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男の子?の雨月はイチャイチャしたがる
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その後、私は悪夢をみることになる。
調子に乗った渡辺さんが笑うのをやめて雨月に話しかける。
「雨月ちゃん、さっきのお話しようか?」
雨月は渡辺さんの方にくるっと向いて、お手々を私の胸にペタって掴むように置いた。
「ぷにぷに?」
「そ、ぷにぷに……プッ」
おさない雨月はぱっと笑顔を見せ、渡辺さんは口元を隠してる。笑いを堪えきれてない。
もう!
どうしてそんな話を雨月に振るのよ!
「ぷにぷに、だいちゅきなのー!はーちゃのぷにぷにきもちいーの!」
おさない雨月は嬉しそうにぷにぷに話を始めた。
お手々は……私の両胸に軽くもみもみしてくるのはどうしてなのよぉ!
「ひゃん……」
思わず声が出ちゃった……は、恥ずかしい!
「ね?はーちゃもきもちいーよね?でもね、はーちゃのぷにぷに……ここ、ちゅくないの。ぼくのちゅきなのはねー」
「どこかなー?」
「おちぃ」
「雨月!」
私は慌てて叫んじゃってた。これ以上渡辺さんとおさない雨月に話をさせちゃってたら……『おしり』の話になっちゃいそうで。かなり必死に止めたの。
「あ……ごめんなちゃい……いっちゃ、めって……やくちょくちてた……」
シュンとするおさない雨月の抱きしめて頭を優しく撫でた。
「わかってくれたらいいのよ。大声出しちゃって、ごめんね。雨月……」
「うん……」
「チッ……失敗したか……」
渡辺さんから悪態ついてる声が聞こえ、私は思わず噛みついた。
「純情な子供になんてことを言わせるのよ。渡辺さんのエッチ!」
暫しそのまま聞いていた二人が思わず出てしまった私のその言葉に反応しちゃった。
「渡辺さんってムッツリだったんですか?意外……」
「いつからこの子と仲良くしちゃってるんですぅ。私、聞いてませんよ。隠し子の噂だって部署中に流れてたのに……なにも言わずに知らんぷりしてたじゃないですかぁ!知ってたのなら教えてくれたっていいでしょう!」
「面白かったんで……つい……」
美樹ちゃんの怒った口調にものらりくらりとヘラヘラ笑って手を振りながら誤魔化している。渡辺さんの十八番である。
渡辺さんがピンチだと思ったのか、おさない雨月が突然叫び出した。
「わーちゃをいじめちゃ、めなのぉ!わーちゃはぼくの、みーかーたー、なのぉ!」
「『わーちゃ』って渡辺さんのこと?え、私……いじめてないですよ……」
プイッ……「ちらい……」
おさない雨月が呟いてそっぽ向いたことに少しばかり傷ついたのか、美樹ちゃんが私に泣きついてきた。
「ねぇ、葉月先輩。なんとか言ってくれませんかぁ!私、悪くないですよね?こんなちっちゃい子に嫌われるの……嫌ですぅ!」
私に言われても……
調子に乗った渡辺さんが笑うのをやめて雨月に話しかける。
「雨月ちゃん、さっきのお話しようか?」
雨月は渡辺さんの方にくるっと向いて、お手々を私の胸にペタって掴むように置いた。
「ぷにぷに?」
「そ、ぷにぷに……プッ」
おさない雨月はぱっと笑顔を見せ、渡辺さんは口元を隠してる。笑いを堪えきれてない。
もう!
どうしてそんな話を雨月に振るのよ!
「ぷにぷに、だいちゅきなのー!はーちゃのぷにぷにきもちいーの!」
おさない雨月は嬉しそうにぷにぷに話を始めた。
お手々は……私の両胸に軽くもみもみしてくるのはどうしてなのよぉ!
「ひゃん……」
思わず声が出ちゃった……は、恥ずかしい!
「ね?はーちゃもきもちいーよね?でもね、はーちゃのぷにぷに……ここ、ちゅくないの。ぼくのちゅきなのはねー」
「どこかなー?」
「おちぃ」
「雨月!」
私は慌てて叫んじゃってた。これ以上渡辺さんとおさない雨月に話をさせちゃってたら……『おしり』の話になっちゃいそうで。かなり必死に止めたの。
「あ……ごめんなちゃい……いっちゃ、めって……やくちょくちてた……」
シュンとするおさない雨月の抱きしめて頭を優しく撫でた。
「わかってくれたらいいのよ。大声出しちゃって、ごめんね。雨月……」
「うん……」
「チッ……失敗したか……」
渡辺さんから悪態ついてる声が聞こえ、私は思わず噛みついた。
「純情な子供になんてことを言わせるのよ。渡辺さんのエッチ!」
暫しそのまま聞いていた二人が思わず出てしまった私のその言葉に反応しちゃった。
「渡辺さんってムッツリだったんですか?意外……」
「いつからこの子と仲良くしちゃってるんですぅ。私、聞いてませんよ。隠し子の噂だって部署中に流れてたのに……なにも言わずに知らんぷりしてたじゃないですかぁ!知ってたのなら教えてくれたっていいでしょう!」
「面白かったんで……つい……」
美樹ちゃんの怒った口調にものらりくらりとヘラヘラ笑って手を振りながら誤魔化している。渡辺さんの十八番である。
渡辺さんがピンチだと思ったのか、おさない雨月が突然叫び出した。
「わーちゃをいじめちゃ、めなのぉ!わーちゃはぼくの、みーかーたー、なのぉ!」
「『わーちゃ』って渡辺さんのこと?え、私……いじめてないですよ……」
プイッ……「ちらい……」
おさない雨月が呟いてそっぽ向いたことに少しばかり傷ついたのか、美樹ちゃんが私に泣きついてきた。
「ねぇ、葉月先輩。なんとか言ってくれませんかぁ!私、悪くないですよね?こんなちっちゃい子に嫌われるの……嫌ですぅ!」
私に言われても……
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