見世物小屋の少年たち【R18】

わらいしなみだし

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舞台1ー21

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 舞台上で相手役は舞台子と交わる……演舞を行う。
 しかし、それはあくまでも舞台子が客に春を売る準備の演舞。
 相手役は客が挿入できるように舞台子の前準備に男根を使うのだ。
 そう、あくまでも客のため。
 中での射精はご法度なのであった。

 準備が終われば用無しの張り詰めた男根。
 射精感は自分の肌襦袢に客の前で吐き出さねばならなかった。

 御簾越しの客が動き出した。

「今日の伊久殿はこの持ち合わせでは足りぬ!屋敷へ戻って五十両持ってこい!」
「御意!」

 斜め前にある御簾の客も同伴の者が部屋から出たのに気がつき、横に居る共の者に指令を出す。

「向こうは金子を調達するようだ。ワシも負けてはおれぬ。あと二十両用立てよ!」
「はっ!」
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