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四章 十纏との決戦 前編
44話 信頼
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さっき一瞬光が空に伸びて行ったけど、あれはお姉ちゃんだよね。
ってことは、お姉ちゃんも今こっちでお姉ちゃん対策をしてる相手と戦ってるはず。
相手を交換できれば勝てる見込みはある。
「隠れても無駄だってわかってるよね」
「もしかしたら無駄じゃないかもしれないわよ」
「諦めない気持ちってのも僕が持ってない奴だ」
氷美湖が逃げても、エイデンは氷美湖と同じ身体能力に糸が縮む速度も加わり、速度では勝ち目がない。
同様に力も守りも糸の差分氷美湖が負けている。
この糸をあいつが操っている限り私が不利、それなら誰も操れないようにしてあげる!
「鬼石流氷術 氷壁!」
天に届くほどの大きな氷の壁が、糸を巻き込み二人の間に立ちふさがる。
「なるほど、僕がこれにぶつかるようにしようとしたのか。でも、これくらいで止まらないのはお前も知ってるよね」
「当然でしょ。この壁は合図だもの。私は今ここに居るってね」
エイデンはその言葉の意味を考えるが、負け惜しみとしか思えなかった。
今は糸が氷で捕らわれてしまい自在に操作はできないが、この氷壁を壊せばそれも終わり。
後はこの糸を縮めればそこで氷美湖は殺せる。そう考えた。
後ろから灼熱の斬撃が迫っているのを知らずに。
†
輪廻との戦いから離脱した焔は学校を目指し全力で走っていた。
わき目も振らず、輪廻の仕掛ける敵を倒しきらずあしらいながら進んでいるが、焔には少しだけ不安もあった。
氷美湖がいまだに学校にいるかがわからないことだ。
学校以外で襲われている可能性もあるし、学校で戦いを始めたが、すでに移動している可能性も十分に考えられる。
それでもそこに向かうのは学校の方に一瞬だけ氷が見えた気がしたからだった。
「いい加減止まれ!」
輪廻が出したのは生きる爆弾兵。
それが五体一列に並び、爆発の準備をしている。
これが相手なら流石に止まるはず。
爆破の衝撃はあいつも防げていなかったし、少なくとも足を止めて迂回する。
そこで捕獲して――
輪廻の作戦を余所に、焔は足に炎を集め踏み込んだ。
低い位置で滑空するように爆弾兵に近づき躊躇いなく切り伏せる。
爆破するよりも早く通り抜けた焔は爆風を追い風に更に加速し先に進む。
そして目指している先に氷壁があるのを見た。
「そうか、やっぱりそこにいるんだな」
地面を削りながら止まり、槐の柄を握る。
「このくらいの距離なら本気でいいよな。鬼石流居合術 火燕竜爪」
一瞬で炎王を纏い、その増幅した火力を一刀に込める。
コンクリートを気化させながら抜かれた一太刀が、真直ぐに氷壁を目指し飛んでいく。
「やっと止まったのね。これからあんたをってまた逃げるんじゃないわよ!」
追いついた輪廻を無視しまた焔は走り出した。
†
エイデンが焔の斬撃に気がついた時にはすでにそれは背後まで迫っていた。
避けないと死ぬ。直感でそう感じる程に強大な一撃に、エイデンはその場から逃げる。
その大きな燕を模る炎は、天に届く氷壁を飲み込み全てを燃やす。
「今のは僕を狙わせたのか。流石にビックリしたけど、次は――、え、なんで?」
エイデンは自分の姿に戻ったことに驚いた。
糸は繋がっている相手には絶対に切れないはずなのに……。
そうか、さっきの炎か。
僕を倒す為じゃなく、最初からこの糸を切るのが目的か!
「あら、私の考えに気がついたみたいね」
「なんで、対象者以外なら糸を切れるって知ってるんだよ! そうか、レイラが教えたのか」
「違うわ、あんたみたいな能力を持った奴と一対一に誘い込まれたからよ。今まで神流を襲って来たのに今回は私が狙われた。それって個別で私達と戦うつもりか、神流を襲っている間の時間稼ぎでしょ? 時間稼ぎが目的なら二対二で監視する方がいい。そうしないのは、その糸の周りに誰かいると不都合がある。ここまで考えればもう答えよね? その糸はコピーの対象者以外になら切れる」
「正解だよ正解! ならもう一度お前をコピーしてやるよ!」
「それは無理よ。私の時間稼ぎは終わったから」
次の瞬間、爆発音と共に焔がエイデンに切りかかる。
「糸使いよコピーされる」
「玩具使いだ実体化するぞ」
二人は要点だけを伝え、対戦相手を変える。
焔の一撃を紙一重で避けたエイデンは焔の体に手を触れ糸を取り付けた。
「早速お前の能力はコピーしたぞ。折角忠告されたのに……はっ?」
「鬼石流居合術 裂空・波紋。やっぱり自分が相手だと手加減してしまうな」
焔は戸惑うこともせずすぐに攻撃をした。
エイデンは辛うじて反応し偽装槐で防いだが、右腕を一本切り落とされた。
「お前、自分の体が傷つくとは思わないのか?」
「思わないな。氷美湖がそれを言わなかっただろ」
言わなかったから? もし言い忘れだったら自分の腕も落ちていたんだぞ?
なんで、そこまで信用できるんだよ……。
相手の姿を真似て混乱を誘って来たエイデンは逆に混乱させられ、完全に主導権を奪われていた。
落ち着け、まだ戦える。
腕一本は痛いけど、能力が同じならまだ戦いようはあるんだ。
相手の攻撃もちゃんと防げてるし、ここから逆転できる。
落ち着きを取り戻したエイデンへの攻撃が止まった。
槐を握り腰を下ろす。
明らかな抜刀の構えにエイデンは勝利を確信する。
この構えはわかる。さっきと同じ裂空・波紋だ。
それなら僕もカウンターを返せる。
横薙ぎの居合、この刀で受けて反撃をしてやるよ。
「鬼石流居合術 裂空・波紋」
焔が刀を鞘から抜き、エイデンは偽装槐で防ぐ。
同じ刀、同じ能力なら防ぎ切られる。そう確信を持っていたエイデンは偽装槐と共に切り伏せられた。
「同じ槐なら防げると思ったのか? 技の無い刀はただの棒だ。もう聞こえてないだろうけどな」
エイデンと繋がる糸はエイデンの絶命と共に黒い靄に変わり消滅した。
†
焔とエイデンの戦いから少し遅れ、輪廻も学校に到着した。
「もう一人の門番だね?」
「あんたも十纏よね?」
輪廻がポーチに手を入れ、爆弾をいくつか取り出した。
「鬼石流氷術 氷雨」
しかしその爆弾は、冷気で作った氷の礫に全て打ち抜いた。
「まだ手はあるも――!」
ポーチから他のフィギュアを取り出そうとしたが、すでにポーチの紐は切れ地面で凍っていた。
「何かあるならどうぞ。年上のお姉ちゃんとしてお人形遊びに付き合ってあげるわよ」
「舐めるな!! 輪廻はお前みたいな奴を何人も屈服させ続けてきたんだぞ!」
懐から取り出したのは死神の人形。
鎌が触れればその人物の命を確実に奪うゲームに出てくるほぼ無敵のモンスター。
焔に使わなかったのは、移動速度が遅く、このモンスターを退ける唯一の方法が炎だから。
こんな状況になってしまった時のための護身用の一体だ。
しかしその切り札は命を与える前に氷美湖に破壊される。
「なんで……?」
「服の中にある人形は全部壊したわよ。服の膨らみを隠すためにそんな服着てるみたいだけど、それって逆に隠してるって宣伝してるような物よ」
輪廻は隠していた全てが破壊されている気がつき崩れるように膝をついた。
「所詮考えが子供止まりなのよ」
氷美湖は抵抗を止めた輪廻を氷に閉じ込めそれを砕いた。
「数の力はお姉ちゃんには有効だけど、私には意味ないわよ」
砕けた破片は黒い靄に変わった。
ってことは、お姉ちゃんも今こっちでお姉ちゃん対策をしてる相手と戦ってるはず。
相手を交換できれば勝てる見込みはある。
「隠れても無駄だってわかってるよね」
「もしかしたら無駄じゃないかもしれないわよ」
「諦めない気持ちってのも僕が持ってない奴だ」
氷美湖が逃げても、エイデンは氷美湖と同じ身体能力に糸が縮む速度も加わり、速度では勝ち目がない。
同様に力も守りも糸の差分氷美湖が負けている。
この糸をあいつが操っている限り私が不利、それなら誰も操れないようにしてあげる!
「鬼石流氷術 氷壁!」
天に届くほどの大きな氷の壁が、糸を巻き込み二人の間に立ちふさがる。
「なるほど、僕がこれにぶつかるようにしようとしたのか。でも、これくらいで止まらないのはお前も知ってるよね」
「当然でしょ。この壁は合図だもの。私は今ここに居るってね」
エイデンはその言葉の意味を考えるが、負け惜しみとしか思えなかった。
今は糸が氷で捕らわれてしまい自在に操作はできないが、この氷壁を壊せばそれも終わり。
後はこの糸を縮めればそこで氷美湖は殺せる。そう考えた。
後ろから灼熱の斬撃が迫っているのを知らずに。
†
輪廻との戦いから離脱した焔は学校を目指し全力で走っていた。
わき目も振らず、輪廻の仕掛ける敵を倒しきらずあしらいながら進んでいるが、焔には少しだけ不安もあった。
氷美湖がいまだに学校にいるかがわからないことだ。
学校以外で襲われている可能性もあるし、学校で戦いを始めたが、すでに移動している可能性も十分に考えられる。
それでもそこに向かうのは学校の方に一瞬だけ氷が見えた気がしたからだった。
「いい加減止まれ!」
輪廻が出したのは生きる爆弾兵。
それが五体一列に並び、爆発の準備をしている。
これが相手なら流石に止まるはず。
爆破の衝撃はあいつも防げていなかったし、少なくとも足を止めて迂回する。
そこで捕獲して――
輪廻の作戦を余所に、焔は足に炎を集め踏み込んだ。
低い位置で滑空するように爆弾兵に近づき躊躇いなく切り伏せる。
爆破するよりも早く通り抜けた焔は爆風を追い風に更に加速し先に進む。
そして目指している先に氷壁があるのを見た。
「そうか、やっぱりそこにいるんだな」
地面を削りながら止まり、槐の柄を握る。
「このくらいの距離なら本気でいいよな。鬼石流居合術 火燕竜爪」
一瞬で炎王を纏い、その増幅した火力を一刀に込める。
コンクリートを気化させながら抜かれた一太刀が、真直ぐに氷壁を目指し飛んでいく。
「やっと止まったのね。これからあんたをってまた逃げるんじゃないわよ!」
追いついた輪廻を無視しまた焔は走り出した。
†
エイデンが焔の斬撃に気がついた時にはすでにそれは背後まで迫っていた。
避けないと死ぬ。直感でそう感じる程に強大な一撃に、エイデンはその場から逃げる。
その大きな燕を模る炎は、天に届く氷壁を飲み込み全てを燃やす。
「今のは僕を狙わせたのか。流石にビックリしたけど、次は――、え、なんで?」
エイデンは自分の姿に戻ったことに驚いた。
糸は繋がっている相手には絶対に切れないはずなのに……。
そうか、さっきの炎か。
僕を倒す為じゃなく、最初からこの糸を切るのが目的か!
「あら、私の考えに気がついたみたいね」
「なんで、対象者以外なら糸を切れるって知ってるんだよ! そうか、レイラが教えたのか」
「違うわ、あんたみたいな能力を持った奴と一対一に誘い込まれたからよ。今まで神流を襲って来たのに今回は私が狙われた。それって個別で私達と戦うつもりか、神流を襲っている間の時間稼ぎでしょ? 時間稼ぎが目的なら二対二で監視する方がいい。そうしないのは、その糸の周りに誰かいると不都合がある。ここまで考えればもう答えよね? その糸はコピーの対象者以外になら切れる」
「正解だよ正解! ならもう一度お前をコピーしてやるよ!」
「それは無理よ。私の時間稼ぎは終わったから」
次の瞬間、爆発音と共に焔がエイデンに切りかかる。
「糸使いよコピーされる」
「玩具使いだ実体化するぞ」
二人は要点だけを伝え、対戦相手を変える。
焔の一撃を紙一重で避けたエイデンは焔の体に手を触れ糸を取り付けた。
「早速お前の能力はコピーしたぞ。折角忠告されたのに……はっ?」
「鬼石流居合術 裂空・波紋。やっぱり自分が相手だと手加減してしまうな」
焔は戸惑うこともせずすぐに攻撃をした。
エイデンは辛うじて反応し偽装槐で防いだが、右腕を一本切り落とされた。
「お前、自分の体が傷つくとは思わないのか?」
「思わないな。氷美湖がそれを言わなかっただろ」
言わなかったから? もし言い忘れだったら自分の腕も落ちていたんだぞ?
なんで、そこまで信用できるんだよ……。
相手の姿を真似て混乱を誘って来たエイデンは逆に混乱させられ、完全に主導権を奪われていた。
落ち着け、まだ戦える。
腕一本は痛いけど、能力が同じならまだ戦いようはあるんだ。
相手の攻撃もちゃんと防げてるし、ここから逆転できる。
落ち着きを取り戻したエイデンへの攻撃が止まった。
槐を握り腰を下ろす。
明らかな抜刀の構えにエイデンは勝利を確信する。
この構えはわかる。さっきと同じ裂空・波紋だ。
それなら僕もカウンターを返せる。
横薙ぎの居合、この刀で受けて反撃をしてやるよ。
「鬼石流居合術 裂空・波紋」
焔が刀を鞘から抜き、エイデンは偽装槐で防ぐ。
同じ刀、同じ能力なら防ぎ切られる。そう確信を持っていたエイデンは偽装槐と共に切り伏せられた。
「同じ槐なら防げると思ったのか? 技の無い刀はただの棒だ。もう聞こえてないだろうけどな」
エイデンと繋がる糸はエイデンの絶命と共に黒い靄に変わり消滅した。
†
焔とエイデンの戦いから少し遅れ、輪廻も学校に到着した。
「もう一人の門番だね?」
「あんたも十纏よね?」
輪廻がポーチに手を入れ、爆弾をいくつか取り出した。
「鬼石流氷術 氷雨」
しかしその爆弾は、冷気で作った氷の礫に全て打ち抜いた。
「まだ手はあるも――!」
ポーチから他のフィギュアを取り出そうとしたが、すでにポーチの紐は切れ地面で凍っていた。
「何かあるならどうぞ。年上のお姉ちゃんとしてお人形遊びに付き合ってあげるわよ」
「舐めるな!! 輪廻はお前みたいな奴を何人も屈服させ続けてきたんだぞ!」
懐から取り出したのは死神の人形。
鎌が触れればその人物の命を確実に奪うゲームに出てくるほぼ無敵のモンスター。
焔に使わなかったのは、移動速度が遅く、このモンスターを退ける唯一の方法が炎だから。
こんな状況になってしまった時のための護身用の一体だ。
しかしその切り札は命を与える前に氷美湖に破壊される。
「なんで……?」
「服の中にある人形は全部壊したわよ。服の膨らみを隠すためにそんな服着てるみたいだけど、それって逆に隠してるって宣伝してるような物よ」
輪廻は隠していた全てが破壊されている気がつき崩れるように膝をついた。
「所詮考えが子供止まりなのよ」
氷美湖は抵抗を止めた輪廻を氷に閉じ込めそれを砕いた。
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砕けた破片は黒い靄に変わった。
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