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凡人高校生
16話
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__放課後
「……クソっ、なんで俺が…」
「ドンマイです、朝霧先輩」
2人は揃って、校庭の草むしりをしていた。どうやら生徒会に注意されたらしい。
しかも、特に悪かった数名は、部活も休んで行かなければならないというルールだった。
「俺様のどこが悪いってんだ」
「えっと、…ツーブロピアスネクタイなし。あとはベルトと靴紐ですね!」
「的確に当ててくんな!」
そんな規則ガン無視の朝霧は、今では見違えたようにきちんとした服装になっていた。髪は無理だが。
「何故かこの学校、髪色とかは気にしないのにツーブロだけ当たり強いんですよね」
「んだそれ。つーか、なんでお前も居るんだよ」
いつもと何ら変わりはない姫野を見て朝霧は首を傾げた。
姫野は学校じゃ真面目な方に分類されるので尚更ここに居るのはおかしかった。
「いやそれがですね…。昨日買ったクソデカキーホルダーをカバンにつけていったら怒られました」
「……どんな…?」
「クッッソでっかい鳥のぬいぐるみキーホルダーです…」
「…どれくらいの…?」
「UFOキャッチャーにあるめっちゃデカいぬいぐるみくらいの」
「……バカなのか?お前」
意味不明すぎて思考が追いつかず、草を握ったまま固まってしまう。
「だって可愛かったんですもん!大きくて丸いふわふわな鳥!これを全校生徒に見せなくてどうするんですか!!」
「どうもしねぇよ!」
どうやら可愛いものには目がないらしく、我を忘れてしまったとのこと。朝霧は若干引き気味だった。
「…はぁ、とにかく、早く終わらせて帰りますよ。そして鳥さんを取り返しに行きますよ朝霧先輩」
「……俺は行かねぇぞ?」
_____✻✻_____
「…部活、なくなっちゃった」
外に出た大は、振り返って学校をぼーっと眺めた。練習している男子の低い声色や、吹奏楽部の楽器の音が聞こえてくる。
今日創造部は大以外休みで、顧問の先生は生徒の補習を見ないといけないと空き教室に来れない。
仕方がないので、今日は部活休養日ということにして帰ることとなった。窓側で補習をしている生徒が見え、「おつ」と呟きながら、学校を背にして歩き出す。
「帰ったらゲームするか。…あ、デイリーやってない」
ハマっているゲームのことを考えながら、まだ明るい空の下、大は1人歩を進めている。
「…最近俺、ゲームに脳持ってかれてない?」
帰り道も帰った後もゲームのことと、確かにそう思える点はいくつか上がってきた。
(…これじゃゲームしか考えられなくなりそう)
生活に支障をきたすかもしれないと心配なので、必死に対策を練り始めた。
「あっ、そうだ」
何か考えついたようで、閃いたとジェスチャーをしてみせた。
「背泳ぎで沈んでいった満を思い出そう」
そうして大は無事、帰っても満が頭に過り集中出来ず、早めにゲームを終了することができた。
「……クソっ、なんで俺が…」
「ドンマイです、朝霧先輩」
2人は揃って、校庭の草むしりをしていた。どうやら生徒会に注意されたらしい。
しかも、特に悪かった数名は、部活も休んで行かなければならないというルールだった。
「俺様のどこが悪いってんだ」
「えっと、…ツーブロピアスネクタイなし。あとはベルトと靴紐ですね!」
「的確に当ててくんな!」
そんな規則ガン無視の朝霧は、今では見違えたようにきちんとした服装になっていた。髪は無理だが。
「何故かこの学校、髪色とかは気にしないのにツーブロだけ当たり強いんですよね」
「んだそれ。つーか、なんでお前も居るんだよ」
いつもと何ら変わりはない姫野を見て朝霧は首を傾げた。
姫野は学校じゃ真面目な方に分類されるので尚更ここに居るのはおかしかった。
「いやそれがですね…。昨日買ったクソデカキーホルダーをカバンにつけていったら怒られました」
「……どんな…?」
「クッッソでっかい鳥のぬいぐるみキーホルダーです…」
「…どれくらいの…?」
「UFOキャッチャーにあるめっちゃデカいぬいぐるみくらいの」
「……バカなのか?お前」
意味不明すぎて思考が追いつかず、草を握ったまま固まってしまう。
「だって可愛かったんですもん!大きくて丸いふわふわな鳥!これを全校生徒に見せなくてどうするんですか!!」
「どうもしねぇよ!」
どうやら可愛いものには目がないらしく、我を忘れてしまったとのこと。朝霧は若干引き気味だった。
「…はぁ、とにかく、早く終わらせて帰りますよ。そして鳥さんを取り返しに行きますよ朝霧先輩」
「……俺は行かねぇぞ?」
_____✻✻_____
「…部活、なくなっちゃった」
外に出た大は、振り返って学校をぼーっと眺めた。練習している男子の低い声色や、吹奏楽部の楽器の音が聞こえてくる。
今日創造部は大以外休みで、顧問の先生は生徒の補習を見ないといけないと空き教室に来れない。
仕方がないので、今日は部活休養日ということにして帰ることとなった。窓側で補習をしている生徒が見え、「おつ」と呟きながら、学校を背にして歩き出す。
「帰ったらゲームするか。…あ、デイリーやってない」
ハマっているゲームのことを考えながら、まだ明るい空の下、大は1人歩を進めている。
「…最近俺、ゲームに脳持ってかれてない?」
帰り道も帰った後もゲームのことと、確かにそう思える点はいくつか上がってきた。
(…これじゃゲームしか考えられなくなりそう)
生活に支障をきたすかもしれないと心配なので、必死に対策を練り始めた。
「あっ、そうだ」
何か考えついたようで、閃いたとジェスチャーをしてみせた。
「背泳ぎで沈んでいった満を思い出そう」
そうして大は無事、帰っても満が頭に過り集中出来ず、早めにゲームを終了することができた。
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