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第5話
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エミリーは魔剣を手に持って2人の剣士に挑む。魔剣とは、もともとの剣に魔力を付与させることで耐久性や攻撃力、特殊能力を持った剣である。
リアと剣士2人が接触したタイミングで後ろの生徒が魔弾を飛ばした。しかしリアはさらっとかわしながら剣士2人に攻撃を仕掛ける。
「く、今のが当たらないなんて」
リアがあっさりと回避したことで剣士2人は少し動揺した。そこを見逃さなかったリアは1人の後ろを取り背後から鋭い一撃をくらわす。
「おい、はやく魔弾を打って動きを止めてくれ」
「そんなことを言われても今打てばお前に当たるよ」
リアの位置取りはかなりいいもので常にリアと魔弾使いの生徒の間に剣士を挟むことで魔弾をけん制している。魔弾が打てない隙にリアはもう1人の剣士も斬り払い、魔弾使いの生徒に駆け寄る。
「ひ、あ、当たれ!!」
必死に魔弾を打ち込むが、仲間の2人がすでに倒されているため照準が定まらない上にリアの華麗な回避であっという間に距離を詰められそのまま倒された。
「リアのやつかなり強いな」
「そうだよ、だって入学時は銀級のなかでも上位だったもの」
ロロはさすがに驚いた。リアは相手と同じ銅級にもかかわらず、1対3という不利な状況のなか一度も傷を負わず、できる限り最小限に戦闘をこなしたからである。
「なにか理由があったのか?」
「さっき話したことも関係しているの。その話はまた今度ね」
リアはロロとエミリーのもとに戻る。まるで赤子をあやしたかのような表情、ロロを見るなりまたしても機嫌の悪そうな顔に戻った。
「ふん、結局私1人だけで終わったわね。まったく、遅すぎるわよ」
「ごめん、リア」
エミリーはリアに謝りつつも少し不思議に思ったことがあった。ロロはそこまで足元の悪さに苦労していなかったが到着したのはエミリーと一緒だった。
「これで私の実力はわかったでしょ、あんまり私の邪魔をしないでね」
リアは淡々と2人に言った。剣をしまい、そのまま森の中をさらに進んでいく。
~~~~~~~~~~~~~~~~
先ほどの戦闘から約5分が経過。ロロたちはほかの生徒たちに遭遇していないが着々と残っているチームは減っていきすでに半分を切っている。
「なかなか現れないわね。この調子じゃあ私が手を出すまでもないかしら」
リアはかなり余裕な表情である。ロロとエミリーも彼女の後ろをついているが特に会話はなく静かなものであった。
「リア!!すぐに下がれ!!」
「ん?何言って...」
ロロがいきなりリアに叫んだがリアには響かなかった。しかし叫んだ瞬間地面から突然火柱が5本生えてきた。
「く、」
リアはロロが叫んだことにより少しだけ警戒心があったためギリギリのところで回避した。もしロロの注意がなければ今頃火柱で体が丸焦げでやられてた可能性がある。
「へえ、今の罠に気付くなんて意外ね」
奥から男2人と女1人のチームが現れた。その腕章にか男2人は銀級だが女は金級だった。
「私たちは今の罠で5チームぐらいは仕留めれたけど、引っかからなかったのはあなたたちが初めてね」
しかし、罠にかからなかったにもかかわらず全く同様は見られない。
「こんなのどうってことないわよ。覚悟しなさい!」
リアは先ほど同様魔剣を手に取り特攻する。さすがに相手のほうがランク高いため無謀としか思えない。だがロロは特に手を出す様子はなく見ているだけだ。
「ロロ君、加勢してあげてよ。いくらリアでも相手が悪いよ」
「それはわかっている。しかしこの状況で手を貸してもあいつは認めないだろ。あいつは1人で戦うと意思を見せている以上ここで手を貸すのはあいつを侮蔑していることになるだろう」
「でも、」
リアが立ち回りがうまく運動能力も高いといえども、今回は先ほどの剣士主体ではなく剣士1人と魔弾を使う生徒が1人と罠を仕掛けたりと遠距離攻撃が主である金級が相手である。
実際リアはさっきとは打って変わって余裕な様子は一切なしだ。
「ねえサリーネ、このまま距離取るだけでいいんだよね」
「ええ。彼女はいかにも接近戦の剣士ね。多分遠距離攻撃もないだろうし、私がとどめを刺すから引き続きお願いね」
リアはなんとか男2人を追いかけようとするが、2人は魔弾を時折飛ばすことでうまくリアと一定の距離を取っている。
「準備OKよ」
「「了解」」
サリーネの言葉に男2人は反応し、一斉にリアの方向を向き魔弾を打ち込む。
「こんなヒョロヒョロな弾簡単に防げるわよ」
リアは2人が放った魔弾を防御魔法できれいに防ぎ切った。
しかし、
「ありがとう、予想通りの動きをしてくれて」
男2人のさらに奥からサリーネによる上級水属性魔法【水龍の咆哮】がリアに向かって放たれた。
「く、」
リアは先ほど2人の魔弾を受け止めるために防御魔法を使ったため、すぐに展開ができなかった。そのうえリアに上級魔法を防げるほどの技術を持ち合わせていなかった。
「まずい!!」
リアは防御魔法を展開することができず、顔を腕で覆った。そしてリアにサリーネの魔法が着弾し砂ぼこりが舞った。
リアは仕留めたと地面に降り、チームメイトの2人も余裕な表情をしている。
しかし、
「はあ、むやみに突っ込めばやられることぐらいわかるだろ」
ロロがリアの前でサリーネの魔法を受け止めていた。
リアと剣士2人が接触したタイミングで後ろの生徒が魔弾を飛ばした。しかしリアはさらっとかわしながら剣士2人に攻撃を仕掛ける。
「く、今のが当たらないなんて」
リアがあっさりと回避したことで剣士2人は少し動揺した。そこを見逃さなかったリアは1人の後ろを取り背後から鋭い一撃をくらわす。
「おい、はやく魔弾を打って動きを止めてくれ」
「そんなことを言われても今打てばお前に当たるよ」
リアの位置取りはかなりいいもので常にリアと魔弾使いの生徒の間に剣士を挟むことで魔弾をけん制している。魔弾が打てない隙にリアはもう1人の剣士も斬り払い、魔弾使いの生徒に駆け寄る。
「ひ、あ、当たれ!!」
必死に魔弾を打ち込むが、仲間の2人がすでに倒されているため照準が定まらない上にリアの華麗な回避であっという間に距離を詰められそのまま倒された。
「リアのやつかなり強いな」
「そうだよ、だって入学時は銀級のなかでも上位だったもの」
ロロはさすがに驚いた。リアは相手と同じ銅級にもかかわらず、1対3という不利な状況のなか一度も傷を負わず、できる限り最小限に戦闘をこなしたからである。
「なにか理由があったのか?」
「さっき話したことも関係しているの。その話はまた今度ね」
リアはロロとエミリーのもとに戻る。まるで赤子をあやしたかのような表情、ロロを見るなりまたしても機嫌の悪そうな顔に戻った。
「ふん、結局私1人だけで終わったわね。まったく、遅すぎるわよ」
「ごめん、リア」
エミリーはリアに謝りつつも少し不思議に思ったことがあった。ロロはそこまで足元の悪さに苦労していなかったが到着したのはエミリーと一緒だった。
「これで私の実力はわかったでしょ、あんまり私の邪魔をしないでね」
リアは淡々と2人に言った。剣をしまい、そのまま森の中をさらに進んでいく。
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先ほどの戦闘から約5分が経過。ロロたちはほかの生徒たちに遭遇していないが着々と残っているチームは減っていきすでに半分を切っている。
「なかなか現れないわね。この調子じゃあ私が手を出すまでもないかしら」
リアはかなり余裕な表情である。ロロとエミリーも彼女の後ろをついているが特に会話はなく静かなものであった。
「リア!!すぐに下がれ!!」
「ん?何言って...」
ロロがいきなりリアに叫んだがリアには響かなかった。しかし叫んだ瞬間地面から突然火柱が5本生えてきた。
「く、」
リアはロロが叫んだことにより少しだけ警戒心があったためギリギリのところで回避した。もしロロの注意がなければ今頃火柱で体が丸焦げでやられてた可能性がある。
「へえ、今の罠に気付くなんて意外ね」
奥から男2人と女1人のチームが現れた。その腕章にか男2人は銀級だが女は金級だった。
「私たちは今の罠で5チームぐらいは仕留めれたけど、引っかからなかったのはあなたたちが初めてね」
しかし、罠にかからなかったにもかかわらず全く同様は見られない。
「こんなのどうってことないわよ。覚悟しなさい!」
リアは先ほど同様魔剣を手に取り特攻する。さすがに相手のほうがランク高いため無謀としか思えない。だがロロは特に手を出す様子はなく見ているだけだ。
「ロロ君、加勢してあげてよ。いくらリアでも相手が悪いよ」
「それはわかっている。しかしこの状況で手を貸してもあいつは認めないだろ。あいつは1人で戦うと意思を見せている以上ここで手を貸すのはあいつを侮蔑していることになるだろう」
「でも、」
リアが立ち回りがうまく運動能力も高いといえども、今回は先ほどの剣士主体ではなく剣士1人と魔弾を使う生徒が1人と罠を仕掛けたりと遠距離攻撃が主である金級が相手である。
実際リアはさっきとは打って変わって余裕な様子は一切なしだ。
「ねえサリーネ、このまま距離取るだけでいいんだよね」
「ええ。彼女はいかにも接近戦の剣士ね。多分遠距離攻撃もないだろうし、私がとどめを刺すから引き続きお願いね」
リアはなんとか男2人を追いかけようとするが、2人は魔弾を時折飛ばすことでうまくリアと一定の距離を取っている。
「準備OKよ」
「「了解」」
サリーネの言葉に男2人は反応し、一斉にリアの方向を向き魔弾を打ち込む。
「こんなヒョロヒョロな弾簡単に防げるわよ」
リアは2人が放った魔弾を防御魔法できれいに防ぎ切った。
しかし、
「ありがとう、予想通りの動きをしてくれて」
男2人のさらに奥からサリーネによる上級水属性魔法【水龍の咆哮】がリアに向かって放たれた。
「く、」
リアは先ほど2人の魔弾を受け止めるために防御魔法を使ったため、すぐに展開ができなかった。そのうえリアに上級魔法を防げるほどの技術を持ち合わせていなかった。
「まずい!!」
リアは防御魔法を展開することができず、顔を腕で覆った。そしてリアにサリーネの魔法が着弾し砂ぼこりが舞った。
リアは仕留めたと地面に降り、チームメイトの2人も余裕な表情をしている。
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「はあ、むやみに突っ込めばやられることぐらいわかるだろ」
ロロがリアの前でサリーネの魔法を受け止めていた。
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