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4話
初めての姉妹喧嘩
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「海音さんからフォローされた…有名人からフォローされた!」
私は早速よろしくお願いしますと送る。
そして、特にやることなくベッドで寝転がり何も考えず目を閉じ、ずっとお姉ちゃんのことを考えてた。お姉ちゃんは優しい。でも、その優しさはみんなに与えられるもの。
「心が遠く感じる…」
「ねぇっ!」
いつのまにかお姉ちゃんが心配そうに私を見ていた。私はそれに驚く事しかできず唖然としてるだけ。
「大丈夫?私が遊びに来てノックしても返事がないから開けたらなんかボソボソ言ってたけど」
「…お姉ちゃんは特別な人いる?」
お姉ちゃんは即「オズワルド君!」と答える。
「お姉ちゃん…」
私はお姉ちゃんが行方不明になった理由が彼に対する優しさだと知っていた。何故か怒りがこみ上げてきた。私はお姉ちゃんの手を払いパジャマのまま部屋から外に出た。お姉ちゃんはそんな私を追いかけるが私の方が足が速いのでお姉ちゃんから逃げ切れた。たどり着いた先はベアトリーチェさんと出会った公園だった。
「私…お姉ちゃんに怒ってしまった。お姉ちゃん悪くないのに…」
私は自分の行いを後悔しつつも公園のベンチで1人塞ぎ込む。
「追いついた…八重、なんで怒ってるの?」
お姉ちゃんのぜぇぜぇしながら私に問いかける。
「お姉ちゃんは………優しい…」
「そんな事ない。」
「お姉ちゃんと仲良くなりたい。」
「もう仲良しだよ!あずきちゃん達と八重は私は仲良し」
私はそれに対してもっと怒りがこみ上げてくる。何故かは私自身もわからない。お姉ちゃんが大好きなのになんで私自身が怒ってるのかわからない。
「お姉ちゃん7年前に…行方不明になった…。オズワルドさんを助けたくて悪魔にお願いして生贄になって…お姉ちゃんにとって家族って何?」
「私は…オズワルド君が…死にそうだったから無我夢中で…でも、今は戻ってきて仲良ししてるしそれに私は八重とたくさん出かけたいなぁ」
お姉ちゃんは私をまっすぐな目で見つめる。
「都合良いね、お姉ちゃん…お姉ちゃんにとっては昔だけど私にとっては今…私も出かけたいのもお姉ちゃんの優しくしたいって欲でしょ?」
お姉ちゃんはとても戸惑っていた。私はお姉ちゃんに近づきお姉ちゃんの顔を見つめた。
「八重、ごめん優しさとか欲とかよくわからないよ」
「私、お姉ちゃんがいなくなってからどうしたら良いかわからなかった、リストカットしようとも思ったけど、痛いの嫌だし死のうと思ったけど死ぬのが怖くて出来なかった。」
「ごめんなさい。」
お姉ちゃんは自分のした事に気付いたのか塞ぎ込んで怯えてた。
「私が怖いの?」
「私って本当に馬鹿。ダメお姉ちゃんだ。八重のことここまで傷つけちゃって…じゃあ、私、お詫びとしてオズワルド君と別れて八重のそばにい…」
私はお姉ちゃんを殴った。
「やめて、そんなだったら私はお姉ちゃんと関わらない。」
お姉ちゃんは涙をポロポロと流しながら首を横に振りながら私を掴む。
「…先帰って…このままだと、私、お姉ちゃんの心を壊しそう、ううん壊れた…」
私がそう言おうとするとお姉ちゃんは私を殴り返した。
「…」
「逆ギレ?」
お姉ちゃんは私をとても怒ったような顔で見る
「あのさ…八重、ごめんなさい。でも良い加減にして」
私はお姉ちゃんを更に殴った。気がついたら2人で殴り合いしていた。
「お姉ちゃんの髪の毛が好き、お姉ちゃんの優しさが好き、お姉ちゃんの顔が好き、お姉ちゃんの元気なところが好き、お姉ちゃんの全部が好き、だから私は怒ってる!」
「だったら喧嘩なんてする必要ないでしょ!八重を助けようとしてるのに!」
私とお姉ちゃんはお互い胸ぐらを掴みあう。
「何やってるのかしら?姉妹喧嘩かしら?夜中からうるさいわよ」
ベアトリーチェさんが私たちを呆れた目で見てた。
「りーちゃん、止めるの?」
「いえ?喧嘩なら勝手にやってちょうだい、でも、近所迷惑よ?」
私もお姉ちゃんはお互い胸ぐらを掴むのをやめた。
「あのね、八重、七瀬。2人が姉妹なのは意外だわ、2人とも私の友達だし、正直驚いたわ。だから友達として近所迷惑をするなら止めさせてもらうわ。
私とお姉ちゃんは口を膨らませる。
「はぁ…大体ね、聞こえてたから言うわ。八重はお姉ちゃんに特別に思ってほしいけどお姉ちゃんに幸せになってほしい。七瀬はたとえ自分を犠牲にしても八重ちゃんを助けたい。そりゃあ、すれ違うわ。お互いに価値観を押し付け合ってるだけじゃない。」
私とお姉ちゃんは気まずそうに下を向く。
「あと、その手は殴り合う為じゃなくて手を取り合う為でしょう。」
「…お姉ちゃん、ごめんなさい。」
「八重、ごめん!」
私とお姉ちゃんはお互いに謝るといつのまにか手を繋いでた。
「あはは、お姉ちゃん、ボロボロだよ。私達変な理由で喧嘩しちゃって服汚れちゃったね」
「にしし、じゃあ、帰ったらお風呂入る?」
私は無言で頷く。
「やれやれ、これは日本一近所迷惑な姉妹喧嘩だったわ。2人とも私の友達だから、2人に喧嘩してもらっては私が気まずいわ、だから喧嘩するならあまり周りを巻き込まないでほしいわ」
私とお姉ちゃんは「はーい」と答えて一緒に帰った。その前にお姉ちゃんに唐突に大好きなハグをした。
「あら、イチャイチャしてるわね」
七瀬は「うるさい!」と恥ずかしそうに怒鳴った。
続く
私は早速よろしくお願いしますと送る。
そして、特にやることなくベッドで寝転がり何も考えず目を閉じ、ずっとお姉ちゃんのことを考えてた。お姉ちゃんは優しい。でも、その優しさはみんなに与えられるもの。
「心が遠く感じる…」
「ねぇっ!」
いつのまにかお姉ちゃんが心配そうに私を見ていた。私はそれに驚く事しかできず唖然としてるだけ。
「大丈夫?私が遊びに来てノックしても返事がないから開けたらなんかボソボソ言ってたけど」
「…お姉ちゃんは特別な人いる?」
お姉ちゃんは即「オズワルド君!」と答える。
「お姉ちゃん…」
私はお姉ちゃんが行方不明になった理由が彼に対する優しさだと知っていた。何故か怒りがこみ上げてきた。私はお姉ちゃんの手を払いパジャマのまま部屋から外に出た。お姉ちゃんはそんな私を追いかけるが私の方が足が速いのでお姉ちゃんから逃げ切れた。たどり着いた先はベアトリーチェさんと出会った公園だった。
「私…お姉ちゃんに怒ってしまった。お姉ちゃん悪くないのに…」
私は自分の行いを後悔しつつも公園のベンチで1人塞ぎ込む。
「追いついた…八重、なんで怒ってるの?」
お姉ちゃんのぜぇぜぇしながら私に問いかける。
「お姉ちゃんは………優しい…」
「そんな事ない。」
「お姉ちゃんと仲良くなりたい。」
「もう仲良しだよ!あずきちゃん達と八重は私は仲良し」
私はそれに対してもっと怒りがこみ上げてくる。何故かは私自身もわからない。お姉ちゃんが大好きなのになんで私自身が怒ってるのかわからない。
「お姉ちゃん7年前に…行方不明になった…。オズワルドさんを助けたくて悪魔にお願いして生贄になって…お姉ちゃんにとって家族って何?」
「私は…オズワルド君が…死にそうだったから無我夢中で…でも、今は戻ってきて仲良ししてるしそれに私は八重とたくさん出かけたいなぁ」
お姉ちゃんは私をまっすぐな目で見つめる。
「都合良いね、お姉ちゃん…お姉ちゃんにとっては昔だけど私にとっては今…私も出かけたいのもお姉ちゃんの優しくしたいって欲でしょ?」
お姉ちゃんはとても戸惑っていた。私はお姉ちゃんに近づきお姉ちゃんの顔を見つめた。
「八重、ごめん優しさとか欲とかよくわからないよ」
「私、お姉ちゃんがいなくなってからどうしたら良いかわからなかった、リストカットしようとも思ったけど、痛いの嫌だし死のうと思ったけど死ぬのが怖くて出来なかった。」
「ごめんなさい。」
お姉ちゃんは自分のした事に気付いたのか塞ぎ込んで怯えてた。
「私が怖いの?」
「私って本当に馬鹿。ダメお姉ちゃんだ。八重のことここまで傷つけちゃって…じゃあ、私、お詫びとしてオズワルド君と別れて八重のそばにい…」
私はお姉ちゃんを殴った。
「やめて、そんなだったら私はお姉ちゃんと関わらない。」
お姉ちゃんは涙をポロポロと流しながら首を横に振りながら私を掴む。
「…先帰って…このままだと、私、お姉ちゃんの心を壊しそう、ううん壊れた…」
私がそう言おうとするとお姉ちゃんは私を殴り返した。
「…」
「逆ギレ?」
お姉ちゃんは私をとても怒ったような顔で見る
「あのさ…八重、ごめんなさい。でも良い加減にして」
私はお姉ちゃんを更に殴った。気がついたら2人で殴り合いしていた。
「お姉ちゃんの髪の毛が好き、お姉ちゃんの優しさが好き、お姉ちゃんの顔が好き、お姉ちゃんの元気なところが好き、お姉ちゃんの全部が好き、だから私は怒ってる!」
「だったら喧嘩なんてする必要ないでしょ!八重を助けようとしてるのに!」
私とお姉ちゃんはお互い胸ぐらを掴みあう。
「何やってるのかしら?姉妹喧嘩かしら?夜中からうるさいわよ」
ベアトリーチェさんが私たちを呆れた目で見てた。
「りーちゃん、止めるの?」
「いえ?喧嘩なら勝手にやってちょうだい、でも、近所迷惑よ?」
私もお姉ちゃんはお互い胸ぐらを掴むのをやめた。
「あのね、八重、七瀬。2人が姉妹なのは意外だわ、2人とも私の友達だし、正直驚いたわ。だから友達として近所迷惑をするなら止めさせてもらうわ。
私とお姉ちゃんは口を膨らませる。
「はぁ…大体ね、聞こえてたから言うわ。八重はお姉ちゃんに特別に思ってほしいけどお姉ちゃんに幸せになってほしい。七瀬はたとえ自分を犠牲にしても八重ちゃんを助けたい。そりゃあ、すれ違うわ。お互いに価値観を押し付け合ってるだけじゃない。」
私とお姉ちゃんは気まずそうに下を向く。
「あと、その手は殴り合う為じゃなくて手を取り合う為でしょう。」
「…お姉ちゃん、ごめんなさい。」
「八重、ごめん!」
私とお姉ちゃんはお互いに謝るといつのまにか手を繋いでた。
「あはは、お姉ちゃん、ボロボロだよ。私達変な理由で喧嘩しちゃって服汚れちゃったね」
「にしし、じゃあ、帰ったらお風呂入る?」
私は無言で頷く。
「やれやれ、これは日本一近所迷惑な姉妹喧嘩だったわ。2人とも私の友達だから、2人に喧嘩してもらっては私が気まずいわ、だから喧嘩するならあまり周りを巻き込まないでほしいわ」
私とお姉ちゃんは「はーい」と答えて一緒に帰った。その前にお姉ちゃんに唐突に大好きなハグをした。
「あら、イチャイチャしてるわね」
七瀬は「うるさい!」と恥ずかしそうに怒鳴った。
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