ。
どこか妹のように思えてきた少女の頬をつつきながら少年は呆れを含んだ溜息をつき、美味しい美味しいと食べ続ける少女を眺めていれば少年はふと、とある疑問が思い付き「なぁ、聖女」と食べ終わったのか紅茶で一服していた少女へと呼び掛けた。

「ふにゅ?どうされましたか?」
「お前さ、町の人と話した事無いのか?」
「……あー、その…えと、……はい」
「はぁ?お前聖女様なんだろ?民と顔合わせる事くらいあるだろ」
「えと、えと…」

少年は道中で違和感を感じていた。
聖女は民を守り、民の象徴となる存在として常に教会と大聖堂にて民の声を聴く役目がある筈なのだ。
だというのに誰も彼も少女が聖女だと「言っていない」というよりは「知らない」という反応だったのだ。
何度でも言うが「おかしい」だろう?
民の聖女が、国の要が、肝心の民と会った事が無いなどと。更に言えば少女は伯爵令嬢。
貴族地区もあるとはいえ一度も顔を合わせないというのは無茶な話だ。

「……ですよ」
「あ、今なんて?」
「だから!」

珍しく声を荒げた少女に驚き口を噤んだ少年を他所に少女は徐々に落ち着いてきたのか再度口を開く頃にはまるで小動物のように小さく縮こまって「怖い…んです」と、そう言った。

「怖い?」
「だって、だって。聖女が民の象徴、偉大なる神の使者と言われても結局『私』はこんなのです。皆さんが求める聖女はもっと、こう、きらきらしてるものじゃないですか…。私なりに頑張ってはいますがどうしても成りきれなくて…」
「……はぁああああ?」

耳を疑う言葉に少年は有り得ない、と言いたげに顔を覆ったと思えば「こっち見ろ」と少女に低く声掛ければビクリと肩を揺らしおずおずと伺うように顔を上げた。

「お前なぁ、聖女だ理想だ言ってるが結局はお前が自分を見せたくないだけだろ。嫌われるのが怖いから、なんてただの甘えだ」
「あぅ…、はい…」
「大体、お前がどんなものでも魔族側からしたら邪魔でしかないから気にすんな」
「あうぅ、悪魔さんが酷い…」

酷いも何も無い。それが国の方針ならともかく、一個人の我儘で、それも上の者が、怖いから民と会わない等というのは如何なものか。
そんなもの、許せない。

「願い以前の問題抱えやがって。初日に言え。初日に」
「だって、それは願いに関係ありませんし……。私の願いは死だけですし…」
「うるせぇ。黙って残りのサンドイッチ食っとけ」

大人しく少年の言う事を聞いて頬いっぱいに貪る少女を横目に素早く脳を働かせ、思い付いたこれからの計画を思い、少年はやはりこの聖女を選んだのは間違ったと深く溜息を着くのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。

古森真朝
ファンタジー
 「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。  俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」  新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは―― ※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

処理中です...