11 / 15
10話
別れていく道
しおりを挟む
私は急いで家に向かって。走って行った。やっぱり、あの時お姉ちゃんが悩んでる時に話を聞いてあげれば良かった!私は胸が張り裂けそうなぐらい罪悪感に蝕まれてゆく。
「今度は私が助ける!」
そして家に着き慌てて扉を開け自分とお姉ちゃんの部屋に駆け込んだ。
「お姉ちゃん…?どうしたの?」
「ありゃ。将来の相談だよ?にしし、もしかして、すごく悩んでると思った?」
「絶対そう思ったの!」
お姉ちゃんはため息を吐くと私の顔をじっと見つめた。
「夢が出来ちゃったよ。にしし…先生になる為にここの地元から離れた大学に行くの。」
「そう…お姉ちゃんは一人暮らしするんだね。」
お姉ちゃんは黙って頷く。
その時、私の心の中で止めたい。なんとでもしても止めたいという心が暴れているが凄く必死に止める。
「お姉ちゃん…いつここから出るの?」
「にしし、もうすぐかな。最後に君の顔が見たくて。」
私は声がなかなか出ない。
「そんな、私と一生会えないわけじゃないでしょう。」
「ひっぐ…ひっぐ…」
言葉の出ない私は必死に泣くところを押さえてるがそれが出てしまって、お姉ちゃんはどうしたら良いかと考える。
「私は他の人と友達が出来た…でも、やっぱり…心が遠い感じがするの…遠距離関係…と名付けてるけど。近くにいるの…お姉ちゃんしかなかった。」
お姉ちゃんは大きな作り笑いした。
「にししし!!そんなに私のこと想ってたの!正直、昔の事も全然覚えてないから…想われる資格ないお姉ちゃんだよ?」
「関係ない!!お姉ちゃんは私の理想の人。その明るさで沢山の人を元気付けて…今まで色んな敵からこの世界を守ってたの知ってる…よ?」
お姉ちゃんは突然私にハグした。
「私が君の理想なら、君は私の可愛い妹。でも、いずれ道は分かれるし、価値観が変わってすれ違うことがあるし、もしかしたらもう繋がりが切れちゃう事もあるし、自分の憎むべき人になるかもしれない。世の中そんなぐらい何が起こるかわからないよ。」
「価値観が違ってもお姉ちゃんが憎むべき人になっても理想から外れても!お姉ちゃんが私のこと大嫌いになっても、私は…わからない…。お姉ちゃん…正論言うし…」
お姉ちゃんは黙って去ろうとした。
「ふざけないで!!もしその時は私の道を進みます!
勝手にお姉ちゃんのこと大好きでいます!!だからにお姉ちゃんは嫌いになる時は勝手に嫌いになってください!一生、好かれなかったとしてもお姉ちゃんが幸せだったら良いです!」
私は心の中の本音を込めてお姉ちゃんの正論に対抗した。
「そっか…。そっかぁ…そこまで言う理由がわからないよ…。…荷物として入れるつもりだけど、これは私に必要ないからあげるね。」
お姉ちゃんは私に杖と帽子を渡した。
「…大切にするよ。絶対大切にするよ…。」
「にしし、意外と遠距離関係というのは今の八重ちゃんなら問題無いよ。応援してるよ!いずれ、道は違ってもまたばったり会うもんだからその間に沢山の人と出会うんだよにしし、またね私の天使。」
お姉ちゃんは時間を見ると慌てて出て行った。
続く
「今度は私が助ける!」
そして家に着き慌てて扉を開け自分とお姉ちゃんの部屋に駆け込んだ。
「お姉ちゃん…?どうしたの?」
「ありゃ。将来の相談だよ?にしし、もしかして、すごく悩んでると思った?」
「絶対そう思ったの!」
お姉ちゃんはため息を吐くと私の顔をじっと見つめた。
「夢が出来ちゃったよ。にしし…先生になる為にここの地元から離れた大学に行くの。」
「そう…お姉ちゃんは一人暮らしするんだね。」
お姉ちゃんは黙って頷く。
その時、私の心の中で止めたい。なんとでもしても止めたいという心が暴れているが凄く必死に止める。
「お姉ちゃん…いつここから出るの?」
「にしし、もうすぐかな。最後に君の顔が見たくて。」
私は声がなかなか出ない。
「そんな、私と一生会えないわけじゃないでしょう。」
「ひっぐ…ひっぐ…」
言葉の出ない私は必死に泣くところを押さえてるがそれが出てしまって、お姉ちゃんはどうしたら良いかと考える。
「私は他の人と友達が出来た…でも、やっぱり…心が遠い感じがするの…遠距離関係…と名付けてるけど。近くにいるの…お姉ちゃんしかなかった。」
お姉ちゃんは大きな作り笑いした。
「にししし!!そんなに私のこと想ってたの!正直、昔の事も全然覚えてないから…想われる資格ないお姉ちゃんだよ?」
「関係ない!!お姉ちゃんは私の理想の人。その明るさで沢山の人を元気付けて…今まで色んな敵からこの世界を守ってたの知ってる…よ?」
お姉ちゃんは突然私にハグした。
「私が君の理想なら、君は私の可愛い妹。でも、いずれ道は分かれるし、価値観が変わってすれ違うことがあるし、もしかしたらもう繋がりが切れちゃう事もあるし、自分の憎むべき人になるかもしれない。世の中そんなぐらい何が起こるかわからないよ。」
「価値観が違ってもお姉ちゃんが憎むべき人になっても理想から外れても!お姉ちゃんが私のこと大嫌いになっても、私は…わからない…。お姉ちゃん…正論言うし…」
お姉ちゃんは黙って去ろうとした。
「ふざけないで!!もしその時は私の道を進みます!
勝手にお姉ちゃんのこと大好きでいます!!だからにお姉ちゃんは嫌いになる時は勝手に嫌いになってください!一生、好かれなかったとしてもお姉ちゃんが幸せだったら良いです!」
私は心の中の本音を込めてお姉ちゃんの正論に対抗した。
「そっか…。そっかぁ…そこまで言う理由がわからないよ…。…荷物として入れるつもりだけど、これは私に必要ないからあげるね。」
お姉ちゃんは私に杖と帽子を渡した。
「…大切にするよ。絶対大切にするよ…。」
「にしし、意外と遠距離関係というのは今の八重ちゃんなら問題無いよ。応援してるよ!いずれ、道は違ってもまたばったり会うもんだからその間に沢山の人と出会うんだよにしし、またね私の天使。」
お姉ちゃんは時間を見ると慌てて出て行った。
続く
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる