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妖魔篇
妖魔篇-2
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現在
「お腹空いたぁぁ…なんで私が佐々木七瀬って名乗らないといけないし!」
魔界から出たのは良いがここ3日は野宿でろくなものを食べていない。あまりの空腹で頭が全然回転しない。仕方ない。ここで寝ますかね。
「まだ眠ってるようだし… そっとしてあげましょ。この子を見てると… 運命を感じるわ…」
声が聞こえ気がつくとふかふかのベッドとモフモフの毛布に包まれて気持ちよく眠っていたようだ。そのまま二度寝をしようとするとすぐ隣には身長の小さめなポニーテールの少女がいた。
「誰だっ!」
「おはよう…。ここは私の家。あなたが倒れていたところをそのまま拾ってあげたわ。」
ニコッと微笑む少女を黙って睨みつける。そして私のお腹が鳴った
「お腹空いたでしょ…。ご飯を今から用意するから待ってて。なんならもう少しこのベッドで眠っても大丈夫。」
少女は悪い人じゃなさそう…。と私が油断してると目の前にいた猫が人間になり突然私に抱きついて来た。そのあと私の匂いを嗅ぐと目を輝かせた。
「わぁぁっ!!ココアさん以外の魔法使いさんを初めて見ましたにゃ!」
「ココアとはさっきの女の子の事か…。」
「そうにゃ!そして、私の名前は村雲ブラン!ココアさんの昔からの友達にゃ!そして使い魔にゃ~」
「先に名乗るとは礼儀正しい。」
「わかんにゃい!笑顔だよ!難しい言葉を使わにゃい!」
「はぁ?」
ブランは私に鏡を見せた。
「凄い気難しい校長みたいな顔してるにゃ! せっかく可愛いから口調も可愛くしようにゃ!」
「そんなにうるさく言うなら手本を見せてみろ。」
ブランは一瞬困った顔をしたがすぐに首を縦に振り実演して見せた。
「にっししし、今日も良い天気だね!」
私はブランのあまりにもアホな喋り方に驚いた。
「お前…私がこんなバカなことをするとでも…?」
「君が似合う喋り方を実演しただけにゃ。」
ブランは期待の目で私を見つめる。その目線はまるで「やれ!」と命令するほどのプレッシャーだ。仕方ない…。
「にしし…こんな感じか?」
「元気が足りにゃい!」
「にしし!!こんな感じでどうか!!」
「怖いにゃ!」
こういうやりとりしてると頭の片隅の記憶が蘇ってくる。これは一体なんなんだ。
「にゃ、どうしたにゃ?」
「あはは、ごめん!何かを思い出しそうで…」
「おぉぉ!」
記憶が蘇ったせいなのか自然と口調が変わった。それに対してブランは関心を見せ始める。
「これで…良い? もう勘弁してね?」
「可愛いからにししっ!言って欲しいにゃ!」
こんな調子でブランの「にしし」の笑い方の指導は長かった。そのせいか本当に私の笑い方が「にししっ」になってしまい私自身も恥ずかしくなる。
「君の名前は?」
次は私の名前を聞いて来た。どうせアスタロトと名乗ると改良してくるだろう。ここは「佐々木七瀬」と名乗った。
「可愛いにゃ!行方不明の女の子と同じに名前だけど可愛いにゃ!顔もよく見ると似てるにゃ。」
「そっか。」
行方不明の女の子の名前も同じ名前だと聞いたら彼女は気の毒だ。大体行方不明の原因は魔界に迷い込むか悪魔を召喚して代償を支払うか神隠しにあうかだ。魔界に迷い込んだら住人に喰われるし代償を支払えば2度と元に戻ることはできない。彼女がこの2つじゃないことを祈りたいばかり。
「にゃ~…やっぱり疲れてる顔してるにゃ。」
私は黙って眠りにつくことにした。
続く
「お腹空いたぁぁ…なんで私が佐々木七瀬って名乗らないといけないし!」
魔界から出たのは良いがここ3日は野宿でろくなものを食べていない。あまりの空腹で頭が全然回転しない。仕方ない。ここで寝ますかね。
「まだ眠ってるようだし… そっとしてあげましょ。この子を見てると… 運命を感じるわ…」
声が聞こえ気がつくとふかふかのベッドとモフモフの毛布に包まれて気持ちよく眠っていたようだ。そのまま二度寝をしようとするとすぐ隣には身長の小さめなポニーテールの少女がいた。
「誰だっ!」
「おはよう…。ここは私の家。あなたが倒れていたところをそのまま拾ってあげたわ。」
ニコッと微笑む少女を黙って睨みつける。そして私のお腹が鳴った
「お腹空いたでしょ…。ご飯を今から用意するから待ってて。なんならもう少しこのベッドで眠っても大丈夫。」
少女は悪い人じゃなさそう…。と私が油断してると目の前にいた猫が人間になり突然私に抱きついて来た。そのあと私の匂いを嗅ぐと目を輝かせた。
「わぁぁっ!!ココアさん以外の魔法使いさんを初めて見ましたにゃ!」
「ココアとはさっきの女の子の事か…。」
「そうにゃ!そして、私の名前は村雲ブラン!ココアさんの昔からの友達にゃ!そして使い魔にゃ~」
「先に名乗るとは礼儀正しい。」
「わかんにゃい!笑顔だよ!難しい言葉を使わにゃい!」
「はぁ?」
ブランは私に鏡を見せた。
「凄い気難しい校長みたいな顔してるにゃ! せっかく可愛いから口調も可愛くしようにゃ!」
「そんなにうるさく言うなら手本を見せてみろ。」
ブランは一瞬困った顔をしたがすぐに首を縦に振り実演して見せた。
「にっししし、今日も良い天気だね!」
私はブランのあまりにもアホな喋り方に驚いた。
「お前…私がこんなバカなことをするとでも…?」
「君が似合う喋り方を実演しただけにゃ。」
ブランは期待の目で私を見つめる。その目線はまるで「やれ!」と命令するほどのプレッシャーだ。仕方ない…。
「にしし…こんな感じか?」
「元気が足りにゃい!」
「にしし!!こんな感じでどうか!!」
「怖いにゃ!」
こういうやりとりしてると頭の片隅の記憶が蘇ってくる。これは一体なんなんだ。
「にゃ、どうしたにゃ?」
「あはは、ごめん!何かを思い出しそうで…」
「おぉぉ!」
記憶が蘇ったせいなのか自然と口調が変わった。それに対してブランは関心を見せ始める。
「これで…良い? もう勘弁してね?」
「可愛いからにししっ!言って欲しいにゃ!」
こんな調子でブランの「にしし」の笑い方の指導は長かった。そのせいか本当に私の笑い方が「にししっ」になってしまい私自身も恥ずかしくなる。
「君の名前は?」
次は私の名前を聞いて来た。どうせアスタロトと名乗ると改良してくるだろう。ここは「佐々木七瀬」と名乗った。
「可愛いにゃ!行方不明の女の子と同じに名前だけど可愛いにゃ!顔もよく見ると似てるにゃ。」
「そっか。」
行方不明の女の子の名前も同じ名前だと聞いたら彼女は気の毒だ。大体行方不明の原因は魔界に迷い込むか悪魔を召喚して代償を支払うか神隠しにあうかだ。魔界に迷い込んだら住人に喰われるし代償を支払えば2度と元に戻ることはできない。彼女がこの2つじゃないことを祈りたいばかり。
「にゃ~…やっぱり疲れてる顔してるにゃ。」
私は黙って眠りにつくことにした。
続く
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