私が拾ったのは子猫なんですけど!そして私は男じゃない!

わらいしなみだし

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子猫の雨月と男の子の雨月

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 私は今、湯船に浸かっています。

 身体は洗ったし、髪の毛も洗い終えた。
 そして……私は聞こえないフリをしているの。

 だって……だって……お風呂場の入り口でジャンプしてドアを引っ掻きながら

「ギャアアアー!」

 叫んでいる子猫の雨月がいるんです。

 お風呂に入ろうとしたら、私の足元を頭でスリスリしてついてくる。

「一緒には入れないの!諦めてね」

 って何度言っても言うことを聞いてくれなくって……さっさと脱いで子猫の雨月を入れないように風呂場に入って慌ててドアを閉めたのよね。

 それから……狂ったように泣いてはジャンプしてドアを引っ掻こうとしているの。

 昨日は濡れていて汚れていたから一緒に入っただけなのに!

 猫は基本お風呂になんか入らないでしょ?
 毎日グルーミングでキレイキレイしてるじゃない!猫ってそういうイメージですよね?

「ギャァアアアアー!」
 
 ダン! ドアにぶつかってくる音も時々混ざる。

 ……全然、諦めてない。
 スゴい執念を感じます。

 雨月のばかぁ……。
 おとなしくしててよ……。
 まるで私が悪いみたいじゃないの。

 私はゆっくり浸かるのを諦めて湯船から上がると雨月の元へ向かった。
 いいえ、向かおうとしたの。

 ドアを開けると……雨月が嬉しそうな顔をしてジャンプを……!
 慌ててドアを閉めちゃいました!
 だって……私は素肌、晒してるんですもの!子猫の雨月の爪が気になって……速攻阻止しちゃいました。

 ドアに思いっきりぶつかった音がした雨月に申し訳なく思いながら……そーっとドアを開けて私は雨月を見下ろした。

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