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離婚記念日 二十四年目。「カウントダウン」
虚しい日々に終わりを告げる。
カウントダウン。
来年、此処に花束を置いて終わりにすると昨年に決めた。
不毛な年月だったとは思わない。
僕にとっては大切でかけがえのない君を思う唯一の空間で僕の癒しだった。
人生は短い。
後戻りは出来ない。
この先、ずっと君を忘れないだろう。
だが、君を想い続けるだけが、人生ではない。
そう、気づかせてくれた。
未練ばかりで、未練が彼女を縛り付けているのなら、僕はなんてことをしてしまったのだろうか......そんな後悔も涌き出てくる。
実際、彼女がどのような人生を歩んでいるのかなんて、わかることはないけど、もう終わったことだと彼女が捉えていたら、僕の行為は気持ち悪いどころのものではない。
この二十四年。
僕は何をしてきたのだろう。
自己満足でバラの花束を此処に置いて。毎年毎年欠かすことなく。毎年毎年過ぎ去って。なにひとつ行動にうつさないままバラの花束を一輪増やしながら同じ場所に置いてくなんて。
花を手向けるような行為だ。
彼女は此処にいないけど、この世にはまだ存在しているだろう。
僕の浅はかさを沁々と認識する。
彼女を過去にしているのは自分だということを。
彼女への想いをこんな形で表現するのは間違ってるということを。
わかった時点でやめればよかったのだろう。
此処まで来たら年数で区切りをつけたい。
二十五年。
ずっと一緒に過ごせていたら二人で『銀婚式』を祝っていただろう。
だから、来年までは......。
此処に来るのは、来年でやめる。
バラの花束を此処に置くのは来年でやめる。
此処に来て君を想うのは来年でやめよう。
来年、全てを終わらせて、新しい人生を歩むのだ。
君の想いは心の奥に大切にして。
新しい人生を見つけよう。
僕は夜の公園でいつものようにバラの花束を置いて座っていた。
花屋さんには「来年で終わりにしますので」と伝えておいた。その言葉を聞いた花屋の奥さんが驚いて「何かあったのですか?」なんて聞くのが可笑しくて「なにもありませんから」と答えておいた。なにかあるからバラの花束を毎年購入するのでは?と疑問に思ったが、花屋さんからしたらこの本数のバラの花束はお得意さん扱いなのかもしれない、なんて、勝手なことを想像してしまった。ありえないけど。
バラの花束を見ながら思うこと。
二十四本......二十四時間あなたを思っています。
毎日想ってました。
二十五本......あなたの幸せを祈っています。
毎日祈ってました。
「カウントダウン」に相応しい一年を過ごそう。
君と僕は過ごした時間が短くてもとても素敵な時間だった。
幸せが満ち溢れていた。
来年、此処に来たら......「ありがとう」でしめるね。
二十五本の真っ赤なバラの花束で。
カウントダウン。
来年、此処に花束を置いて終わりにすると昨年に決めた。
不毛な年月だったとは思わない。
僕にとっては大切でかけがえのない君を思う唯一の空間で僕の癒しだった。
人生は短い。
後戻りは出来ない。
この先、ずっと君を忘れないだろう。
だが、君を想い続けるだけが、人生ではない。
そう、気づかせてくれた。
未練ばかりで、未練が彼女を縛り付けているのなら、僕はなんてことをしてしまったのだろうか......そんな後悔も涌き出てくる。
実際、彼女がどのような人生を歩んでいるのかなんて、わかることはないけど、もう終わったことだと彼女が捉えていたら、僕の行為は気持ち悪いどころのものではない。
この二十四年。
僕は何をしてきたのだろう。
自己満足でバラの花束を此処に置いて。毎年毎年欠かすことなく。毎年毎年過ぎ去って。なにひとつ行動にうつさないままバラの花束を一輪増やしながら同じ場所に置いてくなんて。
花を手向けるような行為だ。
彼女は此処にいないけど、この世にはまだ存在しているだろう。
僕の浅はかさを沁々と認識する。
彼女を過去にしているのは自分だということを。
彼女への想いをこんな形で表現するのは間違ってるということを。
わかった時点でやめればよかったのだろう。
此処まで来たら年数で区切りをつけたい。
二十五年。
ずっと一緒に過ごせていたら二人で『銀婚式』を祝っていただろう。
だから、来年までは......。
此処に来るのは、来年でやめる。
バラの花束を此処に置くのは来年でやめる。
此処に来て君を想うのは来年でやめよう。
来年、全てを終わらせて、新しい人生を歩むのだ。
君の想いは心の奥に大切にして。
新しい人生を見つけよう。
僕は夜の公園でいつものようにバラの花束を置いて座っていた。
花屋さんには「来年で終わりにしますので」と伝えておいた。その言葉を聞いた花屋の奥さんが驚いて「何かあったのですか?」なんて聞くのが可笑しくて「なにもありませんから」と答えておいた。なにかあるからバラの花束を毎年購入するのでは?と疑問に思ったが、花屋さんからしたらこの本数のバラの花束はお得意さん扱いなのかもしれない、なんて、勝手なことを想像してしまった。ありえないけど。
バラの花束を見ながら思うこと。
二十四本......二十四時間あなたを思っています。
毎日想ってました。
二十五本......あなたの幸せを祈っています。
毎日祈ってました。
「カウントダウン」に相応しい一年を過ごそう。
君と僕は過ごした時間が短くてもとても素敵な時間だった。
幸せが満ち溢れていた。
来年、此処に来たら......「ありがとう」でしめるね。
二十五本の真っ赤なバラの花束で。
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