遠距離関係〜寂しがり屋の少女の物語〜

フリーで楽しむマン

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5話

新しい友達

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「先程はお姉ちゃん、ごめなさい。私…変になっちゃって…」
 私はお姉ちゃんにさっきひどいことを言ったりしたことをを謝った。私、たくさんお姉ちゃんからもらったのにわがままを言うなんて…。
  「自分のしたいことを抑えすぎ」
 お姉ちゃんは私のおでこに優しくデコピンをした。
 私にはお姉ちゃんの言ってる意味がわからなかった。
 「ん~、私もまだ成長してる途中だから難しいことはわからないけど、自分のやりたいことをどんどんすることが一番だよ。」
 「ごめん、何言ってるかわからない。私、お姉ちゃんがいなくなるのは嫌なだけなのに…私、お姉ちゃんがいないと生きて…」
 「にしし、私はいなくならないよ、でも八重ちゃんに興味持ってくれてる人いるからその子たちの事を優先してあげて、私はオズワルド君とのランデブーを楽しむので」
  あくまでもあいつが大好きなんですか…私と同じ道へ進まないなんて…でも…
 「お姉ちゃんの幸せを応援することにします…。」
 「にしし、ありがとう。八重ちゃんならわかってくれるって信じてた。」
 この会話がきっかけで私もお姉ちゃんはお互い縛るものは無くなった。この瞬間私は本当に自分のやりたい事を見つけるのであった。
 そして翌日の部室で私は勇気を出してあずき先輩に話しかけた。
 「あずき先輩はいつも何を読んでいるんですか?」
 あずき先輩は静かにこちらに振り向くとクスッと微笑んだ。
 「あたしに話しかけるなんて珍しいね、これは、あたしの憧れのキャラが出てる本なの。」
 「く、詳しく知りたいです。コミニュケーションは大事ですし」
 私はあずき先輩の趣味が気になった。
 「あらすじから話すと少女が逃げるところから始まって、便利屋を運営してるある男の人がある男の人らからその少女を引き渡すように依頼されるが少女を見つけた途端その男の人が突然、男の人らに依頼を断って少女を保護する話です。設定的に少女が話すことが出来ないからどうコミニュケーションを取ったりするかそこも見逃せないですね。」
 こんな長く話す先輩は初めて見ました…。
 「つまり、実は依頼した人達はヤバイ人達だったって事ですか?」
 「そうね、特に好きというか実際にいたらラブまで行ってるけど実際にはいないから特に好きなキャラは依頼を断った男の人のフェルドさん。」
 あずき先輩が…意外なことに二次元のキャラを好きになるなんて…ますます興味深いです。連絡先交換…しようと頑張れ私
 「素敵な趣味をお持ちですね。私、先輩のことがもっと知りたいです。連絡先を交換してください。」
 「 あたしを口説いてるの?」
 あずき先輩は笑いを堪えながら私に問う。
 「八重ちゃんが初めて積極的に友達を作ろうとするんだから緊張しちゃってるね。でも、あたしに告白してるみたいなシチュエーションだね」
 私は緊張したあまり堅苦しくなったことが恥ずかしくなっていった。
  「可愛いのう、八重ちゃん、そんな一生懸命な八重ちゃんとあたしは素敵な友達でいるね。これ、あたしの手作りのハンカチ」
 あずき先輩は嬉しそうな表情を浮かべて私にハンカチを渡した。
 「今度は霧崎墨緒ってキャラのマシンガントークを聞いてもらうから!もちろん八重ちゃんのお姉ちゃんも巻き添えねうふふ」
 あずき先輩の話を聞くのがとても楽しみ…。でも私も大胆に行かなきゃ。
 「じゃあ、私は!お姉ちゃんの話をします!」
 あずき先輩は「おけ」と返事をした。
 「あずきちゃん!私も参加したい☆」
 黒髪のショートヘアの女の子が会話に入り出した、この子はセーヌ先輩。
 「セーヌちゃんもおいで!」
 「じゃあ、私はベアトリーチェさんを呼んできます。」
 セーヌ先輩は突然にやけて別口調で話した。
 「そうね、歓迎嬉しいわね。八重に招待されるなんて私も立派な友達として見られたのかしら」
 セーヌ先輩の声がベアトリーチェさんと似ていた。
 あずき先輩は苦笑いしていた。
 「バラすとするわ、私は吸血鬼の王のベアトリーチェ・ブランジュ。別の名前はセーヌ・ダルクだわ。」
 私は驚きのあまり言葉が出ず、ベアトリーチェさんの言うことを理解するのに翌日までかかったとは言うまでもない。
 続く
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