君に捧げる物語

わらいしなみだし

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2024/01/03  「優しさで溢れている」 了

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優しさは世界に溢れている

それを感じる人もいれば
感じられない人もいる

人は日々様々な物事に心も体ももまれていく

そうして人は素直な心で物事を視ることが出来なくなる

いつのまにか、自分だけの色眼鏡を作ってしまい
自分だけの判断でその色眼鏡で物事を視てしまう

優しさを優しさに感じることが出来ず
良心を悪意に捉えることさえある

人は産まれた瞬間から時間と共に
色眼鏡を作っていくものなのかもしれない

心をまっさらにして、無を思えた時にそっと見つめたら
世界がどれほど優しさに溢れているか、わかるよ

真実なんて、見えたり曇ったりするものだけど
心も簡単に色眼鏡を外すことは出来なくても

それでもね、素直な純粋な気持ちは
何処かに残っているものだと思っている

パンドラの箱のように、希望が最後に隠れているのだから
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