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凡人高校生
17話
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__3年2組
「…なぁ凛音。部活あるのにもう帰ってる奴いるな」
「はいはいそうですね~。あと、一応私は先生なんで、ちゃんと凛音先生って呼んでくださーい」
3年2組では、1人の生徒の補習のために、凛音という教師が付き添って教えていた。
「んな事はどうでもいいんだよ。それより、なんで空き教室行かねぇんだ」
「…はぁ、誰かさんが毎回授業サボって最悪なんです。辛うじてテストの日は来てますが…、課題も出さないし。こっちだって怒られるんだから…あ、そこ部首間違ってる」
少し本音が漏れたが、凛音は3年生なのに点数が壊滅的なので、暫くはずっと彼の補習に付き添うということになってしまった。
「漢字もわかんないと、将来仕事できませんよ」
「スマホあるからいいだろ」
「読みがわからなきゃまず検索できないでしょ」
何とも現代っ子な発言をした男は、漢字を書き直したあと、また窓の方へと目を向けた。
「…なぁ凛音。あの歩いてる奴、大なんだよ」
「大…あぁ、大さんですね。思い出しました」
暗記問題の答えが頭に浮かんだように、凛音も窓の外を見た。
「お前、創造部顧問なのに大のこと忘れるのかよ」
「いや~、人の名前とか顔って覚えるの苦手で」
「…そんなんでよく国語の教師になれたもんだぜ」
人の名前は覚えられないけど漢字ならわかると、彼にとっては訳のわからないことを言っている凛音に、問題と同時に頭を抱えた。
「逆に訊きますけど、君はすぐに人の名前覚えられるんですか?羽橋くん」
羽橋の発言にむっとした凛音は、次は彼に訊ねた。すると羽橋は堂々と胸を張って答えた。
「俺は、特定の奴のことはすぐに覚えられる自信がある」
「特定の奴ねぇ…。じゃあそれって、大さんのことですか?」
「ッ!?な、なんでそうなるんだ!」
明らかに隠す気ゼロのようなわかりやすい反応を見せた羽橋。
そんな彼に、凛音は少々目を丸くして、羽橋の顔を見た。彼の顔は真っ赤に火照っていた。
「いやーだって、クラス違うのに名前覚えてますし、なんなら部活まで。
しかもここから見たら豆粒としか思えないほどの小ささで大さんとわかる。大体察しはつきますよ…」
「ちがッ…!それはたまたまだ!偶然知っただけだ!!」
(…わかりやす。これがいわゆるツンデレか…)
羽橋のことを明確に突いてきた凛音。流石今まで教師として生徒を見てきただけある。
ただ、この性格の持ち主が女の子じゃないとわかって、凛音は少し残念そうにため息を吐いた。
「…というか、特定の奴って、どんな理由でそう決めているんです?…そこはしんにょうだ」
特定という単語に疑問を持ったらしく、漢字の間違いを教えながら会話を続けた。
すると、羽橋は間違いを直す前に急に顔を真っ赤に染めて目をぱちぱちさせた。
「はぁ!!?なんでテメェがそんなこと訊くんだよ!!」
「そりゃあ、気になるじゃないですか」
大声を出して机から椅子を離した羽橋に、凛音は驚くこともせず、寧ろ特定のことを知りたがった。
「気になるって…!それは……」
じっと見つめて答えを待っている凛音から目を逸らすべく、羽橋は窓の外へと顔を向けた。
すると丁度、外にいた大が後ろに振り返ってこちらを見ていた。
「!!!?……あ、ああ…」
「?」
外に目を向けた瞬間、羽橋は真っ赤な顔をさらに赤く染めて、しかも汗が止まらない状態だった。凛音は体調が悪いのかと心配して声をかけようとしたが、その前に羽橋が立ち上がり、ガバッと、言葉も引っ込むほどの早さで凛音に抱きついた。
「!?…?、??…」
喉が潰されたように言葉が出なくなった凛音は、疑問符を出し続けることしか出来なかった。
凛音の胸に飛び込んできてそこに顔を埋めている羽橋は、「う、うぅ」と呻き声を上げている。
羽橋が凛音の膝の上に座っているので、彼は動けず、そして、手をどこに置こうと迷いながらもそっと声をかけた。
「ど、どうしたんですか…?羽橋さん…」
凛音の心配そうな声が耳に入り、羽橋はゆっくりと凛音の胸から顔を離し、彼の顔を見た。
羽橋は自然と上目遣いになっており、顔も赤いので、凛音から見ても第3者から見ても絵面が危なかった。
「…だぃと、…大と目があった……」
「……え?」
凛音は一瞬頭が空っぽになった。それは、心配していたことが思っていたものと違ったこと。そして、あの毎回授業に出ず教師にも楯突く強気な羽橋が、今はなんと弱々しいふにゃりとした緩い顔をして尚且つ涙目だったのだ!
凛音も、こんな姿の羽橋は見たことがなく、いや、きっと誰も見たことがないだろう。こんなギャップのある表情を見せつけられて何も思わないはずなく、凛音は少しばかりドキリと心を揺らした。
そして、置き場に困っていた両手を、そっと羽橋の背中に添えた。
「なんで、それだけでこんな反応になるんです…?」
「……俺にとっては大きいことなんだぞ…。話しかけるのにも勇気いるってのによぉ……」
零れそうになった涙を服の裾で拭う。そのせいで目の周りが少し赤くなった。
それでも涙が止まらないので、また裾で拭き取ろうと手を顔に近づけたが、凛音がその腕を掴んでゆっくりと下に下ろした。
そして、彼は裾の代わりに指で羽橋の涙を拭ってやった。
「…なんでそんなに彼と話したいんだ?」
羽橋に感情移入しかけて、敬語が完全に消え去ってしまった。それでも気にせず、凛音は彼の話を聞いてやろうと思った。
それは、教師としての心得か、それとも単に羽橋の話を聞いていたかったのか、あるいはその両方か。凛音にはまだわからなかった。
羽橋は素直に凛音の質問に答えようとした。しっかりと言うことを聞く姿を見て、羽橋は人が変わったように目に映った。
「アイツは、俺と話す義務があるんだよ…。俺が何年大を想ってたか……」
「何年?」
「11年間」
「うわっ、小1からじゃん」
意外と、いや、物凄く長くて凛音は耳を疑った。10年以上大とこういう距離で居続けたのだ。逆にすごい事だ。
「もう少しで12年だ。褒めろ」
「いや、多分そこ褒めるとこじゃない」
相手が女子だったら、片思い歴11年ということになり、とても悲しい男となっていた。しかし、凛音は羽橋の話を聞き、あまり変わりは無いなと1人頷いた。
「それで、小中はたくさん話してたのか?」
「いや1回も無い」
「…は?」
数える程にはあるだろうと質問したが、少し羽橋の心に傷をつける結果となってしまった。
彼は暗い顔をして俯いた。どうやら、8年間は、遠くで見守る存在となっていたようだ。
「…なぁ凛音。部活あるのにもう帰ってる奴いるな」
「はいはいそうですね~。あと、一応私は先生なんで、ちゃんと凛音先生って呼んでくださーい」
3年2組では、1人の生徒の補習のために、凛音という教師が付き添って教えていた。
「んな事はどうでもいいんだよ。それより、なんで空き教室行かねぇんだ」
「…はぁ、誰かさんが毎回授業サボって最悪なんです。辛うじてテストの日は来てますが…、課題も出さないし。こっちだって怒られるんだから…あ、そこ部首間違ってる」
少し本音が漏れたが、凛音は3年生なのに点数が壊滅的なので、暫くはずっと彼の補習に付き添うということになってしまった。
「漢字もわかんないと、将来仕事できませんよ」
「スマホあるからいいだろ」
「読みがわからなきゃまず検索できないでしょ」
何とも現代っ子な発言をした男は、漢字を書き直したあと、また窓の方へと目を向けた。
「…なぁ凛音。あの歩いてる奴、大なんだよ」
「大…あぁ、大さんですね。思い出しました」
暗記問題の答えが頭に浮かんだように、凛音も窓の外を見た。
「お前、創造部顧問なのに大のこと忘れるのかよ」
「いや~、人の名前とか顔って覚えるの苦手で」
「…そんなんでよく国語の教師になれたもんだぜ」
人の名前は覚えられないけど漢字ならわかると、彼にとっては訳のわからないことを言っている凛音に、問題と同時に頭を抱えた。
「逆に訊きますけど、君はすぐに人の名前覚えられるんですか?羽橋くん」
羽橋の発言にむっとした凛音は、次は彼に訊ねた。すると羽橋は堂々と胸を張って答えた。
「俺は、特定の奴のことはすぐに覚えられる自信がある」
「特定の奴ねぇ…。じゃあそれって、大さんのことですか?」
「ッ!?な、なんでそうなるんだ!」
明らかに隠す気ゼロのようなわかりやすい反応を見せた羽橋。
そんな彼に、凛音は少々目を丸くして、羽橋の顔を見た。彼の顔は真っ赤に火照っていた。
「いやーだって、クラス違うのに名前覚えてますし、なんなら部活まで。
しかもここから見たら豆粒としか思えないほどの小ささで大さんとわかる。大体察しはつきますよ…」
「ちがッ…!それはたまたまだ!偶然知っただけだ!!」
(…わかりやす。これがいわゆるツンデレか…)
羽橋のことを明確に突いてきた凛音。流石今まで教師として生徒を見てきただけある。
ただ、この性格の持ち主が女の子じゃないとわかって、凛音は少し残念そうにため息を吐いた。
「…というか、特定の奴って、どんな理由でそう決めているんです?…そこはしんにょうだ」
特定という単語に疑問を持ったらしく、漢字の間違いを教えながら会話を続けた。
すると、羽橋は間違いを直す前に急に顔を真っ赤に染めて目をぱちぱちさせた。
「はぁ!!?なんでテメェがそんなこと訊くんだよ!!」
「そりゃあ、気になるじゃないですか」
大声を出して机から椅子を離した羽橋に、凛音は驚くこともせず、寧ろ特定のことを知りたがった。
「気になるって…!それは……」
じっと見つめて答えを待っている凛音から目を逸らすべく、羽橋は窓の外へと顔を向けた。
すると丁度、外にいた大が後ろに振り返ってこちらを見ていた。
「!!!?……あ、ああ…」
「?」
外に目を向けた瞬間、羽橋は真っ赤な顔をさらに赤く染めて、しかも汗が止まらない状態だった。凛音は体調が悪いのかと心配して声をかけようとしたが、その前に羽橋が立ち上がり、ガバッと、言葉も引っ込むほどの早さで凛音に抱きついた。
「!?…?、??…」
喉が潰されたように言葉が出なくなった凛音は、疑問符を出し続けることしか出来なかった。
凛音の胸に飛び込んできてそこに顔を埋めている羽橋は、「う、うぅ」と呻き声を上げている。
羽橋が凛音の膝の上に座っているので、彼は動けず、そして、手をどこに置こうと迷いながらもそっと声をかけた。
「ど、どうしたんですか…?羽橋さん…」
凛音の心配そうな声が耳に入り、羽橋はゆっくりと凛音の胸から顔を離し、彼の顔を見た。
羽橋は自然と上目遣いになっており、顔も赤いので、凛音から見ても第3者から見ても絵面が危なかった。
「…だぃと、…大と目があった……」
「……え?」
凛音は一瞬頭が空っぽになった。それは、心配していたことが思っていたものと違ったこと。そして、あの毎回授業に出ず教師にも楯突く強気な羽橋が、今はなんと弱々しいふにゃりとした緩い顔をして尚且つ涙目だったのだ!
凛音も、こんな姿の羽橋は見たことがなく、いや、きっと誰も見たことがないだろう。こんなギャップのある表情を見せつけられて何も思わないはずなく、凛音は少しばかりドキリと心を揺らした。
そして、置き場に困っていた両手を、そっと羽橋の背中に添えた。
「なんで、それだけでこんな反応になるんです…?」
「……俺にとっては大きいことなんだぞ…。話しかけるのにも勇気いるってのによぉ……」
零れそうになった涙を服の裾で拭う。そのせいで目の周りが少し赤くなった。
それでも涙が止まらないので、また裾で拭き取ろうと手を顔に近づけたが、凛音がその腕を掴んでゆっくりと下に下ろした。
そして、彼は裾の代わりに指で羽橋の涙を拭ってやった。
「…なんでそんなに彼と話したいんだ?」
羽橋に感情移入しかけて、敬語が完全に消え去ってしまった。それでも気にせず、凛音は彼の話を聞いてやろうと思った。
それは、教師としての心得か、それとも単に羽橋の話を聞いていたかったのか、あるいはその両方か。凛音にはまだわからなかった。
羽橋は素直に凛音の質問に答えようとした。しっかりと言うことを聞く姿を見て、羽橋は人が変わったように目に映った。
「アイツは、俺と話す義務があるんだよ…。俺が何年大を想ってたか……」
「何年?」
「11年間」
「うわっ、小1からじゃん」
意外と、いや、物凄く長くて凛音は耳を疑った。10年以上大とこういう距離で居続けたのだ。逆にすごい事だ。
「もう少しで12年だ。褒めろ」
「いや、多分そこ褒めるとこじゃない」
相手が女子だったら、片思い歴11年ということになり、とても悲しい男となっていた。しかし、凛音は羽橋の話を聞き、あまり変わりは無いなと1人頷いた。
「それで、小中はたくさん話してたのか?」
「いや1回も無い」
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