17 / 35
第1章~無能な勇者~
第5話Part.2~勝利の祝杯~
しおりを挟む
防具を脱いだ後はミリアと一緒に再びギルドの建物の方へと行く。報酬を受け取る前にシューインに言いがかりを付けられてしまったため、まだお金を受け取れていなかったからだ。
「おっ!ブレイドだ!いやあお前のお陰で稼がせてもらったぜ!ありがとな!」
「はっはっは!礼に一杯奢らせてくれよ!」
俺たちがギルドに入ると、俺とアイツの決闘を見た後に先に戻っていた者たちが酒を飲んで酔っ払っていた。相当出来上がっているらしく陽気なノリで俺たちに絡んでくる。俺はそれを軽くかわしながら受付のカウンターへ行く。
「ブレイド様、ベルナール様、お待ちしておりました」
受付嬢が改めて報酬の20万カニーを持ってきてくれた。この報酬は俺とミリアで山分け。お互いの財布に1万カニー金貨を10枚ずつ財布に入れた。
「報酬受け取ったんだろォ?ほら、俺に一杯奢らせろォ」
「何飲む?やっぱり酒だろ?」
「それじゃあラスタを」
「お?とりあえずラスタだね。」
「嬢ちゃんは何飲む?やっぱりメルメルか?」
「私はマーレイをストレートでお願いします」
「マ、マーレイ?!ストレートォ?!」
律義に報酬を受け取るまで待っていてくれた冒険者たちに円卓まで連れていかれて隣同士で座らされる。俺とミリアは冒険者たちに一杯奢ってもらうことになった。
俺が頼んだのはラスタ。バクと呼ばれる穀物を加工した酒だ。この加工の工程によってシュワシュワとした飲み物で、スカッとしたのど越し。特に暑い時期に好まれる飲み物だ。
冒険者たちにも愛飲者が多く、いつから言われ始めたのかは知らないが、冒険者たちが集まって最初に頼むときはとりあえずラスタと言うらしい。
そして一方でミリアが頼んだのはマーレイ。こちらはコンと呼ばれる穀物を主体に、バクなどの穀物を原料にした酒だ。
俺が頼んだラスタは原料を発酵させて終わりだが、マーレイは発酵させた原料を更に加熱して蒸留する。ラスタの酒濃度は大体5度くらいだが、マーレイは主流のもので大体45度辺り、モノによれば60度にもなる相当強い酒だ。
しかも彼女は水で割ったり氷を入れたりもせずそのまま飲むらしい。マーレイは元から荒々しいイメージのある酒なのだが、ミリアも相当尖った飲み方をする。
俺とミリアに奢ってくれる冒険者たちも酒には相当詳しいようで、彼らもそして俺も一様に驚いて、ミリアに思わず聞き返した。
そもそも俺はミリアが酒を飲んでも良い年齢かどうかも分かりかねていた。国にもよるが早くても酒は16歳からだったはず。このガルヴァン王国でも16歳から。俺の年齢は18歳なので問題なく飲める。
「私、17歳なので大丈夫です!」
「い、いや嬢ちゃん……それにしてもマーレイは大丈夫なのか?」
「大丈夫って……?」
「兄ちゃん……あんなこと言ってるが、大丈夫か……?」
「まあ本人が言ってますし……」
「よ、よぉ~し、じゃあ兄ちゃんにはとりあえずラスタ!嬢ちゃんにはマーレイだ!」
ミリアも自分が幼く見られることは自覚しているらしく、自分の年齢は17歳だと言う。まあ年齢に関してもそうなのだが、そもそも飲めるのかが心配な俺たち。冒険者の1人がマーレイを飲めるのかと聞くが、彼女はイマイチ彼の質問の意味が掴めていない。
俺はミリアが飲めるというのなら飲めるんだろうということで、それで大丈夫と答え、冒険者も給仕の女性に注文をする。
比較的すぐに持ってこられた俺のラスタとミリアのマーレイ。冒険者たちもそれぞれ自分の酒を頼んでグラスやジョッキを持っている。
「それじゃあ勇者ブレイド様一行のイングジャミ討伐と、ブレイドの決闘の勝利を祝して乾杯だあああああ!」
「カンパーイ!!」
非常に威勢のいい声で叫ぶ冒険者。この円卓だけではなく間違いなくギルド中に聞こえただろう。俺たちはコツンとジョッキやグラスを軽く当ててからグイっと一杯行く。俺は高さ15センメラー、幅10センメラーほどの樽型のジョッキの半分ほどの量を飲む。
そして俺はミリアの方が気になって隣を見てみる。無い!彼女のグラスからマーレイが無くなっている!彼女のグラスは高さと幅が大体9センメラーほどあるが、そのグラスに一滴も酒が残っていない。
「み、ミリア……じぇ、じぇんぶ行ったのか……?」
「はい!ここのマーレイはおいしいですね」
「じょ、嬢ちゃん、若いのにすげえな……」
俺は驚きのあまり声をひっくり返しながらミリアに尋ねる。だが彼女はケロッとした顔で、このギルドで出されているマーレイは美味しいと言っている。これは明らかに俺より酒が強い。そんなことを思っていると、この様子を見ていた負けず嫌いの冒険者たちがミリアと飲み比べを挑む。
だが全員ミリアに潰される。その間彼女は酒を水のように飲み干し、顔色一つ変えていない。
「あの嬢ちゃんバケモノだ……」
「酒豪王ベティスの生まれ変わりかなんかか……?」
大の男たちが酔いつぶれ、ミリアだけがニコニコと談笑している状態を遠巻きで見ていた冒険者たちは口々に、酒豪王ベティスの生まれ変わりか何かだと噂した。
このガルヴァン王国の歴代の王の1人にとてつもない酒豪と知られていた王が居た。その王の名前がベティスといったらしい。俺はあまり知らないが、騎士100人を順繰りに飲み比べて全員酔い潰したとか、他国の王が酒に目がないベティスを酔い潰そうとしたら一向に潰れず、城の酒が無くなって断念したとかいう逸話が残っているらしい。
「いやあ~いいもん見せてもらったぜぇ!色々な意味で」
「結局1杯どころじゃ済まなくなりましたけど、本当に大丈夫ですか?」
「おう!いいってことよ!」
「ごちそうさまでした」
「じゃあな嬢ちゃん。良い飲みっぷりだったぜ!」
随分と気の良い冒険者たちだった。結局一杯で済まないどころか、あの飲み比べの分まで出してくれた彼らと別れる。
もう辺りは日が落ちてしまっており、今から薬草採集に出るのは無理だ。そのため今日はもう宿を取って一泊することにした。
「おっ!ブレイドだ!いやあお前のお陰で稼がせてもらったぜ!ありがとな!」
「はっはっは!礼に一杯奢らせてくれよ!」
俺たちがギルドに入ると、俺とアイツの決闘を見た後に先に戻っていた者たちが酒を飲んで酔っ払っていた。相当出来上がっているらしく陽気なノリで俺たちに絡んでくる。俺はそれを軽くかわしながら受付のカウンターへ行く。
「ブレイド様、ベルナール様、お待ちしておりました」
受付嬢が改めて報酬の20万カニーを持ってきてくれた。この報酬は俺とミリアで山分け。お互いの財布に1万カニー金貨を10枚ずつ財布に入れた。
「報酬受け取ったんだろォ?ほら、俺に一杯奢らせろォ」
「何飲む?やっぱり酒だろ?」
「それじゃあラスタを」
「お?とりあえずラスタだね。」
「嬢ちゃんは何飲む?やっぱりメルメルか?」
「私はマーレイをストレートでお願いします」
「マ、マーレイ?!ストレートォ?!」
律義に報酬を受け取るまで待っていてくれた冒険者たちに円卓まで連れていかれて隣同士で座らされる。俺とミリアは冒険者たちに一杯奢ってもらうことになった。
俺が頼んだのはラスタ。バクと呼ばれる穀物を加工した酒だ。この加工の工程によってシュワシュワとした飲み物で、スカッとしたのど越し。特に暑い時期に好まれる飲み物だ。
冒険者たちにも愛飲者が多く、いつから言われ始めたのかは知らないが、冒険者たちが集まって最初に頼むときはとりあえずラスタと言うらしい。
そして一方でミリアが頼んだのはマーレイ。こちらはコンと呼ばれる穀物を主体に、バクなどの穀物を原料にした酒だ。
俺が頼んだラスタは原料を発酵させて終わりだが、マーレイは発酵させた原料を更に加熱して蒸留する。ラスタの酒濃度は大体5度くらいだが、マーレイは主流のもので大体45度辺り、モノによれば60度にもなる相当強い酒だ。
しかも彼女は水で割ったり氷を入れたりもせずそのまま飲むらしい。マーレイは元から荒々しいイメージのある酒なのだが、ミリアも相当尖った飲み方をする。
俺とミリアに奢ってくれる冒険者たちも酒には相当詳しいようで、彼らもそして俺も一様に驚いて、ミリアに思わず聞き返した。
そもそも俺はミリアが酒を飲んでも良い年齢かどうかも分かりかねていた。国にもよるが早くても酒は16歳からだったはず。このガルヴァン王国でも16歳から。俺の年齢は18歳なので問題なく飲める。
「私、17歳なので大丈夫です!」
「い、いや嬢ちゃん……それにしてもマーレイは大丈夫なのか?」
「大丈夫って……?」
「兄ちゃん……あんなこと言ってるが、大丈夫か……?」
「まあ本人が言ってますし……」
「よ、よぉ~し、じゃあ兄ちゃんにはとりあえずラスタ!嬢ちゃんにはマーレイだ!」
ミリアも自分が幼く見られることは自覚しているらしく、自分の年齢は17歳だと言う。まあ年齢に関してもそうなのだが、そもそも飲めるのかが心配な俺たち。冒険者の1人がマーレイを飲めるのかと聞くが、彼女はイマイチ彼の質問の意味が掴めていない。
俺はミリアが飲めるというのなら飲めるんだろうということで、それで大丈夫と答え、冒険者も給仕の女性に注文をする。
比較的すぐに持ってこられた俺のラスタとミリアのマーレイ。冒険者たちもそれぞれ自分の酒を頼んでグラスやジョッキを持っている。
「それじゃあ勇者ブレイド様一行のイングジャミ討伐と、ブレイドの決闘の勝利を祝して乾杯だあああああ!」
「カンパーイ!!」
非常に威勢のいい声で叫ぶ冒険者。この円卓だけではなく間違いなくギルド中に聞こえただろう。俺たちはコツンとジョッキやグラスを軽く当ててからグイっと一杯行く。俺は高さ15センメラー、幅10センメラーほどの樽型のジョッキの半分ほどの量を飲む。
そして俺はミリアの方が気になって隣を見てみる。無い!彼女のグラスからマーレイが無くなっている!彼女のグラスは高さと幅が大体9センメラーほどあるが、そのグラスに一滴も酒が残っていない。
「み、ミリア……じぇ、じぇんぶ行ったのか……?」
「はい!ここのマーレイはおいしいですね」
「じょ、嬢ちゃん、若いのにすげえな……」
俺は驚きのあまり声をひっくり返しながらミリアに尋ねる。だが彼女はケロッとした顔で、このギルドで出されているマーレイは美味しいと言っている。これは明らかに俺より酒が強い。そんなことを思っていると、この様子を見ていた負けず嫌いの冒険者たちがミリアと飲み比べを挑む。
だが全員ミリアに潰される。その間彼女は酒を水のように飲み干し、顔色一つ変えていない。
「あの嬢ちゃんバケモノだ……」
「酒豪王ベティスの生まれ変わりかなんかか……?」
大の男たちが酔いつぶれ、ミリアだけがニコニコと談笑している状態を遠巻きで見ていた冒険者たちは口々に、酒豪王ベティスの生まれ変わりか何かだと噂した。
このガルヴァン王国の歴代の王の1人にとてつもない酒豪と知られていた王が居た。その王の名前がベティスといったらしい。俺はあまり知らないが、騎士100人を順繰りに飲み比べて全員酔い潰したとか、他国の王が酒に目がないベティスを酔い潰そうとしたら一向に潰れず、城の酒が無くなって断念したとかいう逸話が残っているらしい。
「いやあ~いいもん見せてもらったぜぇ!色々な意味で」
「結局1杯どころじゃ済まなくなりましたけど、本当に大丈夫ですか?」
「おう!いいってことよ!」
「ごちそうさまでした」
「じゃあな嬢ちゃん。良い飲みっぷりだったぜ!」
随分と気の良い冒険者たちだった。結局一杯で済まないどころか、あの飲み比べの分まで出してくれた彼らと別れる。
もう辺りは日が落ちてしまっており、今から薬草採集に出るのは無理だ。そのため今日はもう宿を取って一泊することにした。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
Sランクパーティを追放されたヒーラーの俺、禁忌スキル【完全蘇生】に覚醒する。俺を捨てたパーティがボスに全滅させられ泣きついてきたが、もう遅い
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティ【熾天の剣】で《ヒール》しか使えないアレンは、「無能」と蔑まれ追放された。絶望の淵で彼が覚醒したのは、死者さえ完全に蘇らせる禁忌のユニークスキル【完全蘇生】だった。
故郷の辺境で、心に傷を負ったエルフの少女や元女騎士といった“真の仲間”と出会ったアレンは、新パーティ【黎明の翼】を結成。回復魔法の常識を覆す戦術で「死なないパーティ」として名を馳せていく。
一方、アレンを失った元パーティは急速に凋落し、高難易度ダンジョンで全滅。泣きながら戻ってきてくれと懇願する彼らに、アレンは冷たく言い放つ。
「もう遅い」と。
これは、無能と蔑まれたヒーラーが最強の英雄となる、痛快な逆転ファンタジー!
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる