『忍の証』

わらいしなみだし

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姫side

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この悲しみは私の悲しみ。
行方知れずの愛しい忍に対する狂おしい程の激情なの。

任務はそもそも罠だったなんて…!

わかってさえいればこんなことにはならなかったのに。

私のすべては愛しい忍、あなたのもの。
あなたにあげるためだけに生まれてきたのに……どうしてなの?


私はこの忍の里を守るため白装束を身に纏うの。
血の涙を流し終えたその時、心に鬼を宿すの。

欲するのは愛しい忍、ただひとりなのに、
抗おうとしても刻は戻らない。

宿命の弦が……ふたりの魂を弾き飛ばす!

仲間の為、忍の里の皆の為にその身一つを差し出す運命。
心は血に染まる真っ赤な白の装束。

向かう先は敵国の忍の長の元。

褥を交わす初夜の前に
短剣を首へとぽとり椿になるわ。



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