☆あ・み・だ・ん☆

わらいしなみだし

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女人禁制の☆あみだん☆開始!

76 練習試合のあとで…… ★神崎川side2

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 その鞄は見覚えがある。色違いだけど翔琉が俺専用に持参してくれてるマネージャーの証としての鞄……だと俺は思っている……色違いの鞄だけど形は同じだけど模様が違う気もする。

 てことは翔琉のモノじゃないってことだろうか?

「村瀬キャプ……」

 声をかけようとした途中で顧問の先生の言葉で遮られた。
 顧問の先生の前列にはスタメンの三年生部員が並びその後ろの列にベンチ入りの三年生部員二年生一年生と横一直線に整列する。

 顧問の話はほんの二、三分だったけど俺にとっては何十分も感じてしまう程、それどころではなかったのだ。だから内容も耳に入っていないし次の練習試合の話も聞いてなかった。
 それに気がつかれてしまったのか、顧問は最後に一言言って解散の言葉で締め括った。
 最後の言葉とは「神崎川は残れ」だったのだが、俺はその言葉を聞いておらず、皆と一緒にこの場から動こうとした。

「こら!神崎川!」

 顧問の先生が俺の頭を抑える。

「うわぁっ」

 突然のことで足は空を踏むし思わず声が出る。

「お前は残れと言っただろ?」
「はぁ?」

 聞いてないその言葉に思わず不服そうな声を漏らしてしまった。
 聞いてなかっただけなんだが。

「残れといったら残れ!」

 有無を言わさずの態度に俺は渋々従うしかなかった。

「神崎川、はいこれ……」

 そんな中、村瀬キャプテンが俺の目の前に例の提げカバンを見せる。
 思わず睨みつつ手に取った。
 
 この重み……覚えがある。
 やっぱり翔琉だ!

「村瀬キャプテン、こ、これって……」

 聞きたいのにキャプテンは俺の言葉を聞かずに颯爽と去っていく。

「じゃあ、次の練習試合でね!」

 きっとキャプテンは翔琉のところへ向かっているのだろう。

 ……絶対そうだ。

 渡されたカバンを持つ手に……嫌でも力が入る。
 その力の強さは、翔琉のところへ向かえない……苛立ちと悔しさだ。 

 顧問に呼び止められている俺は翔琉を探すことも出来ずにこのまま留まるしかなかった。
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