71 / 113
第1章 ウィムンド王国編 2
冊立不能の理由たるもの
しおりを挟む
「ふむ。そこまで嫌ならば仕方あるまいな」
どう見ても最初から好き好んで聞かされてはいなかっただろう竜の咆哮にバカルダサーレが否を口にしたことで、やっとアーウィンは紫板を叩いて咆哮をリピートで流す行為を辞める言葉を口にした。
水色の半透明な光を放つ板上で、身体を横へ回すようにして球体の中から床へと降り立ち、バカルダサーレの方へと歩いてゆく。
「先程、御用改めと申しておったようだが、この者が何処の誰で、何の権限を以ってここへ乱入しておるのか、分かる者は誰か居るかね?」
「っ!」
アーウィンの問いに、その場の者は誰もが喉を詰まらせる。
第1王子でしかなく、政にも刑務にも携わってなどいないバカルダサーレにアーウィン捕縛の権限がないことは明らかだ。
加えて言うのであれば、フェリシティアがアーウィンの傍付として侍ることを約した時に彼の国境侵犯については、この国の最高権力者である国王陛下自ら不問の判断を下しているのだ。
これからこの大陸に起こることを考えても彼を捕縛することで生じるリスクは、計り知れないものであり、間違ってもバカルダサーレにそれを肩代わりできる実力も能力もありはしなかった。
「恐れながら申し上げます。バカルダサーレ王子殿下。お父上であられる国王陛下から、ワイバーン討伐と城下町の復興を手助けしていただいた礼として、不測の事態であった国境侵犯は不問とする裁定が既に下されております。何を以ってして、捕縛などと申されて、騎士達と共に強行突入を敢行されたのですかな?」
一応、相手は次期国王なので、立てない訳にも行かず、席を立って2人の傍まで足を運んだフリュヒテンゴルト公爵が、そう問いかけた。
対するバカルダサーレは、涙と鼻水と小水とでグチャグチャになったまま、未だガタガタと震えていた。
「ううっ、あ、姉上がっ、思い上がったっ、田舎の王族にっ、この国のっ、次期国王がっ、だれなのかっ、思い知らせてやれとっ! 捕まえてっ、閉じ込めてっ、姉上の為にっ、一生っ、宝石を作らせてやるからっ、連れてこい、とっ!」
素直に背後関係を白状ったバカルダサーレの言い分。
あっさりと判明した黒幕とその目的に室内へと呆れ色の溜息が唱和された。
「アーウィン殿下、失礼いたしました。どうやら国王陛下をはじめ、我々と王のお子様達の間にきちんとした情報共有がされておらなんだようです。国を代表し、伏してお詫び申し上げます」
フリュヒテンゴルト公爵が、その場に片膝をつき、右手を胸に当てて上身を前へと深く折り曲げ、立てている膝よりも下に頭の位置を落として謝罪を送った。
それを目にしたアーウィンは、一言も音声を発さないまま視線を再びバカルダサーレへと戻した。
ビクッ、とあからさまにバカルダサーレの身が跳ねる。
「次期国王と申すからには、この者が貴国の王太子という認識でよいのだな?」
「いえ。残念ながら冊立はしておりませんので、第1王子殿下のお立場におられます」
問われたことに事実のみをフリュヒテンゴルト公爵が答えるとアーウィンの眉間に僅かな皺が寄った。
「然程、幼くは見えぬ容姿だが、幾つなのだ?」
「半年程前、15になられた由にございます」
「その年で何故、冊立出来ぬ? 国への貢献や血統、後ろ盾のいづれかに、看過出来ぬ問題でも発生しておるのか?」
「はい。……御婚約者がまだお決まりにならず、おっしゃる通り、冊立に足る実績も特にない状態でごさいまして……」
疑念も顕に質問を重ねるアーウィンは、フリュヒテンゴルト公爵が、その問いに答える度、どんどん眉間の皺を深めている。
信じられないものを見るような目になっていく彼の様子が深まってゆくにつけ、何故か自分達が居た堪れなくなってきて、室内の者達は皆、一様に俯き、目を閉じて口元を1度もにょらせてから、ぐっと閉じた。
「昨日のワイバーン戦に出陣は?」
「いえ……お腰の剣は、美術装飾品でございまして実用には、耐えられず……魔法も……バカルダサーレ王子殿下の属性は、土のみでして。全魔力を注いでも、こう、水面の泡のように、地面が、ぽこっとするだけでございまして……ワイバーンと戦うどころか、近づかせる訳にも、なかなか……」
物凄く言いにくそうに並べられたことに、アーウィンの面が驚愕に染まった。
思わず、といった風情でバカルダサーレを凝視すると彼はまるで「ワイバーンなんて無理無理」と言わんばかりに激しく首を横に振りまくっていた。
「フリュヒテンゴルト公爵」
「はっ」
「貴国の貴族制度は、王族も含めて色々と緩やかなようだな? それとも権力を行使する時に、その正当性を問うことなく、血筋だけで無許可行使が罷り通るのかね?」
「っ、誠に、申し訳なく……」
「確かに共有不足や伝達不足もあるのだろう。だが、このような専横を容認する文化が歴史上で長続きした試しはない。例え此度、私が竜の脅威を退けたとしても、その国自体が民の起こす革命で消え去れば意味がないのだがな?」
ここまでの話しを聞いていれば、やってくる竜が巻き起こす大陸規模の災害で民がこれまでの飢饉など比べ物にならないレベルで困窮するのは目に見えている。
そんな時世に、竜への対抗手段も持たず、普段よりも更に求心力の落ちた各国の王侯貴族達が、ただ自分達から搾取するだけの存在と化したことに気づいた者から民は反旗を翻す。
どうせ飢えて死ぬのなら、戦って富める者から奪うことで生き延びる可能性に賭ける死を選ぶ。
そんな未来が来ないと誰が言い切れよう。
「く、くだらぬ! 民の起こす革命なぞ、軍で蹴散らし、先導した者を見せしめに殺せばよいのだ!」
虚勢なのか、はたまた本心からそう言ったのか。
バカルダサーレが叫んだ言葉にフリュヒテンゴルト公爵は、悔しげに奥歯を噛み鳴らし、口を噤んで居た者達が一斉に立ち上がって彼を睨みつけた。
それを見て一瞬だけ、怯むような仕草をしたけれど常からそうだからなのだろう。
グチャグチャな様相もそのままに、勢いよく立ち上がると完全に見下した目をして、その場の者達を睥睨す為、顎を反らして無理矢理、目線を下げる形で室内を見やる。
「次期国王たる俺の言葉に、何か文句でもあるのかっ⁈」
大上段から言い放った言葉に廊下から慌てて走って来たような音が響く。
「大有りだ、愚か者っ‼︎」
会議室へと走り込んで来た人物は、そう叫んでバカルダサーレの頭を左手で鷲掴みすると足を払って、掴んだ頭を床へと叩きつけた。
「‼︎」
その人物に、室内の者が皆、息を飲む。
「………陛下」
フリュヒテンゴルト公爵が、呆気に取られて呟いた呼称に室内の空気が凍りついていた。
どう見ても最初から好き好んで聞かされてはいなかっただろう竜の咆哮にバカルダサーレが否を口にしたことで、やっとアーウィンは紫板を叩いて咆哮をリピートで流す行為を辞める言葉を口にした。
水色の半透明な光を放つ板上で、身体を横へ回すようにして球体の中から床へと降り立ち、バカルダサーレの方へと歩いてゆく。
「先程、御用改めと申しておったようだが、この者が何処の誰で、何の権限を以ってここへ乱入しておるのか、分かる者は誰か居るかね?」
「っ!」
アーウィンの問いに、その場の者は誰もが喉を詰まらせる。
第1王子でしかなく、政にも刑務にも携わってなどいないバカルダサーレにアーウィン捕縛の権限がないことは明らかだ。
加えて言うのであれば、フェリシティアがアーウィンの傍付として侍ることを約した時に彼の国境侵犯については、この国の最高権力者である国王陛下自ら不問の判断を下しているのだ。
これからこの大陸に起こることを考えても彼を捕縛することで生じるリスクは、計り知れないものであり、間違ってもバカルダサーレにそれを肩代わりできる実力も能力もありはしなかった。
「恐れながら申し上げます。バカルダサーレ王子殿下。お父上であられる国王陛下から、ワイバーン討伐と城下町の復興を手助けしていただいた礼として、不測の事態であった国境侵犯は不問とする裁定が既に下されております。何を以ってして、捕縛などと申されて、騎士達と共に強行突入を敢行されたのですかな?」
一応、相手は次期国王なので、立てない訳にも行かず、席を立って2人の傍まで足を運んだフリュヒテンゴルト公爵が、そう問いかけた。
対するバカルダサーレは、涙と鼻水と小水とでグチャグチャになったまま、未だガタガタと震えていた。
「ううっ、あ、姉上がっ、思い上がったっ、田舎の王族にっ、この国のっ、次期国王がっ、だれなのかっ、思い知らせてやれとっ! 捕まえてっ、閉じ込めてっ、姉上の為にっ、一生っ、宝石を作らせてやるからっ、連れてこい、とっ!」
素直に背後関係を白状ったバカルダサーレの言い分。
あっさりと判明した黒幕とその目的に室内へと呆れ色の溜息が唱和された。
「アーウィン殿下、失礼いたしました。どうやら国王陛下をはじめ、我々と王のお子様達の間にきちんとした情報共有がされておらなんだようです。国を代表し、伏してお詫び申し上げます」
フリュヒテンゴルト公爵が、その場に片膝をつき、右手を胸に当てて上身を前へと深く折り曲げ、立てている膝よりも下に頭の位置を落として謝罪を送った。
それを目にしたアーウィンは、一言も音声を発さないまま視線を再びバカルダサーレへと戻した。
ビクッ、とあからさまにバカルダサーレの身が跳ねる。
「次期国王と申すからには、この者が貴国の王太子という認識でよいのだな?」
「いえ。残念ながら冊立はしておりませんので、第1王子殿下のお立場におられます」
問われたことに事実のみをフリュヒテンゴルト公爵が答えるとアーウィンの眉間に僅かな皺が寄った。
「然程、幼くは見えぬ容姿だが、幾つなのだ?」
「半年程前、15になられた由にございます」
「その年で何故、冊立出来ぬ? 国への貢献や血統、後ろ盾のいづれかに、看過出来ぬ問題でも発生しておるのか?」
「はい。……御婚約者がまだお決まりにならず、おっしゃる通り、冊立に足る実績も特にない状態でごさいまして……」
疑念も顕に質問を重ねるアーウィンは、フリュヒテンゴルト公爵が、その問いに答える度、どんどん眉間の皺を深めている。
信じられないものを見るような目になっていく彼の様子が深まってゆくにつけ、何故か自分達が居た堪れなくなってきて、室内の者達は皆、一様に俯き、目を閉じて口元を1度もにょらせてから、ぐっと閉じた。
「昨日のワイバーン戦に出陣は?」
「いえ……お腰の剣は、美術装飾品でございまして実用には、耐えられず……魔法も……バカルダサーレ王子殿下の属性は、土のみでして。全魔力を注いでも、こう、水面の泡のように、地面が、ぽこっとするだけでございまして……ワイバーンと戦うどころか、近づかせる訳にも、なかなか……」
物凄く言いにくそうに並べられたことに、アーウィンの面が驚愕に染まった。
思わず、といった風情でバカルダサーレを凝視すると彼はまるで「ワイバーンなんて無理無理」と言わんばかりに激しく首を横に振りまくっていた。
「フリュヒテンゴルト公爵」
「はっ」
「貴国の貴族制度は、王族も含めて色々と緩やかなようだな? それとも権力を行使する時に、その正当性を問うことなく、血筋だけで無許可行使が罷り通るのかね?」
「っ、誠に、申し訳なく……」
「確かに共有不足や伝達不足もあるのだろう。だが、このような専横を容認する文化が歴史上で長続きした試しはない。例え此度、私が竜の脅威を退けたとしても、その国自体が民の起こす革命で消え去れば意味がないのだがな?」
ここまでの話しを聞いていれば、やってくる竜が巻き起こす大陸規模の災害で民がこれまでの飢饉など比べ物にならないレベルで困窮するのは目に見えている。
そんな時世に、竜への対抗手段も持たず、普段よりも更に求心力の落ちた各国の王侯貴族達が、ただ自分達から搾取するだけの存在と化したことに気づいた者から民は反旗を翻す。
どうせ飢えて死ぬのなら、戦って富める者から奪うことで生き延びる可能性に賭ける死を選ぶ。
そんな未来が来ないと誰が言い切れよう。
「く、くだらぬ! 民の起こす革命なぞ、軍で蹴散らし、先導した者を見せしめに殺せばよいのだ!」
虚勢なのか、はたまた本心からそう言ったのか。
バカルダサーレが叫んだ言葉にフリュヒテンゴルト公爵は、悔しげに奥歯を噛み鳴らし、口を噤んで居た者達が一斉に立ち上がって彼を睨みつけた。
それを見て一瞬だけ、怯むような仕草をしたけれど常からそうだからなのだろう。
グチャグチャな様相もそのままに、勢いよく立ち上がると完全に見下した目をして、その場の者達を睥睨す為、顎を反らして無理矢理、目線を下げる形で室内を見やる。
「次期国王たる俺の言葉に、何か文句でもあるのかっ⁈」
大上段から言い放った言葉に廊下から慌てて走って来たような音が響く。
「大有りだ、愚か者っ‼︎」
会議室へと走り込んで来た人物は、そう叫んでバカルダサーレの頭を左手で鷲掴みすると足を払って、掴んだ頭を床へと叩きつけた。
「‼︎」
その人物に、室内の者が皆、息を飲む。
「………陛下」
フリュヒテンゴルト公爵が、呆気に取られて呟いた呼称に室内の空気が凍りついていた。
0
あなたにおすすめの小説
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
帝国の王子は無能だからと追放されたので僕はチートスキル【建築】で勝手に最強の国を作る!
雪奈 水無月
ファンタジー
帝国の第二王子として生まれたノルは15才を迎えた時、この世界では必ず『ギフト授与式』を教会で受けなくてはいけない。
ギフトは神からの祝福で様々な能力を与えてくれる。
観衆や皇帝の父、母、兄が見守る中…
ノルは祝福を受けるのだが…手にしたのはハズレと言われているギフト…【建築】だった。
それを見た皇帝は激怒してノルを国外追放処分してしまう。
帝国から南西の最果ての森林地帯をノルは仲間と共に開拓していく…
さぁ〜て今日も一日、街作りの始まりだ!!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる