Little Which

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妖魔篇

妖魔篇-9

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Little Which#9

 「満足したかしら?」
土煙のなかなんもなかったような姿でお姉ちゃんが出てきて私と七瀬さんとブランは驚愕した。
 「私はこの子が怖がってばかりで見捨てたから怒ってるわ。私が国の革命によって犠牲になる時あなたすら助けなかったじゃない。今も人任せじゃない? あの時みたいに逃げなさいよ」
「………」
「あなたたちを殺したらあいつらも殺してあげる。みんなまとめてそうしたら私も消える事ができるわ」
「その人達はもういないですよ……」
 私は自分の重たい口を開き真実を告げ始めた。
「どういうことよ?」
「私が殺した……お姉ちゃんが死んでしまった日に黒魔術を研究して一つの組織を潰せるほどの魔法を見つけて魔力が暴走してあの国ごと滅ぼしてしまいました。」
「何言ってるのよ…変な嘘をつかないで。」
「嘘じゃないよ。私に許しを乞う言葉や暴走した時に殺したみんなの断末魔もしっかり覚えてるし本当に人ってあっさり死ぬって実感しました。だから私の手はとても真っ黒なんだ。」
私が真実を話した途端お姉ちゃんは頭を抱え始め何かに苦しみだした。
「当時の新聞記事にも載ってますよ。」
「もう良いわよ!!結構…。私のために…何やってるのよ…。」
「お姉ちゃんはもう恨みなんて抱えなくて良い。全部私がやりました。とても心が痛くて今でもその罪を背負って生きてます。」
「あなたは人を殺せないぐらい優しい子なのにどうして私のためにそんなことしたのよ!国一つ滅ぼすなんてあなた…」
お姉ちゃんは大きく落胆してそのまま無言でいる。そして私の友達2人も驚愕を隠せてない様子。
「なーんだそんなことか。」
そういう七瀬さんはちょっと笑顔を見せた後に真剣な表情になった。
「私はそのまま罪を背負うって言うのかな。なんやかんや反省して生き続けていったら良いと思うよ。過去に囚われて落ち込み続けるよりも今、目の前にあることに一生懸命生きてそこにいる妖魔のお姉さんの分も色々楽しんで生きていったら良いと思う。お二人ともやっぱり姉妹だね。にししっ」
そう長々話してるとお姉ちゃんが消えかかっていく。
「ごめんなさいね、一緒に帰るって事は叶わないみたいよ。」
「お姉ちゃん!私もついていく!私も今から…」
お姉ちゃんは首を横に振った。
「結構。あなたの事は恨んでるからもう見たくないわ。さようなら」
その言葉を最後にお姉ちゃんは完全に消えた。そして最後にお姉ちゃんの言葉の優しい嘘に気づき泣き崩れた。
お姉ちゃんだって消える直前に泣いてたじゃないですか…
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