最強魔導士の育成論

groria

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第4話 

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ロロが防御魔法訓練を終えた後も特に問題なく進行していき、次にチーム訓練に移行した。

「今からすでに決まっているチームで次の訓練に当たってもらう。次の訓練は簡単なチームでのバトルロワイヤルだ」

訓練の内容は、今から制限時間3時間のうちに1年生の総チーム36チームを6つに分けて、それぞれ撃退した生徒の数で勝敗を決する。

「まだ入学して1月ほどだが、ここで一度戦闘訓練を挟んで君たちに戦闘を体験してもらうことにした。それぞれ所定の位置につくように」

教員がそう言うとチームごとに生徒が話し合いをし始めた。

「足だけは引っ張らないでよね」

ロロとエミリーに向かって怪訝な態度で言うリア。

「なんでそういうことしか言えないの!!今回は1人でやっても意味ないんだよ。もっと協力しようとしないの?」

「どうせあんたら2人じゃまともに戦えないでしょ。そいつだってさっきの防御魔法なかなかお粗末だったじゃない」

ロロは再び怒りを感じる。溜息はつきつつも特に反論することなくただ静かにエミリーとリアが言い合ってるのを見ているだけだった。

「別に俺はそれで構わない。きっちりと仕事をするのであればとやかく言うつもりはない」

「ロロ君まで」

「んじゃ、あんまり足引っ張らないでよね」

リアはそれだけ言ってロロとエミリーから離れて無人のベンチに腰を掛けた。

「エミリー、あいつどうにかならないのかよ。このままだと厄介だぞ」

「確かにそうなんだけど、悪いのは私たちだから」

エミリーは視線をリアから地面に落とす。先ほどまでと顔色がかなり変わってしまった。

「なにかあったのか?」

「ロロ君がここに来る前に一度私たちは別の1人組んだことがあるんだけど、その時に連携がうまくいかなくて」

エミリーはぼそぼそとした声で語り始める。ロロも真剣に聞き始める。

「今回と似たような感じの訓練があったんだけど、リアは突撃して攻撃するのが基本らしいんだけど、それに対して私たちは合わせることができなかったから、リアは勝手に失望したのかな」

「それで、そのもう1人ってのは?」

「リアとは合わないからってそのあとは一切会ってないはず」

「そうか、だからあんな態度をとっていたのか。(だからと言って初対面であの態度はさすがにやりすぎだと思うが)」

「ねえ、リアはあんな態度で怒っちゃうのも無理ないけど、もし危なくなったら助けてあげて」

エミリーは必死にロロに頼み込む。エミリーにとっても負い目を感じているのか瞳は少しだけうるんでいる。

「...気が向いたらな」

ロロはそれだけ言って移動を開始した。エミリーは少し安心した表情で彼の後ろをついてくる。

~~~~~~~~~~~~~~~~

「それでは、今からチームバトルロワイヤルを開始する」

今回のチームバトルロワイヤルは3人チームが全滅した時点で順位が決定する。戦闘で使えない魔法や攻撃手段はなしでとにかく自身の持つ力をすべて発揮することを目的の1つにしているようだ。

「それでは転送する。各々の武運を祈る」

ロロたちは転移魔法で虚構空間に移動した。虚構空間とは魔法で作り上げた空間で、中身は魔力次第である程度自由に変えることができ、致命傷を超えるダメージを受けると自動的に元の場所に逆転送される仕様になっている。

ロロたちの載っている魔法陣が発光し、3人ともを包み込んだ。

「ここは、森か。しかも結構大きいな」

ロロたちは5メートルを超える木々が無数に散らばっている森に転送された。かなり見通しも悪く足元もかなり悪い。

「それじゃ、前に進んでいくわよ」

リアはずかずかと森の中を進んでいく。罠などお構いなしな様子でひたすらに進む。ロロは戦闘経験が豊富であるためこの程度の足元の悪さは問題なかった。

しかし、エミリーはこの森の足元の悪さにかなり苦戦しているのか時折足がもたついており、そのたびにリアはイラつきを隠せずにはいられなかった。

「お、いたぞ」

しばらく歩いたところで奥から男のチームが現れた。2人は剣を手に持っており、少し後ろにもう1人がいる布陣だ。

「やっと現れたね、さっさと粉砕してやる」

そう言ってリアは剣を手に取り特攻を狙う。運動能力がかなり高いようで木々を伝って相手チームに近づく。

「お前は後ろから魔弾で援護してくれ、俺たち2人でこの女を仕留める」

男3人チームは連携を取りながらリアを狙う。剣士2人は挟み撃ちの形で、後ろの生徒もいつでも魔弾が打てるような位置を取っている。

「また勝手なことを、エミリーすぐに行くぞ」

「ええ」

ロロとエミリーは1人突っ走ったリアを追いかける。リアは構わず3人チームに対抗する。

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