274 / 342
女人禁制の☆あみだん☆開始!
38 ・・・?
しおりを挟む
田岡先輩から現金を手渡されそれをとりあえず財布の中へ入れた。出水先輩に金庫から出していたノートを渡され「この場所にサインを」と言われた所にサインをした。
その項目名は嬉しいことに『男子編み物部同好会』と書かれていた。
同好会の前に……『部』がついている?
『男子編み物同好会』でも嬉しいのに?
もしかして書いてる言葉、間違ってたりするのかも……
でも、なんか……『男子編み物部同好会』って言葉、いいよね?
なんてことを思いながら、そんなのを見ただけでも感慨深くなっちゃって心がジーンと来ちゃう!
ああ……この感動に暫し浸っていたい!
でも、ここは生徒会室。
俺の居場所ではないからね。
早くグランドに行かなきゃ……智さん、じょうちゃんが待ってる!
気持ちが逸るのを抑えながら俺は三人の顔を見た。
出水先輩からお金……男子編み物部の活動費を頂戴したので此処から立ち去ろうと挨拶をしようとした時、戸神さんが出水先輩に尋ねた。
「皆は?」
「もう帰りましたよ。残っているのは僕だけです。僕さえいれば問題なかったでしょ?」
ちょっと冷た気に話して顔をムッとさせているけど、愛情の裏返しのようで柔らかい心地になる。
その空気を一瞬で変えたのが……次の言葉だった。
「僕たち、あっちにいるから、先に帰ってもいいよ」
「え?ど、どうして?」
ガタンと立ち上がる出水先輩に驚きながら俺は戸神さんに肩を手で寄せられてた。突然のことで驚くことも出来ずにいた。
理由は三人のやりとりにあったんだけど。
「ちょっとね!」
ウインクつき。
「邪魔すんなよ」
睨みながら言うわりに口許だけが笑っているような? 田岡先輩。
その顔は勝ち誇っている。
クッ……
項垂れる出水先輩を余所に促されるように俺は戸神さんに歩かされていた。
そこは生徒会室の左奥、扉があってノブの横には電子機器のようなものが設置されていた。
「ここは?」
「生徒会の会長専用室。特別に見せてあげるね!」
「別にいいです。俺、生徒会関係者じゃないし……」
「そんなこと言わずに……ね?」
戸神さんっていつも思うんだけど強引なんだよね。
生徒会会長という役職所以なのだろうか?
それとも本来の気質……とか?
俺が躊躇しているのも束の間、そんなことはお構い無く田岡先輩が電子機器を指で操作していてそうこうするうちにロック解除の音がカチッとなる。
戸神さんがドアを開けた瞬間、田岡先輩に背中を強めに押され俺の気持ちとは関係なく生徒会長の部屋の中に入ってしまった。
それに続くのは戸神さんと田岡先輩。
「じゃーねー!」
手をヒラヒラとさせながら出水先輩に挨拶をして田岡先輩がドアを閉めた。
その項目名は嬉しいことに『男子編み物部同好会』と書かれていた。
同好会の前に……『部』がついている?
『男子編み物同好会』でも嬉しいのに?
もしかして書いてる言葉、間違ってたりするのかも……
でも、なんか……『男子編み物部同好会』って言葉、いいよね?
なんてことを思いながら、そんなのを見ただけでも感慨深くなっちゃって心がジーンと来ちゃう!
ああ……この感動に暫し浸っていたい!
でも、ここは生徒会室。
俺の居場所ではないからね。
早くグランドに行かなきゃ……智さん、じょうちゃんが待ってる!
気持ちが逸るのを抑えながら俺は三人の顔を見た。
出水先輩からお金……男子編み物部の活動費を頂戴したので此処から立ち去ろうと挨拶をしようとした時、戸神さんが出水先輩に尋ねた。
「皆は?」
「もう帰りましたよ。残っているのは僕だけです。僕さえいれば問題なかったでしょ?」
ちょっと冷た気に話して顔をムッとさせているけど、愛情の裏返しのようで柔らかい心地になる。
その空気を一瞬で変えたのが……次の言葉だった。
「僕たち、あっちにいるから、先に帰ってもいいよ」
「え?ど、どうして?」
ガタンと立ち上がる出水先輩に驚きながら俺は戸神さんに肩を手で寄せられてた。突然のことで驚くことも出来ずにいた。
理由は三人のやりとりにあったんだけど。
「ちょっとね!」
ウインクつき。
「邪魔すんなよ」
睨みながら言うわりに口許だけが笑っているような? 田岡先輩。
その顔は勝ち誇っている。
クッ……
項垂れる出水先輩を余所に促されるように俺は戸神さんに歩かされていた。
そこは生徒会室の左奥、扉があってノブの横には電子機器のようなものが設置されていた。
「ここは?」
「生徒会の会長専用室。特別に見せてあげるね!」
「別にいいです。俺、生徒会関係者じゃないし……」
「そんなこと言わずに……ね?」
戸神さんっていつも思うんだけど強引なんだよね。
生徒会会長という役職所以なのだろうか?
それとも本来の気質……とか?
俺が躊躇しているのも束の間、そんなことはお構い無く田岡先輩が電子機器を指で操作していてそうこうするうちにロック解除の音がカチッとなる。
戸神さんがドアを開けた瞬間、田岡先輩に背中を強めに押され俺の気持ちとは関係なく生徒会長の部屋の中に入ってしまった。
それに続くのは戸神さんと田岡先輩。
「じゃーねー!」
手をヒラヒラとさせながら出水先輩に挨拶をして田岡先輩がドアを閉めた。
1
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
うちの前に落ちてたかわいい男の子を拾ってみました。 【完結】
まつも☆きらら
BL
ある日、弟の海斗とマンションの前にダンボールに入れられ放置されていた傷だらけの美少年『瑞希』を拾った優斗。『1ヵ月だけ置いて』と言われ一緒に暮らし始めるが、どこか危うい雰囲気を漂わせた瑞希に翻弄される海斗と優斗。自分のことは何も聞かないでと言われるが、瑞希のことが気になって仕方ない2人は休みの日に瑞希の後を尾けることに。そこで見たのは、中年の男から金を受け取る瑞希の姿だった・・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる