ひとつの片想い

わらいしなみだし

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想い19

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本音を書いて暴露して、さすがにそこまではできない。
想うだけなら許された。

愛情を持って接してくれることも稀にはあった。

今、それがあるかと自分に問うと、否という一文字が浮かぶ。

いろんな人と好きに過ごしてる、そんな風に思ってしまう。
自分にはない、優しい言葉で、声で、女をメロメロにさせる。

嫉妬ばかりしてしまう。
する権利なんて、ないのに。

いつだって、耐えるのは私。
欲しがってはいけない想い。

言葉も声も、何もかも全部、欲しがってはいけない。
そんな立場。

もう、見向きもされないのだろうか?
想ってもいいと言ったのに。
片想いでもい言っていった。

ずっと好きでいろと言ったのは、あなたなのに。
 
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