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プロローグ
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高校に入って男子のみの編み物部を作ろうと思っていた。
理由は、はっきり言って自分の邪な想いから。
高校生になってやっと決心がついたんだ。
好きな人に告白することを。自分が作ったものをプレゼントして。
振られることを前提だけど。
だって、好きな人は男だから。
その人はずっと彼女がいた。
中学時代、彼は彼女が何度も変わったけど途切れることがなかったから。
それでも、ずっと、好き。
忘れられない。
だから、想いを告げて、振られて、玉砕して。
新たな一歩を踏み出そうと。
独りじゃあ、辛いから。
一緒に編み物をしながらお話しできる仲間が欲しくって。
幼い頃、近所の兄ちゃんが、首に巻いていたものをマフラーだと教えてくれた。
ちょっと不格好なそのマフラーを手に広げて見せてくれた。
とっても嬉しそうにはにかみながら
『彼女からもらったんだ。編み物なんかしたことないのに。俺のために編んでくれたんだ』
と。
その笑顔が忘れられなくて、僕も編み物をして誰かのために作ってあげたいと思うようになった。
だから。
だから俺は編み物が好きなんだ。
好きな人を思い浮かべながら。
それだけで幸せになれる。
一目一目に想いを込めて。
たとえ手が届かなくても。
理由は、はっきり言って自分の邪な想いから。
高校生になってやっと決心がついたんだ。
好きな人に告白することを。自分が作ったものをプレゼントして。
振られることを前提だけど。
だって、好きな人は男だから。
その人はずっと彼女がいた。
中学時代、彼は彼女が何度も変わったけど途切れることがなかったから。
それでも、ずっと、好き。
忘れられない。
だから、想いを告げて、振られて、玉砕して。
新たな一歩を踏み出そうと。
独りじゃあ、辛いから。
一緒に編み物をしながらお話しできる仲間が欲しくって。
幼い頃、近所の兄ちゃんが、首に巻いていたものをマフラーだと教えてくれた。
ちょっと不格好なそのマフラーを手に広げて見せてくれた。
とっても嬉しそうにはにかみながら
『彼女からもらったんだ。編み物なんかしたことないのに。俺のために編んでくれたんだ』
と。
その笑顔が忘れられなくて、僕も編み物をして誰かのために作ってあげたいと思うようになった。
だから。
だから俺は編み物が好きなんだ。
好きな人を思い浮かべながら。
それだけで幸せになれる。
一目一目に想いを込めて。
たとえ手が届かなくても。
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