264 / 342
女人禁制の☆あみだん☆開始!
28 自己紹介 5
しおりを挟む
「なぁ……あの二人、訳ありか?」
「さぁねー」
田岡さんと戸神さんが二人の包容を見ながら首を傾げている。
相沢君もその状態が気になったようだ。怒号が部屋中を響かせた。
「なななな……何いちゃこらしてんだ?テメェーはとっとと離れろー!坂口!腕絡ませて抱きしめんな!耳元で何囁いてんだ?はーなーれーろー!」
立ち上がったかと思えばドカドカと教壇まで来た相沢君は俺と坂口君を無理矢理剥がした。
「鳴海は誰にでも抱きつくのか?」
「そうじゃないよ」
なんか……怒って言ってる筈の相沢君だけどどうも拗ねてるように聞こえるのは……気のせいなのだろうか?
「だったら……お、俺にも……ハグは……あるのか?」
「して欲しかったの?」
ま、まさか……そんなことを返されるとは思っていなかった。
誰にでも抱きついたりはしないよ。
坂口君は……ある意味特別なんだ。
それを相沢君は知らないだけ。
でも……相沢君だって……俺からしたらもう、同じ仲間であり友達の部類にはいると思う。
普通にそんな言葉が出たのは、俺には「して欲しいと」言われたらしてもいいと思う……ただ、それだけなんだ。
「な?……ななな、ちげーよ……そそそ、そんなんじゃあ……」
ほんのり赤くなりながら否定しているのが可愛く見える。
「なになに?相沢君は僕と鳴海君の仲を嫉妬したくせに自分はツンデレして素直になれないのかな?鳴海君に抱きしめて欲しいくーせーにー」
「ふっ……ざけんな!テメェは自己紹介終わったんだろ?さっさと席に戻れ。邪魔すんな!」
「はいはい、退散しますよ。鳴海君、本当にありがとう!」
坂口君は笑顔のまま俺と相沢君に手をヒラヒラと振って自分の座っていた場所に戻った。
俺は相沢君に自己紹介を促した。
照れ臭そうな相沢君は頭をちょっと斜めにしてぶっきらぼうに言い出した。
「相沢大夢一年。誕生日は四月でもう過ぎてんだ。本当のところ、編み物には全っ然興味がなかったけど勢い?わかんねーけど入ったって感じ。部員、募集してる声聞こえてたし?男が編み物って、訳わかんなかったけど、なんか気になったし?何処かの部活には入部しようと思ってたし?気になったからっていうか、心のどっかに刺さったから?……たまたまそれが編み物?ってだけ。冷やかしに近いって言ったらそうなのかもしんねーけど?それでも俺はここに入ってよかったって思ってる。わかんないことでも俺みたいな冷やかしな奴にでも丁寧に教えてくれるし?まだ同じ大きさの目にはなってねーけど鎖編みだっけ?結構な長さ編めるようになったし?やってるとさー、……一本の毛糸から形が出来るっておもしれーじゃん?簡単にほどける?ってこともさー。だから……俺は同好会がなくっても放課後一緒にそーゆーのが出来たらって……思うようになってた。マジで。同好会……おめでとーな、鳴海!で、集まったみんな、こんな俺だけどよろしくな!」
なんて素敵な言葉を君はくれるのだろう?
相沢君の真摯な言葉を聞いた俺は棒立ちのまま……我慢できずに頬を濡らした。
「さぁねー」
田岡さんと戸神さんが二人の包容を見ながら首を傾げている。
相沢君もその状態が気になったようだ。怒号が部屋中を響かせた。
「なななな……何いちゃこらしてんだ?テメェーはとっとと離れろー!坂口!腕絡ませて抱きしめんな!耳元で何囁いてんだ?はーなーれーろー!」
立ち上がったかと思えばドカドカと教壇まで来た相沢君は俺と坂口君を無理矢理剥がした。
「鳴海は誰にでも抱きつくのか?」
「そうじゃないよ」
なんか……怒って言ってる筈の相沢君だけどどうも拗ねてるように聞こえるのは……気のせいなのだろうか?
「だったら……お、俺にも……ハグは……あるのか?」
「して欲しかったの?」
ま、まさか……そんなことを返されるとは思っていなかった。
誰にでも抱きついたりはしないよ。
坂口君は……ある意味特別なんだ。
それを相沢君は知らないだけ。
でも……相沢君だって……俺からしたらもう、同じ仲間であり友達の部類にはいると思う。
普通にそんな言葉が出たのは、俺には「して欲しいと」言われたらしてもいいと思う……ただ、それだけなんだ。
「な?……ななな、ちげーよ……そそそ、そんなんじゃあ……」
ほんのり赤くなりながら否定しているのが可愛く見える。
「なになに?相沢君は僕と鳴海君の仲を嫉妬したくせに自分はツンデレして素直になれないのかな?鳴海君に抱きしめて欲しいくーせーにー」
「ふっ……ざけんな!テメェは自己紹介終わったんだろ?さっさと席に戻れ。邪魔すんな!」
「はいはい、退散しますよ。鳴海君、本当にありがとう!」
坂口君は笑顔のまま俺と相沢君に手をヒラヒラと振って自分の座っていた場所に戻った。
俺は相沢君に自己紹介を促した。
照れ臭そうな相沢君は頭をちょっと斜めにしてぶっきらぼうに言い出した。
「相沢大夢一年。誕生日は四月でもう過ぎてんだ。本当のところ、編み物には全っ然興味がなかったけど勢い?わかんねーけど入ったって感じ。部員、募集してる声聞こえてたし?男が編み物って、訳わかんなかったけど、なんか気になったし?何処かの部活には入部しようと思ってたし?気になったからっていうか、心のどっかに刺さったから?……たまたまそれが編み物?ってだけ。冷やかしに近いって言ったらそうなのかもしんねーけど?それでも俺はここに入ってよかったって思ってる。わかんないことでも俺みたいな冷やかしな奴にでも丁寧に教えてくれるし?まだ同じ大きさの目にはなってねーけど鎖編みだっけ?結構な長さ編めるようになったし?やってるとさー、……一本の毛糸から形が出来るっておもしれーじゃん?簡単にほどける?ってこともさー。だから……俺は同好会がなくっても放課後一緒にそーゆーのが出来たらって……思うようになってた。マジで。同好会……おめでとーな、鳴海!で、集まったみんな、こんな俺だけどよろしくな!」
なんて素敵な言葉を君はくれるのだろう?
相沢君の真摯な言葉を聞いた俺は棒立ちのまま……我慢できずに頬を濡らした。
1
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる