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いっぱいいっぱい抱きしめたい!
239 雨月のやりたい放題
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総務部上半期の追い込み一週間。
私はおさない雨月を連れて出社していた。
子供連れでの出社は私の思っていた以上に目立ったらしく、お昼休憩時間になると用もない筈の受付嬢から女性営業課、その他の部署からも雨月を見に代わる代わる総務課へやって来たらしい。
雨月と私は総務課の邪魔にならないように今のところ会社の好意で第三会議室を使わせてもらっている。そう、私たちは社長の合意で特別扱いを受けてます。本来なら子供連れは容認されていないのですから。
お昼休憩に総務課にいないとわかると彼女たちは総務課の誰かを捕まえて居場所を聞き出して第三会議室にやって来た。
最初はおさない雨月も怖がって私の後ろにぴたっとくっついていたのだけど、それはほんの初日だけ。
初日はあっさり退散したのに雨月の人見知りがなくなってからは毎日数人がお昼の休憩時間にやって来たのです。
「この子の名前なんて言うの?」
「雨月っていうの。あの……うーちゃんとは言わないでほしいの。嫌がるから」
この言葉は代わる代わるに言う羽目になった私。
そして……これが最初の出来事で……。
毎日繰り返されることになったのです。
「わかった。雨月ちゃん、抱っこしてもいい?」
「ん?」
首をちょこっと横にしてわかんないポーズをする雨月。
「たぶん、だっこという言葉がわからないのかも……」
「そっかぁ……雨月ちゃん、おーいーでー!」
しゃがんで両手を広げる女子社員……女の子を見て雨月は両手を広げてそっちへよたよた歩き出す。
抱き抱えられて抱っこされた雨月は嬉しそうでこれ以上にもない満面の笑顔。
そして……女の子の頬にちっちゃな紅葉の手を広げてぴたっとくっつけて、そのあとはその頬に自分の頬をスリスリしている。
満足したら雨月の手は下へ向かって……ぴたっ。
胸の膨らみを狙って触れる。
「やっぱりこれくらい小さいとおっぱいが恋しいのかな?」
女性陣がクスクス笑うけど……私は笑えない。
目と目を合わせて首を横にコツンとする。
どうみても「さわっていい?」って聞いてるじゃない!
「もうー!可愛いわ!おねーさんのココ、好きにしてもいいわよ」
いいわけないでしょう!
ぱあっと目を大きく開けて、嬉しそうにお手々をペタペタ揉み揉みし始める雨月。
調子に乗るおさない雨月は……服の中にも?
どうみても手を入れてるように見えるのですけど……。
「雨月、ダメでしょ?」
「おっきぃの、しゅき……」
「な、……なな……」
なんてこと言うのよーーー!
「いいのよ。こんなにも小さいんだし。さわられてもエッチっぽくないもん」
「は、はぁ……そうですか……」
そんなことがあってから、お昼休憩はご飯を食べ終わる頃に女性社員がやって来ては代わる代わる雨月を抱っこする。
きゃっきゃ言いながらおさない雨月はやりたい放題で、彼女たちのほっぺやおっぱいをくまなく楽しんだのでした。
おっぱいを楽しんでいる時、必ず呟くのです。
「おっきぃ……ちゅき……」
私の胸は小さいですよ!
だからって……何してるのよ?
戻ってきてからの雨月は……エッチじゃない?
私……なんか、いろいろと気分悪いんですけど?
これが悲しいことに一週間ほどは続くのでした。
私はおさない雨月を連れて出社していた。
子供連れでの出社は私の思っていた以上に目立ったらしく、お昼休憩時間になると用もない筈の受付嬢から女性営業課、その他の部署からも雨月を見に代わる代わる総務課へやって来たらしい。
雨月と私は総務課の邪魔にならないように今のところ会社の好意で第三会議室を使わせてもらっている。そう、私たちは社長の合意で特別扱いを受けてます。本来なら子供連れは容認されていないのですから。
お昼休憩に総務課にいないとわかると彼女たちは総務課の誰かを捕まえて居場所を聞き出して第三会議室にやって来た。
最初はおさない雨月も怖がって私の後ろにぴたっとくっついていたのだけど、それはほんの初日だけ。
初日はあっさり退散したのに雨月の人見知りがなくなってからは毎日数人がお昼の休憩時間にやって来たのです。
「この子の名前なんて言うの?」
「雨月っていうの。あの……うーちゃんとは言わないでほしいの。嫌がるから」
この言葉は代わる代わるに言う羽目になった私。
そして……これが最初の出来事で……。
毎日繰り返されることになったのです。
「わかった。雨月ちゃん、抱っこしてもいい?」
「ん?」
首をちょこっと横にしてわかんないポーズをする雨月。
「たぶん、だっこという言葉がわからないのかも……」
「そっかぁ……雨月ちゃん、おーいーでー!」
しゃがんで両手を広げる女子社員……女の子を見て雨月は両手を広げてそっちへよたよた歩き出す。
抱き抱えられて抱っこされた雨月は嬉しそうでこれ以上にもない満面の笑顔。
そして……女の子の頬にちっちゃな紅葉の手を広げてぴたっとくっつけて、そのあとはその頬に自分の頬をスリスリしている。
満足したら雨月の手は下へ向かって……ぴたっ。
胸の膨らみを狙って触れる。
「やっぱりこれくらい小さいとおっぱいが恋しいのかな?」
女性陣がクスクス笑うけど……私は笑えない。
目と目を合わせて首を横にコツンとする。
どうみても「さわっていい?」って聞いてるじゃない!
「もうー!可愛いわ!おねーさんのココ、好きにしてもいいわよ」
いいわけないでしょう!
ぱあっと目を大きく開けて、嬉しそうにお手々をペタペタ揉み揉みし始める雨月。
調子に乗るおさない雨月は……服の中にも?
どうみても手を入れてるように見えるのですけど……。
「雨月、ダメでしょ?」
「おっきぃの、しゅき……」
「な、……なな……」
なんてこと言うのよーーー!
「いいのよ。こんなにも小さいんだし。さわられてもエッチっぽくないもん」
「は、はぁ……そうですか……」
そんなことがあってから、お昼休憩はご飯を食べ終わる頃に女性社員がやって来ては代わる代わる雨月を抱っこする。
きゃっきゃ言いながらおさない雨月はやりたい放題で、彼女たちのほっぺやおっぱいをくまなく楽しんだのでした。
おっぱいを楽しんでいる時、必ず呟くのです。
「おっきぃ……ちゅき……」
私の胸は小さいですよ!
だからって……何してるのよ?
戻ってきてからの雨月は……エッチじゃない?
私……なんか、いろいろと気分悪いんですけど?
これが悲しいことに一週間ほどは続くのでした。
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