私が拾ったのは子猫なんですけど!そして私は男じゃない!

わらいしなみだし

文字の大きさ
277 / 280
いっぱいいっぱい抱きしめたい!

239 雨月のやりたい放題

しおりを挟む
 総務部上半期の追い込み一週間。

 私はおさない雨月を連れて出社していた。
 子供連れでの出社は私の思っていた以上に目立ったらしく、お昼休憩時間になると用もない筈の受付嬢から女性営業課、その他の部署からも雨月を見に代わる代わる総務課へやって来たらしい。

 雨月と私は総務課の邪魔にならないように今のところ会社の好意で第三会議室を使わせてもらっている。そう、私たちは社長の合意で特別扱いを受けてます。本来なら子供連れは容認されていないのですから。

 お昼休憩に総務課にいないとわかると彼女たちは総務課の誰かを捕まえて居場所を聞き出して第三会議室にやって来た。

 最初はおさない雨月も怖がって私の後ろにぴたっとくっついていたのだけど、それはほんの初日だけ。

 初日はあっさり退散したのに雨月の人見知りがなくなってからは毎日数人がお昼の休憩時間にやって来たのです。

「この子の名前なんて言うの?」
「雨月っていうの。あの……うーちゃんとは言わないでほしいの。嫌がるから」

 この言葉は代わる代わるに言う羽目になった私。
 そして……これが最初の出来事で……。
 毎日繰り返されることになったのです。

「わかった。雨月ちゃん、抱っこしてもいい?」
「ん?」

 首をちょこっと横にしてわかんないポーズをする雨月。

「たぶん、だっこという言葉がわからないのかも……」
「そっかぁ……雨月ちゃん、おーいーでー!」

 しゃがんで両手を広げる女子社員……女の子を見て雨月は両手を広げてそっちへよたよた歩き出す。

 抱き抱えられて抱っこされた雨月は嬉しそうでこれ以上にもない満面の笑顔。
 そして……女の子の頬にちっちゃな紅葉の手を広げてぴたっとくっつけて、そのあとはその頬に自分の頬をスリスリしている。

 満足したら雨月の手は下へ向かって……ぴたっ。
 胸の膨らみを狙って触れる。

「やっぱりこれくらい小さいとおっぱいが恋しいのかな?」

 女性陣がクスクス笑うけど……私は笑えない。

 目と目を合わせて首を横にコツンとする。
 どうみても「さわっていい?」って聞いてるじゃない!

「もうー!可愛いわ!おねーさんのココ、好きにしてもいいわよ」

 いいわけないでしょう!

 ぱあっと目を大きく開けて、嬉しそうにお手々をペタペタ揉み揉みし始める雨月。
 調子に乗るおさない雨月は……服の中にも?
 どうみても手を入れてるように見えるのですけど……。

「雨月、ダメでしょ?」
「おっきぃの、しゅき……」
「な、……なな……」

 なんてこと言うのよーーー!

「いいのよ。こんなにも小さいんだし。さわられてもエッチっぽくないもん」

「は、はぁ……そうですか……」

 そんなことがあってから、お昼休憩はご飯を食べ終わる頃に女性社員がやって来ては代わる代わる雨月を抱っこする。
 きゃっきゃ言いながらおさない雨月はやりたい放題で、彼女たちのほっぺやおっぱいをくまなく楽しんだのでした。

 おっぱいを楽しんでいる時、必ず呟くのです。

「おっきぃ……ちゅき……」

 私の胸は小さいですよ!
 だからって……何してるのよ?
 戻ってきてからの雨月は……エッチじゃない?

 私……なんか、いろいろと気分悪いんですけど?
 これが悲しいことに一週間ほどは続くのでした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について

沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。 かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。 しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。 現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。 その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。 「今日から私、あなたのメイドになります!」 なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!? 謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける! カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!

クラスでバカにされてるオタクなぼくが、気づいたら不良たちから崇拝されててガクブル

諏訪錦
青春
アルファポリスから書籍版が発売中です。皆様よろしくお願いいたします! 6月中旬予定で、『クラスでバカにされてるオタクなぼくが、気づいたら不良たちから崇拝されててガクブル』のタイトルで文庫化いたします。よろしくお願いいたします! 間久辺比佐志(まくべひさし)。自他共に認めるオタク。ひょんなことから不良たちに目をつけられた主人公は、オタクが高じて身に付いた絵のスキルを用いて、グラフィティライターとして不良界に関わりを持つようになる。 グラフィティとは、街中にスプレーインクなどで描かれた落書きのことを指し、不良文化の一つとしての認識が強いグラフィティに最初は戸惑いながらも、主人公はその魅力にとりつかれていく。 グラフィティを通じてアンダーグラウンドな世界に身を投じることになる主人公は、やがて夜の街の代名詞とまで言われる存在になっていく。主人公の身に、果たしてこの先なにが待ち構えているのだろうか。 書籍化に伴い設定をいくつか変更しております。 一例 チーム『スペクター』       ↓    チーム『マサムネ』 ※イラスト頂きました。夕凪様より。 http://15452.mitemin.net/i192768/

処理中です...