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女人禁制の☆あみだん☆開始!
95 金曜日は決まっている。
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結局今日は誰も同好会に来なかった。
同好会の時間はもう終わり。
そして、今日は金曜日。
智さんの家へ行く日だ。
でも、きっとじょうちゃんは遠くから見守ってくれることなんかないだろうな。
そう思うと足取りが少し重い。
それでも約束は約束だから智さんの家には行く。
これは……俺の意思なんだ……。
そう言い聞かせながらいつものように片付けて鍵を職員室へ返却しグラウンドへ向かった。
いつものように智さんのファンに会釈をしてからじょうちゃんを探す。
うん、今日もちゃんと部活してた!
それだけで俺は喜べる。俺はじょうちゃんに声をかけた。
ここ最近、そっけないじょうちゃんにいつものように取り出したスポーツタオルとお手製のカバンを渡す。
汗まみれのじょうちゃんはスポーツタオルを肩にかけて先端で顔の汗を拭った。髪まで軽く濡れてるみたいで、毛先が滴で黒光りしている。
スポーツ後の男の匂いを漂わせてるじょうちゃんは……セクシーだ。
あてられそうで……ヤバイ!
「じゃあ、またね……」
俺はさっさとじょうちゃんから離れようとした、でも、突然腕を掴まれて歩き出そうとしていた体が反れる。
「今日、金曜日……だよな?」
「そうだよ?」
「行くの……か……?」
「うん、約束だからね」
「そっか……わかった」
この言葉を聞いてじょうちゃんは腕を掴んだ手を離し、そのまま部室へ入っていった。
わかってるよ……。
もう、来てくれないって。
智さんはいつものようにファンの女性と挨拶を交わしている。
仲良く談笑しながら俺の方を見て手を振る姿は相変わらずキメ顔だ。
その中に照れがあるのを俺だけは知っている。
智さんのそばにいる。
俺が決めたことだから……。
俺は踵を返して智さんがいる方へ足を進めた。
同好会の時間はもう終わり。
そして、今日は金曜日。
智さんの家へ行く日だ。
でも、きっとじょうちゃんは遠くから見守ってくれることなんかないだろうな。
そう思うと足取りが少し重い。
それでも約束は約束だから智さんの家には行く。
これは……俺の意思なんだ……。
そう言い聞かせながらいつものように片付けて鍵を職員室へ返却しグラウンドへ向かった。
いつものように智さんのファンに会釈をしてからじょうちゃんを探す。
うん、今日もちゃんと部活してた!
それだけで俺は喜べる。俺はじょうちゃんに声をかけた。
ここ最近、そっけないじょうちゃんにいつものように取り出したスポーツタオルとお手製のカバンを渡す。
汗まみれのじょうちゃんはスポーツタオルを肩にかけて先端で顔の汗を拭った。髪まで軽く濡れてるみたいで、毛先が滴で黒光りしている。
スポーツ後の男の匂いを漂わせてるじょうちゃんは……セクシーだ。
あてられそうで……ヤバイ!
「じゃあ、またね……」
俺はさっさとじょうちゃんから離れようとした、でも、突然腕を掴まれて歩き出そうとしていた体が反れる。
「今日、金曜日……だよな?」
「そうだよ?」
「行くの……か……?」
「うん、約束だからね」
「そっか……わかった」
この言葉を聞いてじょうちゃんは腕を掴んだ手を離し、そのまま部室へ入っていった。
わかってるよ……。
もう、来てくれないって。
智さんはいつものようにファンの女性と挨拶を交わしている。
仲良く談笑しながら俺の方を見て手を振る姿は相変わらずキメ顔だ。
その中に照れがあるのを俺だけは知っている。
智さんのそばにいる。
俺が決めたことだから……。
俺は踵を返して智さんがいる方へ足を進めた。
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