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子猫の雨月と男の子の雨月
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……。
考えるのはやめにしよう!
私は何度目かの現実逃避をしはじめた。
だって……考えれば考えるほどわかんなくなっちゃうんだもの!
誰かに相談に乗って欲しいけど……って、そこで思考が遮断しちゃうんだよね。
現実的に無理だもん。
私自身がやっと決心出来たぐらいだから。
雨月と居られる間は一緒に生きていこう!って決めたんだもん。
ひとりで?……違うかぁ。
雨月と一緒に乗り越えていけば、大丈夫!
そんな気がしても、いいんじゃないかな?
……そう、私自身に言い聞かせた。
私は雨月のごはんのパウチを取り出し、ローテーブルの席に座るとすぐに雨月もこっちに寄ってきて私の膝の上にちょこんと座ってきた。
完全に子猫の雨月の定位置である。
パウチの口を開けて雨月のごはんを手のひらに乗せる。子猫の雨月はその動作をジーっと見ている。
「雨月、召し上がれ。食べてもいいよ」
その言葉を聞いて雨月は私を見上げて
「ニャア!」
と一声あげてから、チロチロと私の手のひらのごはんを食べ始めた。
本当に行儀がいいんだからぁ!
起きてから会社へ出勤するまでしかまだ男の子の雨月を見たことがない……。
時間で子猫から男の子に変わるのかしら?
子猫の時間の方が長いのかな?
男の子の雨月にオムライス……作ってあげたいなぁ。
なんて呑気なことを思いながらゆっくり食べてる雨月の頭をそっと撫でた。
考えるのはやめにしよう!
私は何度目かの現実逃避をしはじめた。
だって……考えれば考えるほどわかんなくなっちゃうんだもの!
誰かに相談に乗って欲しいけど……って、そこで思考が遮断しちゃうんだよね。
現実的に無理だもん。
私自身がやっと決心出来たぐらいだから。
雨月と居られる間は一緒に生きていこう!って決めたんだもん。
ひとりで?……違うかぁ。
雨月と一緒に乗り越えていけば、大丈夫!
そんな気がしても、いいんじゃないかな?
……そう、私自身に言い聞かせた。
私は雨月のごはんのパウチを取り出し、ローテーブルの席に座るとすぐに雨月もこっちに寄ってきて私の膝の上にちょこんと座ってきた。
完全に子猫の雨月の定位置である。
パウチの口を開けて雨月のごはんを手のひらに乗せる。子猫の雨月はその動作をジーっと見ている。
「雨月、召し上がれ。食べてもいいよ」
その言葉を聞いて雨月は私を見上げて
「ニャア!」
と一声あげてから、チロチロと私の手のひらのごはんを食べ始めた。
本当に行儀がいいんだからぁ!
起きてから会社へ出勤するまでしかまだ男の子の雨月を見たことがない……。
時間で子猫から男の子に変わるのかしら?
子猫の時間の方が長いのかな?
男の子の雨月にオムライス……作ってあげたいなぁ。
なんて呑気なことを思いながらゆっくり食べてる雨月の頭をそっと撫でた。
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